施術紹介たるみ

たるみ治療は凹みとゆるみを分けて考えます

たるみは皮膚のゆるみだけでなく、骨格や脂肪の支持低下、肌のハリ低下が重なって見えることがあります。たるみ治療をどう組み立てるかを、当院の見方と一般的な医学情報から整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2026年2月27日
公開日
2026年2月27日
更新日
2026年7月8日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 同じたるみでも影とゆるみでは治療の発想が変わります
  4. 凹み主体では支えを補う治療が必要になることがあります
  5. 軽度のもたつきやハリ低下では熱治療を候補にします
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、たるみを『皮膚が余っている状態』だけで見ず、こめかみや目の下の凹みが主役なのか、頬やフェイスラインのもたつきが主役なのかを先に分けています。

影やコケが目立つ場合は、深い層の支持低下を補う治療が必要になることがあり、軽度のもたつきやハリ低下が主体なら、熱を用いる治療の方が整理しやすいことがあります。

ご相談では『何を先にすると自然か』を重視しており、一つの機械だけで決めず、必要なら段階的に治療を組み合わせる前提で説明しています.

General Medical Information

一般的な医学情報

顔のたるみには、骨格の吸収、脂肪区画の変化、靱帯や線維性支持組織のゆるみ、真皮のコラーゲン減少といった複数の要因が関わります。

そのため、深い層の支持低下が目立つときはボリュームを補う治療が候補になり、表層から中間層のハリ低下や軽度の下垂が主体なら、HIFUやRFのようなエネルギーデバイスが候補になります。

実際には両者が混在することも多く、どの層の変化が強いかを見極めて治療の順番を考えることが、過不足の少ない設計につながります。

同じたるみでも影とゆるみでは治療の発想が変わります

頬の位置低下やフェイスラインのもたつきが目立っていても、実際には深い層の凹みが影を作っている場合と、皮膚や皮下組織のゆるみが主な場合があります。

見た目は似ていても、主役が違うと向く治療も変わるため、表面のもたつきだけで判断しないことが大切です。

凹み主体では支えを補う治療が必要になることがあります

こめかみや目の下、ほうれい線の影が強いときは、皮膚を引き締めるだけでは印象が十分に変わらないことがあります。

そのような場合は、ヒアルロン酸のように深い層の支持を補う治療を組み合わせた方が、自然に見えやすいことがあります。

軽度のもたつきやハリ低下では熱治療を候補にします

肌のハリ低下や軽い下垂が主体なら、HIFUやRFで引き締めや質感の改善を考えやすい場面があります。

ただし、脂肪量が少ない方やコケが目立つ方では、熱治療のかけ方や順番を慎重に考える必要があります。

費用の目安

  • ウルトラセル(医療HIFU) オーダーメイドハイフ 全顔+首コース 医師施術 ¥128,000
  • デンシティ 全顔(250ショット) ¥99,000
  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000

深い層の支持低下が主体か、表層から中間層のゆるみが主体か、必要本数や照射範囲がどのくらいかで費用は変わります。診察では影の出方、脂肪量、肌の弾力低下を確認してご案内します。

リスク・副作用・注意点

  • HIFUでは、ヒリつき、熱感、赤み、腫れが出ることがあり、通常2から3日ほどで軽減することがあります。
  • デンシティでは、部位により痛みや熱感を伴うことがあり、赤みは3日程度、腫れは2日程度で落ち着くことがあります。
  • ヒアルロン酸では、痛み、腫れ、内出血、アレルギー、血流障害などに注意が必要です。

たるみ治療では、熱を入れる治療とボリュームを補う治療で注意点が異なります。過量注入や出力の強さだけで判断せず、肌状態と解剖学的なバランスを見て選択することが大切です。

References

根拠文献・専門情報

  1. Aesthet Surg J. 2021

    The Facial Aging Process From the "Inside Out".

    顔面老化を骨格、脂肪、支持組織、皮膚の各層から整理したレビューです。

  2. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2021

    Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.

    顔の各層の加齢変化と、ヒアルロン酸フィラーの使い分けをまとめたレビューです。

  3. Clin Plast Surg. 2016

    Microfocused Ultrasound for Skin Tightening.

    HIFUによるスキンタイトニングの基本と適応を整理したレビューです。

  4. Plast Reconstr Surg. 2022

    Minimally Invasive Approach to Skin Tightening of the Face and Body: Systematic Review of Monopolar and Bipolar Radiofrequency Devices.

    モノポーラRFとバイポーラRFを用いた皮膚引き締め治療のエビデンスをまとめた系統的レビューです。

よくあるご質問

Q. たるみ治療は機械だけで考えればよいですか?

必ずしもそうではありません。凹みや影が主な場合は、熱治療だけでは整理しにくく、ヒアルロン酸などで支持を補う治療を併用した方が自然に見えることがあります。

Q. HIFUとヒアルロン酸ではどちらが先になりますか?

主因によって変わります。もたつきが主体ならHIFUやRFを先に考えることがありますし、凹みや支えの低下が主体なら注入治療を先に考えることがあります。

Q. 1回で全部決める治療ですか?

たるみは複数の要因が重なることが多いため、1回で全てを同時に行うより、反応を見ながら段階的に組み立てる方が整理しやすい場合があります。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。