ポテンツァとポテンツァプライムの違い|チップ・RF・薬剤導入は何が変わった?

POTENZA PRIMEは、従来のPOTENZAより新しいというだけで結果が決まる機器ではありません。変わったのは、チップの選択肢、深度とRFの組み合わせ、RF照射後の追加ニードリング、薬剤導入を一つの治療設計として細かく記録できる点です。

この記事では従来機とPRIMEの設計差に絞ります。現在使用するチップの名称と適応は、ポテンツァのチップ種類の記事で別に整理します。

画像・症例資料

従来POTENZAでも、症状ごとに設定を変えていました

従来POTENZAでも、毛穴、ニキビ跡、赤み、薬剤導入、たるみなどに対し、チップ、針深度、RF出力、ショット数、パス数を変えて治療してきました。PRIMEになって初めてオーダーメイド治療が可能になったわけではありません。

共通して重要なのは、変えたい所見を一つ決め、同じ照明・距離・角度で写真を撮り、設定と回復日数を記録することです。新旧どちらでも、出力だけを高くすれば結果が良くなるとは限りません。

POTENZA PRIMEでは治療設計の分岐が増えました

肝斑に赤みが重なる場合は、色素の濃さ・紅斑の分布・炎症の強さを別々に記録し、目的に合う工程を組み立てます。

PRIMEでは、目的別のチップ、複数の深さを考慮したRF設計、RF照射後の追加ニードリング、針を使わないRFなどを組み合わせ、治療工程をより細かく分けられます。

ただし、チップが増えたことと効果が自動的に高まることは同じではありません。どの層へ、どの熱量を、何回届け、薬剤をどの工程で加えたかを記録して初めて比較できます。

針深度・RF・ショットの組み合わせを部位ごとに変えます

毛穴や面状のニキビ跡では、凹みの深さと皮膚厚に合わせて針深度を決めます。浅い毛穴と深い瘢痕へ同じ深度・同じパス数を使わず、頬、鼻、こめかみなど部位ごとに設定を分けます。

RFの組織反応は、画面上の出力だけでなく、針深度、パルス、絶縁部位、ショットの重なり、パス数で変わります。施術後の赤み、点状出血、腫れ、痂皮、鱗屑、色素変化が戻るまでの日数を確認し、次回は一項目ずつ調整します。

Boost ModeはRF照射と追加ニードリングを分ける工程です

薬剤導入では、先に薬剤、目的、対象範囲、塗布量を決めます。Boost Modeは、RFを照射した後に、エネルギーを加えない追加ニードリングを行う工程として扱います。

RFで組織を加熱する段階と、薬剤が通る微細なチャネルを作る段階を分けて記録します。追加穿刺を行うときは、針深度、ショット数、薬剤量を同時に増やさず、赤み、腫れ、滲出、痂皮の経過を見ます。

ニキビ跡・毛穴では、機器世代より凹みの型を先に見ます

ニキビ跡は、なだらかなローリング型、境界が明瞭なボックスカー型、深いアイスピック型を斜光写真で分けます。RFマイクロニードリングは面状の凹凸と質感へ配置し、強い癒着や深い点状瘢痕にはサブシジョンやTCA CROSSを組み合わせます。

毛穴は皮脂、角栓、浅い萎縮、たるみによる開きを分けます。PRIMEという名称だけで治療を決めず、原因に合うチップ、深度、RF、薬剤の組み合わせを選びます。

従来POTENZAとPOTENZA PRIMEを比較します

比較表では、治療目標の決め方、針深度とRFの設定、薬剤導入工程、針なしRF、記録すべき項目を並べます。PRIMEの方が常に優れるという結論ではなく、設計できる分岐が増えた点と、症状に必要な工程だけを選ぶ点を示します。

POTENZA PRIMEの機能・チップは、現在当院で採用している内容に基づいて説明しています。

費用・ダウンタイム・未承認機器の説明を確認します

針を用いる設定では、痛み、赤み、腫れ、点状出血、痂皮、鱗屑、乾燥、色素沈着などが起こることがあります。薬剤導入では、アレルギー、感染、結節、遷延する赤み・腫れも分けて確認します。

POTENZA PRIMEは国内未承認医療機器です。入手経路、国内承認の代替機器の有無、国内の医薬品副作用被害救済制度の対象外となり得ることを説明し、料金は公開時の施術ページと料金表で確認します。

施術概要・注意点

費用

  • 赤ら顔・ニキビ・毛穴治療 全顔:1回55,000円/3回156,750円
  • 瘢痕治療・薬剤導入 全顔:1回66,000円/3回188,100円
  • 薬剤追加:マックーム、ボトックス、ジュベルック 各22,000円
  • ダイヤモンドチップ:ほうれい線・フェイスライン1回38,000円/全顔1回48,400円
  • 肝斑治療コース 全顔:5回165,000円

主なリスク

  • ニードルRF:痛み、赤み、腫れ、点状出血、痂皮、鱗屑、乾燥、色素沈着、熱傷、瘢痕
  • 薬剤導入:使用薬剤による刺激、アレルギー、感染、結節、遷延する赤み・腫れ
  • 針なしRF:赤み、熱感、腫れ、痛み、熱傷、色素変化
  • 照射部位の感染、治癒していない創、強い皮膚炎がある場合は施術できないことがあります。

よくある質問

ポテンツァとポテンツァプライムの違いは何ですか?

PRIMEでは目的別チップ、深度とRFの組み合わせ、RF後の追加ニードリング、針なしRFなど、治療設計の分岐が増えました。ただし、新型だから一律に効果が高いという意味ではありません。

POTENZA PRIMEならニキビ跡をすべて治療できますか?

RFマイクロニードリングは面状の凹凸や質感に用います。強い癒着にはサブシジョン、深いアイスピック型にはTCA CROSSなど、凹みの型に応じて別の治療を組み合わせます。

Boost Modeとは何ですか?

RF照射後に、通電しない追加ニードリングを行う工程です。RFで加熱する段階と、薬剤導入のための微細なチャネルを作る段階を分けて設計します。

出力は高いほど効果が上がりますか?

組織反応は出力だけでなく、針深度、パルス、絶縁部位、ショットの重なり、パス数で変わります。皮膚厚と施術後の反応を見て調整します。

POTENZA PRIMEは国内承認機器ですか?

国内未承認医療機器です。入手経路、国内承認の代替機器の有無、救済制度の対象外となり得ることを施術前に説明します。

参考にした一次情報・ガイドライン

  1. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12743727/
  2. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11706011/
  3. https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/about-reviews/devices/0035.html
  4. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/kokokukisei/

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