目の下のクマへ下眼瞼脱脂を行い、1か月後にヒアルロン酸1ccを追加した症例
眼窩脂肪の突出へ下眼瞼脱脂を行い、1か月後に残る涙溝・ゴルゴラインへヒアルロン酸1ccを追加した症例です。手術と注入の役割を分けて整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年3月26日
- 公開日
- 2022年3月26日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院ではクマを眼窩脂肪の膨らみ、涙溝・ゴルゴラインの凹み、色調に分けます。
本症例はまず突出脂肪へ下眼瞼脱脂を行い、1か月後に残る凹みへヒアルロン酸1ccを追加しました。
掲載写真は初診時と注入直後であり、腫れを含むため中長期結果とは分けて評価します。
General Medical Information
一般的な医学情報
目の下のクマには、脂肪の突出による膨らみ、骨格や靱帯による凹み、色素や血管の影響など複数の要因があります。
経結膜脱脂では膨らみの改善を狙いますが、もともとの涙溝や頬の凹みは別要因として残ることがあります。
そのため、クマ治療では手術だけで完結するか、あとから凹みへの追加治療を考えるかを、1か月前後の経過で見直す進め方が一般的です。
膨らみと凹みを分けて診断します
脂肪だけを減らすと凹みが目立つ場合があります。
皮膚の薄さや頬の支持も確認します。
脱脂後1か月で注入を追加しました
手術後の腫れが落ち着いてから残る涙溝を評価しました。
全員に注入が必要なわけではありません。
注入直後と完成時期を分けて見ます
直後は腫れや左右差が見えることがあります。
血流障害など異常時は早期診察が必要です。
費用の目安
- 下眼瞼脱脂は術式・麻酔方法・追加治療の有無で費用が異なります
- ヒアルロン酸注入1本1cc ¥77,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
本症例は手術と注入を1か月空けて行っています。
リスク・副作用・注意点
- 1週間程度の内出血、腫れ、左右差、軽度の凹凸の残存がみられることがあります。
- 術後早期は少量の出血、赤み、違和感が数日続くことがあります。
- 涙溝やゴルゴラインが残る場合は、後日あらためて追加治療を検討することがあります。
クマとり手術では、早期の印象だけで追加治療を決めず、1か月前後で見直して必要性を判断することが大切です。
References
根拠文献・専門情報
-
Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.
目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。
-
Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.
涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。
-
Efficacy and Safety of Hyaluronic Acid Filler for Correction of the Infraorbital Hollows.
涙袋下の凹みに対するヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を報告した研究です。
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
眼窩周囲を含む顔面老化の深部構造変化を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. クマ取り手術だけで十分ですか?
膨らみが主体なら手術で整理しやすいですが、凹みが残る場合は注入を検討します。
Q. 必ず1か月後に注入しますか?
必須ではありません。腫れと残る凹みを確認して判断します。
Q. 写真は完成時の状態ですか?
注入直後のため完成時とは異なります。腫れを含めて経過を見ます。
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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。