施術紹介ニキビアドバテックス

アドバテックス治療で重視している3つの視点

アドバテックスは、赤み、炎症性ニキビ、皮脂、肌質の重なりを整理したいときの選択肢です。当院で治療時に重視している3つの視点と、一般的な医学情報、参考文献をまとめます。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2026年5月8日
公開日
2026年5月8日
更新日
2026年7月6日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

アドバテックスの2つの波長と診療で重視している視点を示した図

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 2つの波長を一律ではなく使い分けます
  4. 赤みだけでなく炎症と皮脂の残り方も見ます
  5. スポット照射や経過観察も含めて計画します
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、アドバテックスを『機械を当てるだけの治療』とは考えず、赤みの分布、炎症性ニキビの残り方、皮脂量、色むらや肌質の重なりを見ながら設定を調整しています。

全顔照射と同日に、必要な血管や病変部へスポット照射を追加することがあり、どこを重点的に見るかは診察で決めています。

治療後の反応を見ながら設定や間隔を調整するため、経過観察を受けやすいことも継続治療では大切だと考えています。

General Medical Information

一般的な医学情報

589nmはヘモグロビンに反応しやすく、赤みや血管反応を伴う状態で使われることがあります。1319nmは真皮や皮脂関連の変化を見たいときの選択肢になります。

ニキビ後の赤みでは、赤みそのものだけでなく、活動性の炎症、皮脂、バリア機能の乱れが残っていないかを合わせて考えることが重要です。

研究では、光・レーザーを外用治療に併用したときの改善傾向や、デュアル波長レーザーの有効性が報告されていますが、回数や適応は症状の重なりによって変わります。

2つの波長を一律ではなく使い分けます

アドバテックスの特徴は、赤みや血管反応を見やすい589nmと、皮脂や真皮の変化を見やすい1319nmを組み合わせて考えられる点です。

そのため、赤みだけ、ニキビだけと単純化せず、炎症、皮脂、肌質まで含めて見たいケースで候補になりやすい治療です。

赤みだけでなく炎症と皮脂の残り方も見ます

ニキビ後の赤みが気になる場合でも、活動性の炎症がまだ残っているのか、皮脂の影響が強いのかで治療の組み立ては変わります。

外用や内服の調整が先に必要なこともあり、アドバテックスを使う場合も単独で完結させるのではなく、順番を意識して提案しています。

スポット照射や経過観察も含めて計画します

顔全体の色むらを整えたいのか、血管が目立つ部分を追加で見たいのかによって、全顔照射とスポット照射の位置づけは変わります。

1回ごとの反応を見ながら設定や間隔を調整することで、必要な部位へ無理なく積み上げていくことを大切にしています。

費用の目安

  • 589nm + 1319nm / 全顔 + フェイスライン 1回 30,000円 / 5回 139,000円
  • 顎下オプション 1回 6,000円
  • 全顔照射と同時のスポット照射込み

病変部のみをみるスポット照射は、単独では 1cm × 1cmまで 6,600円からです。必要な組み合わせは診察でご案内します。

リスク・副作用・注意点

  • 一時的な赤み、ほてり、乾燥、軽い腫れが出ることがあります。
  • 症状や照射内容により経過は異なるため、反応を見ながら設定や間隔を調整します。

肌状態によっては別治療を先に提案することがあります。実際の注意点は診察時の説明もご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. PubMed PMID: 42087432

    Efficacy and Safety of a Dual-Wavelength 589/1319 nm Laser for the Treatment of Acne Erythema: A Split-Face Randomized Controlled Trial.

    にきび後の赤みに対する589/1319nmデュアル波長レーザーの有効性と安全性を評価したランダム化比較試験です。

  2. PubMed PMID: 34985175

    Treatment protocols and efficacy of light and laser treatments in post-acne erythema.

    にきび後紅斑に対する光・レーザー治療の考え方を整理したレビューです。

  3. PubMed PMID: 31290591

    Treatment of acne scarring with a novel dual-wavelength laser.

    デュアル波長レーザーをにきび瘢痕治療へ応用した報告です。

  4. PubMed PMID: 16427500

    LASER-tissue interactions.

    波長ごとに反応しやすい標的や組織応答が異なることを整理した総説です。

よくあるご質問

Q. アドバテックスは赤みだけの治療ですか?

赤みだけに限定せず、炎症性ニキビ、にきび後の赤み、皮脂、肌質の重なりを見たいときの選択肢として考えます。

Q. ニキビが出ている時期でも相談できますか?

はい。活動性のニキビがある場合は、外用や内服との組み合わせや順番を含めて、アドバテックスが適しているかを判断します。

Q. スポット照射は誰でも追加しますか?

一律ではありません。血管や病変部の目立ち方を確認し、全顔照射と同日に追加した方が良いかを診察で判断します。

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