クマを一つの症状として扱わず、何が影をつくっているかを先に整理します。
このページの内容
クマのお悩みチェック
同じ「クマ」でも、気になる見え方や変化の仕方は一人ひとり異なります。
休んでも疲れて見えると言われる
目の下のふくらみと、その下の影が気になる
頬との境目に深い溝がある
昔から目の下が青紫・茶色く見える
笑うと目の下の小じわが目立つ
コンシーラーだけでは隠しにくい
照明や表情で影の見え方は変わります。また、ふくらみと凹み、色調が混在していることもあります。診察では正面だけでなく、斜め・目の上下の動きで状態を確認します。
クマの原因を
構造から読み解く
骨格・軟部組織の凹み
加齢などに伴い眼窩周囲の骨格や頬の支持が変化すると、目の下から頬の境界に溝ができ、光が当たったときに影が目立ちやすくなります。
眼窩脂肪の突出
眼球を支える眼窩脂肪が前方へ突出すると、下まぶたにふくらみが生じます。その直下に影ができることで、クマが濃く見えることがあります。
二つが混在する状態
ふくらみと凹みは同時に存在することがあります。どちらの割合が大きいかにより、優先する治療や治療後に再評価するポイントが変わります。
眼窩脂肪と
目の下の段差
下まぶたの眼窩脂肪は、内側・中央・外側に分かれて存在します。すべてが同じように前へ出るとは限らず、ふくらみの位置や量には左右差・部位差があります。
そのため、クマ取りは「脂肪を一律に取る」治療ではありません。もともとの凹みや頬とのつながりを確認し、どの部位の突出が影をつくっているかを見極め、取る量を変えていく繊細な手術です。
眼窩脂肪の構造
上眼瞼中央脂肪パッド
涙腺
下眼瞼外側脂肪パッド
下眼瞼中央脂肪パッド
上眼瞼内側脂肪パッド
下眼瞼内側脂肪パッド
下斜筋
クマの見え方を4つに整理
影・黒クマ
脂肪のふくらみや目の下の凹みで段差ができ、影として暗く見える状態です。照明や顔の向きで濃さが変わりやすい傾向があります。
凹みクマ
目の下から頬の境界に溝があり、支えの不足やボリューム変化が影をつくる状態です。ふくらみと混在することもあります。
青・紫クマ
皮膚の薄さや血管の透け、うっ血などが関係して青紫に見える状態です。構造治療だけでは十分に変わらない場合があります。
茶クマ
摩擦や炎症後などによる色素沈着が関係して茶色く見える状態です。こすらないケアや色調に合わせた治療を検討します。
原因に合わせた
クマ治療の方針
- 01
まず、ふくらみと凹みの割合を診る
脂肪の突出、骨格の支え、頬との境界、皮膚の状態を分けて確認します。
- 02
主な原因に対する治療から考える
ふくらみ主体なら経結膜脱脂、凹み主体ならヒアルロン酸など、目的の異なる治療を混同せずに検討します。
- 03
腫れが落ち着いてから再評価する
治療直後にすべてを決めず、経過を見て残る凹み・色調・小じわに追加治療が必要かを判断します。
クマ治療の選択肢
診察結果と希望する変化、ダウンタイム、ご予算を踏まえて治療法をご提案します。
FOR UNDER-EYE BAGS
経結膜脱脂術
下まぶたの裏側(結膜側)から眼窩脂肪へアプローチし、前方へ突出している脂肪を調整する手術です。皮膚表面に切開線をつくらずに行いますが、腫れ・内出血・左右差・凹みなどのリスクがあります。
- 向いている可能性
- 脂肪のふくらみと、その下の影が主な場合
- 治療の考え方
- 突出部位と量を確認し、取りすぎに配慮して調整

FOR HOLLOWS & SHADOWS
ヒアルロン酸注射
目の下や中顔面の凹み、骨格の支持不足が影をつくっている場合に、部位・層・量を検討してヒアルロン酸を注入します。脂肪の突出が強い場合やむくみやすい場合など、適さないこともあります。
- 向いている可能性
- 凹みや支持不足による影が主な場合
- 治療の考え方
- 凹みを単純に埋めず、周囲を含めて支えを調整

FOR SKIN QUALITY
ジュベルック部分注射など
構造治療後にも色むら、くすみ、細かな小じわなど皮膚の質感が気になる場合は、状態に応じて肌質治療を検討します。ふくらみや深い凹みそのものを改善する治療ではありません。
- 向いている可能性
- 皮膚の質感や細かな小じわも気になる場合
- 治療の考え方
- 構造を評価したうえで、必要な場合に追加を検討

当院のクマ治療と工夫
- 1結膜側から脂肪を調整皮膚表面を切開せず、CO2レーザーを用いて突出した眼窩脂肪を調整します。
- 2左右差を複数の姿勢で確認局所麻酔下で状態を確認し、可能な範囲で仰向けと座位の見え方を比べます。
- 3医師2名で確認・連携判断を共有しながら、脂肪量と左右差に配慮して治療を進める体制です。
「骨格の凹み」と「脂肪の突出」を分けて診る
ふくらみ、凹み、色調、皮膚の薄さは重なります。正面・斜め・横から確認し、影の主な原因が脂肪なのか、骨格や中顔面の支持不足なのかを整理します。

脂肪は一律に取らず、突出部位と量を調整する
眼窩脂肪は部位ごとに突出の程度が異なります。内側・中央・外側の状態ともともとの凹みを確認し、取りすぎによる凹みに配慮して調整します。

治療直後に追加治療を決めず、経過後に再評価する
腫れや内出血が残る時期は、凹みや色調を正確に評価しにくいことがあります。経過を確認してから、残る凹みにはヒアルロン酸、色調や小じわには肌質治療が必要かを相談します。

当院の考え方
シンプルisベスト
ハムラ法や裏ハムラなど切開や脂肪再配置を伴う手術は、皮膚の余りや凹みの程度で適応となるケースは数%であり、長期的な加齢に伴う変化に対応できるわけではないため、将来治療の可能性を考えた場合、シンプルな脱脂がおすすめです。
脂肪注入併用を前提としない
適切な脱脂では凹むリスクが少なく、脂肪注入しなくても良いケースが多いです。また脂肪注入には、腫れ、しこり、感染、脂肪壊死、定着量のばらつきなどのリスクがあります。
追加治療は必要性を再評価してから
脱脂後に必ず注入治療が必要とは限りません。腫れが落ち着いた後に残る凹みや色調を確認し、必要な場合に限ってヒアルロン酸や肌質治療をご提案します。
クマ治療の症例写真
下眼瞼脱脂を中心に、ヒアルロン酸、上まぶた・眉の治療を組み合わせた院内症例です。治療内容と撮影時期をご確認ください。
横にスクロールしてご覧いただけます
※症例写真は治療結果を保証するものではありません。術式、治療範囲、経過、仕上がりには個人差があります。表示料金は税込です。
診察から治療後まで
診察・カウンセリング
気になる見え方、治療歴、希望する変化、避けたい仕上がりを確認します。正面・斜め・横から、ふくらみ・凹み・皮膚の状態を診察します。
治療方針のご説明
主な原因、治療の優先順位、考えられる選択肢、費用、ダウンタイム、リスクをご説明します。
治療
経結膜脱脂の場合は下まぶたの裏側から脂肪を調整します。注入治療の場合は部位・層・量を確認して進めます。
治療後のご説明
冷却や過ごし方、内服・点眼などの指示、受診が必要な症状をご説明します。
経過確認・再評価
腫れが落ち着いた後の状態を確認します。残る凹み・色調・小じわに追加治療が必要かを相談します。
クマ治療の
ダウンタイム・リスク
経結膜脱脂術
痛み、腫れ、内出血、血腫、感染、左右差、凹凸、脂肪の残存・取りすぎ、下眼瞼外反、結膜浮腫、流涙、ドライアイ、複視、仕上がりの個人差などが生じることがあります。
ヒアルロン酸注射
痛み、赤み、腫れ、内出血、左右差、凹凸、むくみ、青白く透ける変化、感染、しこりなどが生じることがあります。まれに血管閉塞による皮膚障害・壊死、視力障害などの重い合併症があります。
ジュベルック部分注射
痛み、赤み、腫れ、内出血、針痕、しこり、感染、アレルギー、左右差などが生じることがあります。必要回数や経過には個人差があります。
治療後の受診目安
強い痛み、急な腫れの悪化、見え方の異常、皮膚の強い変色、発熱、出血が続くなどの症状がある場合は、すぐに当院へご連絡ください。
クマ治療のよくある質問
自分のクマがどのタイプか分かりません。
クマは脂肪のふくらみ、目の下の凹み、色調、皮膚の薄さなどが重なって見えることがあります。診察では正面・斜め・横から確認し、光の当たり方や表情による変化も踏まえて原因を整理します。
クマ取りをすると目の下が凹みませんか?
脂肪を取りすぎると凹みが目立つ可能性があります。当院では脂肪の突出部位と量、もともとの凹みを確認し、適応と切除量を慎重に判断します。結果には個人差があります。
経結膜脱脂のダウンタイムはどのくらいですか?
腫れや内出血は数日から1〜2週間程度みられることがあります。強い腫れや内出血が長引く場合もあり、経過には個人差があります。
クマ治療はヒアルロン酸だけでもできますか?
凹みや支持不足が主な場合は候補になりますが、脂肪の突出が強い場合やむくみやすい場合など、適さないことがあります。診察で適応を判断します。
クマ取りとヒアルロン酸を同じ日に行いますか?
状態によって異なります。当院では、まず構造を整え、腫れが落ち着いた後に残る凹みや色調を再評価して追加治療を検討する場合があります。
茶クマや青クマも手術で改善しますか?
色素や血管、皮膚の薄さが主な原因の場合、脱脂だけでは十分な変化が得られないことがあります。構造と色調を分けて診察し、適した治療を検討します。
