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POTENZA PRIMEのドラッグデリバリー設計

POTENZA PRIMEでは、薬剤を使うかどうかだけでなく、どの層へどのように届けるかまで細かく設計しやすくなりました。当院で重視している見立てと、一般的な医学情報、参考文献を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2026年6月14日
公開日
2026年6月14日
更新日
2026年7月6日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

POTENZA PRIMEのドラッグデリバリー設計とBoost Modeの考え方を示したイメージ

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 薬剤を使うこと自体より、どの層へ届けるかが大切です
  4. Boost Modeで導入経路を細かく設計しやすくなります
  5. ニキビ跡や毛穴では、瘢痕の深さに応じて他治療も組み合わせます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、従来のPOTENZAでもマックームの併用やショット数の設計を重視してきましたが、Primeでは薬剤導入まで含めた組み立てをさらに細かく考えやすくなったと捉えています。

診察では、ニキビ跡の凹凸が主体なのか、毛穴や赤み、皮脂の要素がどの程度重なっているのかを見て、チップ、深度、RFモード、使用する薬剤の量を決めています。

Primeを使う目的は単純に強く治療することではなく、薬剤が通る経路と届かせたい層を整理し、必要ならサブシジョンや他治療も組み合わせて設計することにあります。

General Medical Information

一般的な医学情報

RFマイクロニードリングは、微細な針で真皮に熱刺激を与え、瘢痕や質感の改善をねらう治療です。薬剤導入を併用する場合は、どの深さにチャネルを作るか、どの範囲へ均一に届けるかが重要になります。

マイクロニードルによるドラッグデリバリーでは、微細な通り道を介して成分を届けるため、同じ製剤でもニードル深度、通り道の広がり、皮膚の炎症状態によって反応が変わります。

そのため一般的にも、機器名や製剤名だけでなく、瘢痕の深さ、皮脂や赤みの残り方、ダウンタイムの許容度をふまえて治療を設計する考え方が大切です。

薬剤を使うこと自体より、どの層へ届けるかが大切です

ニキビ跡や毛穴の治療では、薬剤を入れるかどうかだけでなく、浅い凹凸を広く見たいのか、より深い瘢痕を狙いたいのかで設計が変わります。

同じドラッグデリバリーでも、瘢痕の深さや肌の厚みを見ずに一律で行うと、期待する層へ十分に届かないことがあります。

Boost Modeで導入経路を細かく設計しやすくなります

POTENZA Primeでは、RF照射後に追加ニードリングを行うBoost Modeが加わり、製剤が通る微細な経路をより均一に考えやすくなりました。

そのため、当院が従来から重視してきたショット数や薬剤量の考え方はそのままに、薬剤を届ける通り道まで含めた設計を細かく組み立てやすくなります。

ニキビ跡や毛穴では、瘢痕の深さに応じて他治療も組み合わせます

Primeが候補になる場面でも、深い癒着や局所の強い凹みがあれば、サブシジョンや局所注入などを組み合わせた方が考えやすいことがあります。

診療ではPrimeだけで完結させるのではなく、肌全体を整える治療と局所の瘢痕治療をどう組み合わせるかを順番で考えることが大切です。

費用の目安

  • POTENZA Primeの費用は、チップ、ショット数、使用薬剤、治療範囲で変わります。
  • ドラッグデリバリーを併用する場合は、薬剤の種類や量で費用が変わることがあります。

Prime専用の料金設定や導入内容は更新されることがあるため、最新の料金表とPrimeページを確認し、実際の適応や費用は診察時にご案内します。

リスク・副作用・注意点

  • 部位により痛みがあり、必要に応じて痛みを軽減する処置を行うことがあります。
  • 点状出血、赤み、腫れが出ることがあり、赤みは3日前後、腫れは2日程度で引くことがあります。
  • 3日から7日ほどで角質が自然に脱落することがあり、赤みがある間は紫外線対策が必要です。

ドラッグデリバリーの内容や肌状態で反応は変わるため、Primeページの注意事項と診察時の説明をご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. Dermatol Surg. 2021

    Radiofrequency Microneedling: A Comprehensive and Critical Review.

    RFマイクロニードリングの適応、安全性、併用療法の考え方を整理したレビューです。

  2. Clin Dermatol. 2018

    Microneedling: A Review and Practical Guide.

    マイクロニードリングの基礎と、瘢痕や薬剤導入への応用をまとめた総説です。

  3. Adv Drug Deliv Rev. 2021

    Microneedle-mediated transdermal drug delivery for treating diverse skin diseases.

    微細なチャネルを利用した経皮薬剤送達の考え方を、皮膚疾患での応用とあわせて整理したレビューです。

  4. Pharmaceutics. 2022

    Microneedle-mediated drug delivery for cutaneous diseases.

    皮膚疾患に対するマイクロニードル薬剤送達の課題と可能性を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. 従来のPOTENZAとPOTENZA Primeは何が違いますか?

単純に出力が強いというより、病態別チップ、複数深度へのRF設計、Boost Modeによる薬剤導入など、治療設計の選択肢が広がった点が違いです。

Q. ドラッグデリバリーはすべてのニキビ跡や毛穴に向いていますか?

一律ではありません。浅い凹凸や肌質改善まで広く見たい場合の候補になりますが、深い癒着や局所の強い凹みでは別の処置を組み合わせた方が考えやすいことがあります。

Q. ダウンタイムはありますか?

あります。痛み、点状出血、赤み、腫れ、ざらつき、角質の脱落などがみられることがあり、反応や期間には個人差があります。

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