「1本をどこに入れるか」だけでなく、どこを支え、どこを整えると自然に見えるかを顔全体から考えます。
このページの内容
ヒアルロン酸治療で
大切にしていること
大切にしているのは、製剤や本数を先に決めることではなく、一人ひとりの状態に合わせて必要な治療を考えることです。診察から注入後の経過まで、次の6つを重視しています。
- 01
部位と目的に合わせて製剤を選ぶ
硬さやなじみ方の違いを踏まえ、注入する部位・層・目的に合う製剤を選択します。
- 02
必要な部位と本数を共有する
顔全体を診察し、優先する部位と量、その理由を施術前にわかりやすく説明します。
- 03
難しい部位ほど慎重に判断する
額や目周りなどは、解剖とリスクを踏まえて適応を慎重に判断します。
- 04
変化を確認しながら調整する
施術中も鏡で状態を共有し、必要に応じて少量ずつ調整します。
- 05
注入後の経過まで見通す
直後の変化だけでなく、なじむまでの経過や追加注入を検討する時期も説明します。
- 06
個人差とリスクを丁寧に伝える
持続期間、仕上がり、ダウンタイムには個人差があることを事前にお伝えします。
ヒアルロン酸のお悩みチェック
年齢によるボリュームの変化や、生まれつきの輪郭バランスが気になっていませんか。
ほうれい線や口元の影が深くなってきた
頬やこめかみのこけが気になる
目の下のくぼみや影が気になる
額の凹凸や丸みを整えたい
あごやフェイスラインを整えたい
唇や涙袋の形を相談したい
同じ「ほうれい線」でも、頬の支え、骨格、皮膚や脂肪の位置によって必要な治療は異なります。診察では、正面・斜め・横顔を確認し、ヒアルロン酸が適しているか、他の治療を組み合わせるかを考えます。
ヒアルロン酸注射とは
ヒアルロン酸ゲルを皮下や骨膜上などへ注入し、顔面の減少したボリュームや輪郭を物理的に補整する治療です。施術直後から変化を確認しやすい一方、腫れや内出血などによって仕上がりが安定するまで時間がかかることがあります。
当院では、厚生労働省承認のジュビダームビスタシリーズを使用しています。製剤ごとに硬さやなじみ方が異なるため、注入する部位・層・目的に合わせて選択します。
たるみを「テントの構造」に
例えて考える
顔の構造をテントに例えると、骨格は全体を支えるポール、皮膚・皮下組織は布地、線維性の支持構造は布地の張りを保つ紐(ロープ)のような役割です。
骨格はテントのポール
テントのポールが布地全体を内側から支えるように、顔では骨格が皮膚や脂肪を支える土台になります。加齢に伴う骨格の形態変化は、こめかみ・目の下・頬などの凹みや影が目立つ一因になります。
皮膚・皮下組織は布地と紐
テントの布地と、それを張って支える紐のように、皮膚・皮下組織と線維性の支持構造が顔の表面を支えています。ハリや支持の変化が重なると、ほうれい線や口元の影、フェイスラインのもたつきとして現れることがあります。
支えと張りの両方を見る
ポールが低くなったり、紐の張りが弱くなったりすると、テントの布地はたるみます。顔でも骨格の支えと表面の変化が重なるため、どちらが主な要因かを診察で整理します。
ヒアルロン酸は、不足したボリュームや骨格の支えを補う選択肢です。一方、皮膚の引き締めやハリを目的とする場合は、HIFU・RFなどの機器治療が候補になることもあります。必要に応じて組み合わせを検討します。
お悩み・部位別のヒアルロン酸治療
ひとつの部位だけでなく、顔全体のつながりを見ながら優先順位を決めます。
頬こけ・こめかみ
失われた支えを補うことで、影や輪郭の凹凸が目立ちにくくなるよう整えます。正面だけでなく、斜めから見た頬骨周りとのつながりも確認します。
ほうれい線・口元
溝だけへ注入するのではなく、中顔面の支えや口元のバランスも診察します。必要に応じて複数の部位へ少量ずつ配分します。
目周り・目の下
皮膚が薄く、血管や神経への配慮が特に必要な部位です。くぼみ、脂肪、頬の高さを確認し、適応を慎重に判断します。
あご・フェイスライン
あご先や下顎のラインを補整し、横顔や口元とのバランスを整えます。たるみが主な場合は、機器治療などが適することもあります。
額
骨格による凹凸や丸みを確認し、顔の上半分との連続性を考えます。血管への誤注入など重い合併症の可能性があるため、慎重な判断が必要です。
唇・涙袋
大きさを変えるだけでなく、左右差や輪郭、顔全体との調和を見ながら量を調整します。希望する形を施術前に共有します。
当院のヒアルロン酸治療
顔全体を見て、注入の優先順位を決める
正面・斜め・横顔で、骨格、左右差、影、ボリュームの変化を確認します。限られた量をどこへ配分すると自然に見えるかを相談しながら計画します。
部位と目的に合わせて製剤と層を選ぶ
やわらかくなじませたい部位と、輪郭を支えたい部位では、必要な製剤や注入層が異なります。ジュビダームビスタシリーズから、状態に合うものを選択します。
変化を確認しながら微調整する
施術前に記録写真を撮影し、デザインを共有します。施術中も状態を確認しながら調整し、注入後の注意点や受診が必要な症状を説明します。
美容医療の発展への貢献が
評価されました
当院院長は、アラガン・エステティックス(アッヴィ合同会社)より、「2025 Certificate of Appreciation」を授与されました。
本表彰は、美容医療に関する正しい知識と技術の普及を目的とした、医療従事者向けセミナーや学会、社外イベントなどにおいて、座長・演者・トレーナーとして活動し、美容医療の発展に貢献した実績が評価されたものです。
※本表彰は医療従事者としての活動実績に関するもので、施術の効果や安全性を保証するものではありません。ヒアルロン酸の症例・関連コラム
実際の症例をもとに、注入部位と配分の考え方をご紹介しています。
横にスクロールして15症例をご覧いただけます
※症例写真は治療結果を保証するものではありません。必要量、経過、仕上がりには個人差があります。
ヒアルロン酸注射の流れ
診察・カウンセリング
お悩み、治療歴、既往歴、希望する変化を確認し、ヒアルロン酸注射の適応を判断します。
記録撮影・デザイン
正面・斜め・横顔を撮影し、注入部位と量の計画を鏡で共有します。
注入
部位に合わせて針やカニューレを選択し、状態を確認しながら注入します。
仕上がり確認
注入後の状態を確認し、必要に応じて微調整します。腫れにより当日の見え方が最終的な仕上がりと異なる場合があります。
アフターケア
過ごし方と緊急受診が必要な症状をご説明します。気になる経過がある場合は早めにご連絡ください。
ヒアルロン酸注射のダウンタイム・リスク
起こりうる反応
痛み、赤み、腫れ、圧痛、内出血、左右差、凹凸、違和感、アレルギー、感染、しこりなどが生じることがあります。
まれですが重い合併症
血管への誤注入や圧迫により、血管閉塞、皮膚障害・壊死、視力障害、失明、脳梗塞などが起こる可能性があります。
施術後の過ごし方
当日は飲酒、激しい運動、長時間の入浴を控えてください。注入部位を強く圧迫したり、揉んだりしないでください。
すぐに連絡が必要な症状
強い痛み、皮膚が白い・紫色になる、網目状の変色、腫れの悪化、見え方の異常、強い頭痛などがある場合は、すぐに当院へご連絡ください。
ヒアルロン酸製剤は血管内へ注入しないこと、眼周囲・眉間・額などでは特に慎重に使用することが添付文書で注意喚起されています。
PMDA「ジュビダームビスタ ボリューマ XC」添付文書を見るヒアルロン酸のよくある質問
ヒアルロン酸注射で顔が不自然にふくらみませんか?
注入部位や量が顔立ちに合っていない場合、不自然に見えることがあります。当院では気になる部分だけでなく顔全体の支えとバランスを診察し、必要量を相談しながら調整します。仕上がりには個人差があります。
ヒアルロン酸注射の効果はどのくらい続きますか?
持続期間は製剤、注入部位、注入量、体質、生活習慣などによって異なります。診察時に使用する製剤と見込まれる経過をご説明します。
ヒアルロン酸注射は痛いですか?
注射のため痛みを伴います。細い針や局所麻酔を用い、痛みと出血に配慮して施術します。感じ方には個人差があります。
ヒアルロン酸注射のダウンタイムはありますか?
腫れ、赤み、痛み、圧痛、内出血などが生じることがあります。内出血は1週間程度で落ち着くことが多いものの、経過には個人差があります。
施術後に気をつけることはありますか?
当日は飲酒、激しい運動、長時間の入浴を控えてください。強い痛み、皮膚の変色、腫れの悪化、見え方の異常などがある場合は、すぐに当院へご連絡ください。
ヒアルロン酸を溶かすことはできますか?
状態に応じてヒアルロニダーゼによる溶解を検討する場合があります。適応、効果、アレルギーなどのリスクを診察のうえで判断します。
