POTENZA PRIMEのチップ選択と肌悩み別の考え方
POTENZA PRIMEでは、チップの種類や深さの設計によって、肝斑、赤み、薬剤導入、引き締めの考え方を分けやすくなります。チップ選択の見方について、当院で重視している設計の考え方と一般的な医学情報を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年6月13日
- 公開日
- 2026年6月13日
- 更新日
- 2026年7月6日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、同じポテンツァ系の治療でも、機器名だけで設定を決めず、何を主に整えたいのかを先に確認しています。
肝斑、赤み、薬剤導入、引き締めでは、狙いたい層や刺激の許容度が異なるため、チップの種類、深さ、出力、ショット設計を分けて考えます。
POTENZA PRIMEのように選択肢が細かい機器でも、細かく設定できること自体が目的ではなく、その方の悩みに対して無理の少ない設計を組めるかを重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
RFマイクロニードリングでは、針の深さ、エネルギー設定、薬剤導入の有無によって、主に反応する層や期待する変化が異なります。
肝斑や赤みのように刺激で悪化しうる悩みでは、単純に強い反応を出すことよりも、どの層へどの程度の刺激を入れるかが重要です。
また、薬剤導入を伴う設定と、針を使わない引き締め目的の設定では、治療目標もアフターケアも異なるため、同じ『ポテンツァ』でも一つの治療としてまとめすぎない考え方が必要です。
同じポテンツァでも、チップが変わると目的が変わります
ポテンツァ系の治療では、チップの構造や設定によって、色調を見たいのか、薬剤を届けたいのか、引き締めを狙いたいのかが変わります。
そのため『ポテンツァを受ける』だけでは治療内容を言い表せず、どの悩みにどの設計を当てるかが重要になります。
肝斑と赤みは同じ設計で考えません
肝斑では刺激に対する不安定さへの配慮が必要で、赤みでは血管成分や炎症の残り方を見ながら考える必要があります。
見た目が似た色ムラでも、悪化因子や優先したい反応が異なるため、同じ深さや同じ出力でまとめて扱わないことが大切です。
薬剤導入と針を使わない引き締めは、狙う層が異なります
ドラッグデリバリーでは、どの薬剤をどの層へ届けるかが中心になり、施術後の経過も薬剤の種類で変わります。
一方で、針を使わない引き締め目的の設定では、薬剤導入とは別の治療目標になるため、同日に組み合わせるかどうかも含めて設計を考えます。
費用の目安
- POTENZA PRIMEの費用は、使用するチップ・薬剤・照射範囲・回数で変動します。
従来のPOTENZA料金をそのまま当てはめず、最新のご案内をご確認ください。
リスク・副作用・注意点
- 針を使う設定では、赤み、腫れ、点状出血、ひりつきが数日続くことがあります。
- 薬剤導入を伴う設定では、導入成分に応じた刺激感や赤みが出ることがあります。
- 肝斑や赤みが不安定な時期は、刺激の入れ方によって色調が悪化することがあります。
実際の注意点は、選択するチップや薬剤、施術間隔で変わるため、診察時の説明もご確認ください。
References
根拠文献・専門情報
-
Radiofrequency Microneedling: A Comprehensive and Critical Review.
RFマイクロニードリングの適応、設定、併用の考え方を整理したレビューです。
-
Microneedling as an adjuvant to topical therapies for melasma: A systematic review and meta-analysis.
肝斑に対するマイクロニードリング併用療法を整理した系統的レビューです。
-
The efficacy and safety of microneedling with topical tranexamic acid for melasma treatment: A systematic review and meta-analysis.
肝斑でのトラネキサム酸とマイクロニードリング併用の効果と安全性をまとめたメタ解析です。
-
美容医療診療指針
肝斑に対する外用、ピーリング、レーザーなどの位置づけと副作用への注意点を整理した診療指針です。
よくあるご質問
Q. POTENZA PRIMEでは、悩みが違っても同じチップを使いますか?
一律ではありません。肝斑、赤み、薬剤導入、引き締めでは、狙う層や刺激の許容度が異なるため、チップや設定を分けて考えます。
Q. 肝斑と赤みが両方ある場合はどう考えますか?
どちらが主な悩みか、刺激で悪化しやすい状態かを確認し、同時に行うか、順番を分けるかを肌の反応に合わせて判断します。
Q. 薬剤導入の設定は誰でも同じですか?
同じではありません。導入する薬剤、届けたい層、施術後の赤みや乾燥の出やすさで設計が変わるため、診察で適応を確認します。
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