DENSITYのモノポーラ・バイポーラRFでたるみを治療する考え方
DENSITYは6.78MHzの高周波を使い、モノポーラとバイポーラを1ショットで届けるRF治療です。皮膚のゆるみ・脂肪・骨格を分け、熱を入れる層を選びます。目周りと全顔でも皮膚の厚みを分けて設計します。
Medical Information
この記事について
- 執筆・監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 公開日
- 2026年7月31日
- 確認日
- 2026年08月13日
モノポーラとバイポーラを同時に照射
モノポーラRFは深い層へ広く、バイポーラRFは表面に近い層へ熱を届けます。DENSITYは両者を1ショットで照射し、毎ショットの電気抵抗値を測りながらエネルギーを制御します。
部位の厚みと反応を見て設定します。


皮膚のゆるみとハリ不足が主な部位に使う
頬・フェイスライン・目周りの皮膚のゆるみ、小じわ、ハリ不足を評価します。脂肪が主な二重あごや、骨格・容量不足による影はRFだけで整わないことがあります。
下顔面の皮膚弛緩に対するRF治療後の変化を補う資料として、全例完遂。6か月まで多くが軽度~中等度改善、1・3・6か月で有意改善(p<0.01)。平均疼痛3.13/10、重篤な有害事象なし(参考文献1)。
皮膚のゆるみをRFで評価する判断を補う資料として、15/16例で有意改善。平均tightening distance 0.82±0.36 mm、下顔面厚-0.89±0.40 mm。平均疼痛1.4/5、重篤な有害事象なし(参考文献2)。

HIFU・オールタイトと役割を分ける
皮下脂肪が主ならHIFU、ボリュームを保ちながら深部を引き締めたい場合はオールタイト、皮膚のゆるみとハリを同時に扱う場合はDENSITYというように、診察所見から候補を比較します。
機器の優劣ではなく、皮膚の厚み、脂肪量、頬こけ、骨格、過去の熱治療と希望するダウンタイムで順番を決めます。

料金・ダウンタイム・未承認表示
料金は目周り33,000円、全顔250ショット99,000円(税込・自由診療)です。赤み、腫れ、熱感、痛み、むくみ、熱傷、水疱、色素沈着、知覚変化が起こる可能性があります。
DENSITYは国内未承認医療機器で、当院はJeisys Medical Inc.から医師が個人輸入しています。未承認機器による健康被害は救済制度の対象外となる場合があります。
当院での診療の考え方
- DENSITYは6.78MHzのモノポーラRFとバイポーラRFを1ショットで同時照射し、真皮浅層から深部へ熱を届けて皮膚の引き締めとハリを狙います。
- 毎ショットの皮膚抵抗を測定し、5段階冷却を使いながら、目周りと全顔で皮膚の厚み・熱感に合わせてエネルギーを調整します。
- 皮下脂肪を減らして深部を引き締めるHIFU、ボリュームを保ちながら支持組織を温めるAlltite、皮膚のゆるみとハリを扱うDENSITYから、主な原因に合う治療を選びます。
治療の比較
| DENSITY | 皮膚のゆるみ・ハリ・小じわ | 脂肪・骨格・容量不足が主な影 | 1回ごとに皮膚反応を評価 | 赤み、熱感、むくみ、水疱、熱傷 | DENSITY 目周り33,000円/DENSITY 全顔250ショット99,000円 |
費用・リスク・承認状況
費用
- DENSITY 目周り33,000円
- DENSITY 全顔250ショット99,000円
主なリスク
- 赤み、腫れ、熱感、痛み、むくみ、熱傷、水疱、色素沈着、知覚変化
DENSITYは日本国内未承認医療機器です。当院ではJeisys Medical Inc.より医師が個人輸入しています。未承認機器による健康被害は救済制度の対象外となる場合があります。
よくある質問
DENSITYのモノポーラとバイポーラはどう違いますか?
モノポーラは皮膚の深い層へ広く、バイポーラは表面に近い層へ熱を届ける設計です。
1ショットで2種類のRFを照射する目的は?
皮膚の浅い層と深い層を同じショットで扱い、ハリと引き締めを一つの計画で評価します。
5段階冷却は何のためですか?
照射時に皮膚表面を保護しながら熱を届けるための機器機能です。毎回の痛みと皮膚反応も確認します。
HIFUやAlltiteとはどう使い分けますか?
皮膚のゆるみ、脂肪の厚み、支持構造、頬こけを診察し、それぞれが担当する深さを分けます。
参考文献
参考文献1:Efficacy and Safety of Monopolar Radiofrequency for Treatment of Lower Facial Laxity in Asians
- 研究デザイン
- 前向き単群コホート。monopolar RFを1回施行、2名の盲検皮膚科医が6か月まで評価。
- 対象
- Fitzpatrick III~V、軽度~中等度下顔面弛緩30例。
- 主な結果
- 全例完遂。6か月まで多くが軽度~中等度改善、1・3・6か月で有意改善(p<0.01)。平均疼痛3.13/10、重篤な有害事象なし。
- 限界
- 無対照、n=30、機器固有、主観評価を含み、他のRF機器へ直接一般化できない。
- COI・資金
- Siriraj Hospitalが研究支援、Quantum Healthcare Thailandが機器提供、Won Tech Koreaが迅速審査料・OA費を負担。著者は個人的COIなしと申告。
参考文献2:The Safety and Efficacy of the Mono-Bi CrossLIFT Technique Utilizing Capacitive-Coupled Sequential Monopolar and Bipolar Pulsed Radiofrequency for Simultaneous Facial Skin Tightening and Contouring: A Clinical Case Series
- 研究デザイン
- DENSITYを用いた前向き単群症例系列。monopolar/bipolar sequential RFを1回、3D画像で24週評価。
- 対象
- 36~59歳、Fitzpatrick II~IV、軽度~中等度顔面弛緩16例。
- 主な結果
- 15/16例で有意改善。平均tightening distance 0.82±0.36 mm、下顔面厚-0.89±0.40 mm。平均疼痛1.4/5、重篤な有害事象なし。
- 限界
- n=16、対照なし、単施設・単著、術式と機器効果を分離できない、24週。
- COI・資金
- 著者はCOIなしと申告。本文に特定の資金提供記載なし。
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