シミ・赤み・ニキビ跡が混在するときの治療の考え方
シミ、赤み、ニキビ跡が同時に気になる場合は、色素、血管反応、炎症、瘢痕を分けて考えることが大切です。当院で重視している見立てと、一般的な医学情報、参考文献を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年2月15日
- 公開日
- 2026年2月15日
- 更新日
- 2026年7月6日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、複合的な肌悩みを一つの病名や一つの機器でまとめず、シミが主体か、赤みが主体か、活動性のにきびや瘢痕が重なっているかを分けて見ています。
色素を狙う治療と赤みを狙う治療では考え方が異なるため、診察ではどの要素を先に整えるべきか、どこまで同時進行できるかを整理しています。
肌が不安定な時期は、機器選択だけでなく、外用、紫外線対策、摩擦の見直しを含めて、悪化しにくい土台づくりを優先することがあります。
General Medical Information
一般的な医学情報
シミや肝斑のような色素性変化、酒さや炎症後紅斑のような赤み、にきび瘢痕のような凹凸は、それぞれ病態が異なるため、同じ治療で一律に考えることはできません。
色素を狙うレーザーでは炎症後色素沈着に注意が必要で、赤みの治療では血管反応や炎症の残り方を見ながら適応を判断します。
複数の悩みが重なる場合は、単独治療よりも、症状ごとの優先順位をつけて段階的に治療を組み合わせる考え方が一般的です。
複合的な悩みは分けて考えます
シミ、赤み、にきび跡が同時に気になる場合でも、実際には色素、血管反応、炎症、凹凸が別々に重なっていることが多いです。
そのため、見た目が似ていても、まず何が中心なのかを分けて整理することが、治療を考える出発点になります。
色素と赤みでは選ぶ治療が変わります
シミや肝斑では色素の深さや炎症の有無を見ながら、色素系の治療を考えます。一方で、赤みが主体のときは、血管反応や炎症の残り方を見て別の選択肢を考えます。
同じ肌の上で両方が重なっている場合は、先に赤みや炎症を落ち着かせた方がよいこともあり、順番づけが重要です。
1つの機器で完結させず順番を組み立てます
ルビーフラクショナルやアドバテックスのように、それぞれ得意な役割を持つ機器がありますが、どれか一つで全てを同時に解決する前提では考えていません。
診察では、肌の反応、ダウンタイムの許容度、現在の炎症の有無を確認しながら、どの悩みを先に整えるか、どの治療を組み合わせるかを提案しています。
費用の目安
- ルビーフラクショナル 全顔(看護師施術) 1回 ¥16,500 / 1クール目5回 ¥66,000 / 2クール目以降5回 ¥55,000 / 医師施術 1回 ¥27,500
- アドバテックス(589+1319nm) 全顔(スポット照射込み) 1回 ¥30,000 / 5回 ¥139,000
複合悩みの記事のため、費用は関連しやすい代表メニューを2026-07-06の公式料金表から整理しています。実際の適応や選択機器は診察で判断します。
リスク・副作用・注意点
- ルビーフラクショナルでは、照射後1週間以内にかさぶたができたり、炎症後色素沈着が生じることがあります。元の肌状態に戻るまで3カ月以上かかることがあります。
- アドバテックスでは、一時的な赤み、ほてり、乾燥などが出ることがあります。症状や照射内容により経過は異なります。
公式施術ページを2026-07-06に取得して自動整理しています。選択する機器でダウンタイムや注意点は変わるため、診察時の説明もご確認ください。
References
根拠文献・専門情報
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Laser eradication of pigmented lesions: a review.
色素性病変に対するレーザー治療の考え方を整理したレビューです。
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Efficacy of 694-nm Q-switched ruby fractional laser treatment of melasma in female Korean patients.
694nm Qスイッチルビーフラクショナルレーザーの有効性を報告した論文です。
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Laser and energy-based devices for treating rosacea – a systematic review and network meta-analysis.
酒さや赤み治療に対するレーザー・エネルギーデバイス治療を比較した系統的レビューです。
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Acne Scarring Management: Systematic Review and Evaluation of the Evidence.
にきび瘢痕治療の組み合わせ方を整理した系統的レビューです。
よくあるご質問
Q. シミと赤みが同時にあるときはどちらから治療しますか?
一律ではありません。炎症や血管反応が強い場合は先に赤み側を整えた方がよいことがあり、色素が主体なら色素治療を優先することがあります。
Q. にきび跡があるとレーザー治療は受けられませんか?
受けられることはありますが、活動性のにきびや赤みの強さ、凹凸のタイプによって向く治療や順番が変わります。
Q. 複数の悩みを一度に治療できますか?
同時に考えられる部分もありますが、刺激が強くなりすぎないよう、優先順位をつけて段階的に治療を組み合わせることがあります。
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