口元のたるみをヒアルロン酸で支えて横顔のもたつきを整える考え方
口元のたるみは、線だけを追うより、口角横の影や下顔面の支えとして見る方が自然なことがあります。口元へヒアルロン酸を使った症例をもとに、当院でどう考えるかを整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年1月7日
- 公開日
- 2026年1月7日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、口元のたるみを見たとき、口角横の影やマリオネットラインだけでなく、下顔面の支えがどう落ちているかを先に整理します。
元記事の症例でも、正面だけでなく斜め顔や横顔で口元のもたつきが軽く見える変化が分かりやすく出ています。
診察では、口元そのものに入れるのか、頬下やフェイスライン側の支えも一緒に見た方が自然かを説明しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
口元の老化は、皮膚のしわだけでなく、口周囲の脂肪や支持靱帯、下顔面全体のボリューム変化が重なって見えることがあります。
ヒアルロン酸フィラーは、口周りの細かなラインだけでなく、口角横の影や下顔面の支えを補う目的でも使われます。
そのため、正面のしわだけではなく、斜めや横顔でどこにもたつきが出ているかを見ることが大切です。
口元のたるみは、線だけでなく支えとして考えます
元記事では、口元を持ち上げるような印象変化が、正面だけでなく斜めや横顔でも確認できます。
口角横の影やマリオネットラインは、線だけを追うより、下顔面の支えの不足として見た方が自然に整うことがあります。
横顔のもたつきまで見ると、治療の置き場所が変わります
正面で気になるのは口元でも、横顔では口角横からフェイスラインにかけての影が目立っていることがあります。
そのため当院では、どこに少し支えを戻すと口元が軽く見えるかを、角度ごとに確かめながら考えています。
大きく盛るより、少し支える方が自然なことがあります
口元は動きが多い部位なので、量を増やしすぎると不自然さが出やすくなります。
少量ずつ支えを足し、表情の動きと馴染む範囲で止めることが、自然な口元につながります。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- 必要本数は口角横の影、マリオネットライン、下顎ラインの支え方で変わります。
- カニューラなど付帯手技が必要な場合は診察内容に応じてご案内します。
口元の治療では、どこに影が出ているかで配分が変わります。実際の本数や組み合わせは診察時に状態を見ながらご案内します。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、違和感、圧痛、左右差がみられることがあります。
- 口元は動きが多いため、凹凸感やしこり感が一時的に気になることがあります。
- まれに血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
口元は表情や口輪筋の動きの影響も受けやすいため、単純に線を埋めるのではなく支え方を見て調整しています。
References
根拠文献・専門情報
-
The Role of Toxins and Fillers in Optimizing Perioral Rejuvenation.
口周りの若返りでボトックスとフィラーをどう組み合わせるかを整理したレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
-
Facial Contouring by Using Dermal Fillers and Botulinum Toxin A: A Practical Approach.
輪郭形成におけるフィラーの役割と設計の実際をまとめたレビューです。
-
Adverse Events Associated with Hyaluronic Acid Filler Injection for Non-surgical Facial Aesthetics: A Systematic Review of High Level of Evidence Studies.
ヒアルロン酸注入に伴う有害事象を整理した系統的レビューです。
よくあるご質問
Q. 口元のたるみは、ほうれい線やマリオネットラインだけに入れる治療ですか?
必ずしもそうではありません。口角横の影や下顔面の支え不足として見た方が自然なことがあります。
Q. 口元のヒアルロン酸では横顔も見た方がよいですか?
はい。正面だけでなく、斜めや横顔でどこにもたつきや影が出ているかを見ると、注入位置を考えやすくなります。
Q. 口元に入れすぎると不自然になりますか?
なり得ます。口元は動きが多い部位なので、量より支え方を重視し、少しずつ調整することが大切です。
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