クマとり1か月後の経過と追加治療の考え方
クマとり手術の1か月後は、膨らみの改善と残る涙溝や頬の凹みを分けて見直しやすくなる時期です。CO2レーザーと経結膜切除を組み合わせた症例をもとに、追加治療をどう考えるかを整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年1月17日
- 公開日
- 2026年1月17日
- 更新日
- 2026年7月9日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、クマとり後1か月の経過を、膨らみがどこまで改善したかと、まだ残る凹みや影がどこにあるかを分けて見直す時期として考えています。
膨らみが主体の方では脱脂を基本にしますが、凹みが主体の方ではヒアルロン酸を『埋める』というより、骨格を支える目的で考えることがあります。
そのため、術後すぐに最終判断をせず、1か月前後で見直したうえで、本当に追加治療が必要な方だけ次の提案をする進め方を重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
目の下のクマには、脂肪の突出による膨らみ、骨格や靱帯による凹み、色素や血管の影響など複数の要因があります。
経結膜脱脂では膨らみの改善を狙いますが、もともとの涙溝や頬の凹みは別要因として残ることがあります。
そのため、クマ治療では手術だけで完結するか、あとから凹みへの追加治療を考えるかを、1か月前後の経過で見直す進め方が一般的です。
1か月後は、膨らみの改善と残る影を分けて見直します
元記事でも、腫れや色味が落ち着く1か月後に最終評価を行う方針が示されています。1か月後は、手術で改善した膨らみと、まだ残る涙溝やゴルゴラインを分けて見やすくなる時期です。
膨らみが減った結果として、もともとの凹みが見えやすくなることもあるため、『まだクマが残っている』の中身をもう一度整理することが大切です。
凹みへのヒアルロン酸は、骨格を支える目的で考えることがあります
元記事では、凹みが主体の場合にヒアルロン酸を『埋める』のではなく、骨を支える目的で使うと説明されています。
目の下は入れすぎると重たさが出やすい部位でもあるため、必要量と置く位置を絞って、影をなだらかにする考え方が重要です。
追加治療は、必要な方だけ1か月後以降に検討します
当院では、術後すぐに追加注入を重ねるのではなく、1か月前後で見直したうえで、本当に凹みが残る場合に限ってヒアルロン酸などを検討します。
元記事のように、経験的に多くの方は追加注入を必要としないため、手術後の印象変化を見てから次の一手を決める進め方が整理しやすいと考えています。
費用の目安
- クマとり手術の費用は、術式、麻酔方法、追加治療の有無で変わるため、診察でご案内しています。
涙溝や頬の凹みに対してヒアルロン酸や脂肪注入を追加するかどうかで総額は変わります。術後経過を見て必要な方だけ追加治療を検討します。
リスク・副作用・注意点
- 1週間程度の内出血、腫れ、左右差、軽度の凹凸の残存がみられることがあります。
- 術後早期は少量の出血、赤み、違和感が数日続くことがあります。
- 涙溝やゴルゴラインが残る場合は、後日あらためて追加治療を検討することがあります。
クマとり手術では、早期の印象だけで追加治療を決めず、1か月前後で見直して必要性を判断することが大切です。
References
根拠文献・専門情報
-
Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.
目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。
-
Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.
涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。
-
Efficacy and Safety of Hyaluronic Acid Filler for Correction of the Infraorbital Hollows.
涙袋下の凹みに対するヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を報告した研究です。
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
眼窩周囲を含む顔面老化の深部構造変化を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. クマとり手術のあとに、必ずヒアルロン酸が必要になりますか?
必ずではありません。膨らみが改善するだけで十分印象が変わる方も多く、1か月前後で見直して本当に凹みが残る方だけ追加治療を検討することがあります。
Q. 涙溝やゴルゴラインが残った場合はどう考えますか?
残る影の原因が凹み主体なら、ヒアルロン酸で支えを補うことがあります。ただし入れ方や量で見え方が変わるため、経過を見てから必要性を判断します。
Q. 1か月後でもまだ変化することはありますか?
あります。1か月後は見直しやすい時期ですが、瘢痕や硬さの変化はその後も続くことがあります。大きな方針を決める目安として1か月前後を使うことがあります。
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