医師解説

ニキビ・ニキビ跡治療で優先順位をどう考えるか

ニキビ治療は、活動性の炎症を抑え、残る赤み・色素沈着を整え、最後に凹みを瘢痕型ごとに治療します。頬・あご・フェイスラインに繰り返す大人ニキビを例に、外用・内服・排膿、アドバテックス、ポテンツァ、トライフィルプロ、TCA CROSS、サブシジョンの順序を解説します。

Medical Information

この記事について

監修日
2026年8月9日
公開日
2026年5月4日
実質更新日
2026年8月9日

Contents

目次

  1. 活動性ニキビから瘢痕まで、四つの段階に分けます
  2. 外用・内服・栄養補助で、新しい炎症を減らします
  3. 膿がたまった病変は、炎症が長引く前に排膿します
  4. 赤み・皮脂・色素沈着には二つの波長を使います
  5. 凹みはアイスピック・ボックスカー・ローリング型に分けます
  6. 大人ニキビは導入期から維持期まで比重を変えます
  7. 炎症性ニキビと赤みが重なる時期の組み合わせ
  8. 炎症が減ったら、赤みと浅い凹凸を同時に追います
  9. 炎症が落ち着いた後は、残る瘢痕型だけを治療します
  10. 次に進む段階を一緒に決めます
  11. 診療で確認するポイント
  12. 治療選択の比較
  13. 費用の目安
  14. リスク・副作用・注意点
  15. 関連記事
  16. 関連施術・関連症状のご案内
  17. 執筆・監修
  18. 参考にした一次情報・ガイドライン
  19. よくあるご質問

活動性ニキビから瘢痕まで、四つの段階に分けます

治療前の写真では、炎症性の丘疹・膿疱、赤み、褐色の色素沈着、凹みが同じ頬に重なっています。最初に新しい炎症を減らし、その後に残る色と凹凸を分けて治療するのが基本の順序です。

第1段階はスキンケア・外用薬・内服薬、第2段階は膿を伴う病変の切開排膿、第3段階はニキビ後の赤み・色素沈着、第4段階はニキビ瘢痕です。炎症が続く時期に凹みだけを治療するのではなく、今もっとも増えている病変から優先します。

外用・内服・栄養補助で、新しい炎症を減らします

白ニキビと赤ニキビが続く時期は、洗顔と保湿を整え、ビタミンAを含む外用を少ない頻度から加えます。毛穴の詰まり、皮脂、炎症を対象にし、赤み・乾燥・皮むけが強ければ量と頻度を戻します。処方外用レチノイドとレチノール配合スキンケアは区分が異なるため、使っている製品を確認して組み立てます。

炎症性ニキビが多い場合は抗菌薬を2〜3か月ほど用い、重症・難治性で瘢痕化が進む場合はイソトレチノインを検討します。漢方薬は炎症の経過や体質に応じた補助で、図解では柴苓湯を例示しています。抗菌薬を長く続けるのではなく、新しい皮疹が減ったかを見て外用中心へ戻します。

栄養補助では、ビタミンA配合のレチナールミセルが30日分60粒、亜鉛の栄養機能食品が30日分90粒として掲載されています。いずれもニキビ治療を置き換える薬ではなく補助に位置づけ、ビタミンAを含む製品は妊娠中・妊娠を計画している時期やイソトレチノイン内服中の重複を避けます。

面皰と炎症性皮疹を同時に減らすため、外用レチノイド薬とBPOなどを組み合わせ、抗菌薬の期間を区切り、重症・瘢痕化・治療不応ではイソトレチノインを検討することが推奨されているとの報告がありました(参考文献1)。

活動性ニキビを先に治療して新しい凹みを増やさない根拠として、24週後の瘢痕数はアダパレン0.3%・BPO2.5%側で15.5%減少し、基剤側では14.4%増加したとの報告がありました(参考文献2)。

膿がたまった病変は、炎症が長引く前に排膿します

膿を伴う炎症性ニキビでは、CO2レーザーで小さな出口を作り、内容物を排出して炎症を鎮めます。病変だけを処置し、周囲の正常皮膚への操作を抑える方法です。

図解では、炎症が2週間以上続くと色素沈着や瘢痕につながりやすいという院内目安を示し、長引く前の排膿を勧めています。保険診療で扱える場合があり、病変の深さと膿の貯留を診察して切開排膿の対象を決めます。

赤み・皮脂・色素沈着には二つの波長を使います

炎症性ニキビが減って赤みや皮脂が残る段階では、ADVATxの589nmを赤みや炎症に関わる血管、1319nmを皮脂と毛穴へ向けます。図解の治療間隔は3〜4週間に1回です。

赤み・色素沈着とともに毛穴や浅い凹凸が目立つ場合はPOTENZAも候補にします。針治療の回復期間を取りにくい日はADVATx、皮膚の再構築を加えたい段階ではPOTENZAというように、残っている所見とダウンタイムで順序を分けます。

外用治療へ589nm・1319nmを加える根拠として、3か月後の炎症性皮疹数はBPOとレーザーの併用側で46%、BPO単独側で29%減少したとの報告がありました(参考文献3)。

凹みはアイスピック・ボックスカー・ローリング型に分けます

頬全体に浅い凹凸が広がる場合は、POTENZAの針先からRFを届け、薬剤導入ではマックーム(PLLA製剤)を組み合わせます。麻酔クリームを用い、図解では施術後の赤みを3〜7日ほどとしています。赤みや盛り上がりが残る瘢痕にはADVATxを併用する場合があります。

浅いボックスカー型など一か所ずつ狙う凹みには、トライフィルプロのシワ・瘢痕モードで炭酸ガスによる局所剥離を行い、ジュベルックなどの薬剤を届けます。小さく深いアイスピック型と小型ボックスカー型にはTCA CROSSを用い、白変、痂皮、数週間から数か月続く赤みを追います。

大きめのボックスカー型とローリング型で皮下の癒着がある場合は、手動サブシジョンで引き込みを切離します。図解ではダウンタイムを1〜2週間とし、再癒着を抑える目的で製剤を併用する場合があります。

図表上の対応は、POTENZA・トライフィルプロ薬剤導入がアイスピック型○・ボックスカー型○・ローリング型△、手動サブシジョンが×・○・◎、トライフィルプロのシワ・瘢痕モードが△・◎・○、TCA CROSSが◎・△・×です。凹みの入口、深さ、縁の硬さ、皮膚を伸ばしたときの影で選びます。

凹みの型ごとに治療を組み合わせる根拠として、補助手技は瘢痕型・重症度・数に応じて選び、レーザーやRFとの併用治療は単独治療より良好な結果を示す傾向があるとの報告がありました(参考文献4)。

浅い凹凸と毛穴へRFマイクロニードリングを選ぶ根拠として、治療後にニキビ跡と毛穴の評価が70%を超える参加者で改善し、皮脂量には変化がなかったとの報告がありました(参考文献5)。

大人ニキビは導入期から維持期まで比重を変えます

大人ニキビは頬・あご・フェイスラインに繰り返し、同じ場所に再発しやすいのが特徴です。炎症ニキビと赤みが中心ならビタミンA外用、抗菌薬、ADVATxを組み、炎症が減って赤み・色素沈着・毛穴・凹みが主になれば排膿、ADVATx、POTENZAを配分します。瘢痕が主なら型別の局所治療へ進みます。

開始〜1か月の導入期は外用と必要な施術、保湿、生活習慣を同時に整えます。1〜3か月の初期改善期は炎症と皮脂を抑え、3〜6か月の中期は赤み・色素沈着・凹みへ瘢痕ケアを加えます。6か月以降は外用による再発予防を続けながら、残る凹凸と赤みを治療します。

炎症性ニキビと赤みが重なる時期の組み合わせ

頬やフェイスラインに炎症性ニキビを繰り返し、赤みと瘢痕も見える時期は、ビタミンA外用を週2回程度から始め、抗菌薬を2〜3か月、ADVATxを3週間に1回・5回前後という順で組みます。

膿がたまった病変は2週間以内を院内目安に排膿し、外用・抗菌薬を続けても炎症が強い重症・難治例ではイソトレチノインを別枠で検討します。新しい炎症が減った後、残った赤みと凹みを次の段階へ引き継ぎます。

炎症が減ったら、赤みと浅い凹凸を同時に追います

治ると別の場所にニキビが出る一方、以前の炎症による赤み・色素沈着・毛穴・凹みが目立つ時期は、外用と必要時の排膿を続けながら、ADVATxで炎症後の赤みと皮脂を扱います。

凹凸にはPOTENZAの瘢痕治療モードとマックーム導入を加えます。ダウンタイムを取りにくい時期はADVATxの日を優先し、皮膚反応が落ち着いた後にPOTENZAへ進むことで、今ある炎症と瘢痕治療の負担を分けます。

炎症が落ち着いた後は、残る瘢痕型だけを治療します

新しいニキビが落ち着き、凹みと赤みへの不満が中心になったら、面状の浅い凹凸へPOTENZA、局所の硬い凹みへトライフィルプロ、狭く深い凹みへTCA CROSS、広い癒着へ手動サブシジョンを配分します。図解ではトライフィルプロを3回前後の目安としています。

治療後は同じ正面・斜位で、面状の粗さ、点状の深い穴、皮下から引かれる影、残る赤みを別々に再評価します。フェイスラインに新しい皮疹が再発した場合は、瘢痕治療だけを続けず外用と炎症治療へ戻ります。

次に進む段階を一緒に決めます

診察では、活動性ニキビの数、赤みと色素沈着の分布、凹みの型、取れるダウンタイムを一枚の治療計画にまとめます。まず炎症を減らすのか、残る色を治療するのか、瘢痕手技へ進むのかを確認して、必要な予約枠を決めます。

Clinical View

診療で確認するポイント

  • 正面と左右斜位を同じ照明で撮影し、面皰・丘疹・膿疱、赤い斑、褐色の色素沈着、凹みを別々に数えます。
  • 新しい炎症が続く部位は外用・内服・排膿を先にし、赤みと皮脂が残る部位だけに589nm・1319nmを配分します。
  • 炎症が減った後、アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型と皮下癒着を確認し、面状治療と局所治療の範囲を決めます。
  • 回復後は同じ構図で再撮影し、再発した炎症、残る色、残る凹みのうち、次に治療する一項目を選びます。

Comparison

治療選択の比較

治療・対応 向く状態 向かない/慎重な状態 回数の目安 ダウンタイム 費用(税込) 承認状況
外用・内服・切開排膿 面皰、丘疹、膿疱が続き、新しい赤み・凹みが増える時期 炎症がなく、完成した萎縮性瘢痕だけが残る状態 外用は継続、抗菌薬は2〜3か月、排膿は膿のある病変ごと 外用の刺激、薬剤ごとの副作用、排膿後の赤み・痂皮・色素沈着 イソトレチノイン20mg・30日分22,000円。排膿は保険診療となる場合あり 要確認
ADVATx 589nm・1319nm 炎症性ニキビ後の赤み、皮脂、毛穴が主で、針治療の回復期間を取りにくい時期 深いアイスピック型、広い皮下癒着だけが主な状態 図解は3〜4週間に1回、具体例は3週間に1回・5回前後 一時的な赤み、熱感、腫れ、乾燥。まれに水疱、熱傷、色素変化 全顔1回30,000円/5回139,000円(税込) 要確認
POTENZA 瘢痕治療・薬剤導入 炎症が減った後の毛穴、頬全体に広がる浅い凹凸 膿疱が多い時期、狭く深い凹み・強い皮下癒着だけが主な状態 皮膚反応の回復後に面状の凹凸を再評価 痛み、赤み3〜7日、腫れ、点状出血、針跡、痂皮、乾燥、色素沈着 全顔1回66,000円/3回188,100円、マックーム追加22,000円(税込) 要確認
トライフィルプロ・TCA CROSS・手動サブシジョン 局所ボックスカー型、アイスピック型、癒着性ローリング型 新しい炎症性ニキビが多く、瘢痕型を安定して評価できない時期 トライフィルプロは図解で3回前後。TCAとサブシジョンは病変・範囲ごと 赤み、腫れ、内出血、痂皮、色素沈着。TCAの赤みは数週〜数か月、サブシジョンは1〜2週間が目安 トライフィル1か所18,000円、TCA20か所22,000円、サブシジョン2×2cm 33,000円(税込) 要確認

費用の目安

  • イソトレチノイン20mg・30日分22,000円
  • ADVATx全顔1回30,000円・5回139,000円
  • POTENZA赤み・ニキビ・毛穴全顔1回55,000円・3回156,750円、瘢痕治療・薬剤導入全顔1回66,000円・3回188,100円
  • トライフィルプロ瘢痕治療1か所18,000円、TCA CROSS20か所22,000円、サブシジョン2×2cm 33,000円

すべて税込。切開排膿は病変により保険診療となる場合があります。レチナールミセル、亜鉛、漢方薬、抗菌薬は現行ローカル料金正本で一律料金を確認できないため、固定額を掲載していません。

リスク・副作用・注意点

  • ビタミンA外用・内服・栄養補助は製品区分を分け、妊娠、肝機能、脂質、併用治療を確認する
  • 炎症性病変の排膿後は出血、感染、色素沈着、瘢痕を確認する
  • 機器・注入・剥離・TCAは赤み、腫れ、熱傷、出血、痂皮、色素変化、硬結、感染、瘢痕に注意する
  • 国内承認・適応: アダパレン、BPO、抗菌薬などは製剤・用量・適応ごとに国内承認範囲を確認します。イソトレチノインは国内承認製剤の適応にニキビを含まず、ニキビ治療は適応外です。ADVATx、POTENZA、トライフィルプロ、マックーム、ジュベルックは国内未承認または使用目的が承認範囲外となるものを含み、医師が個人輸入等により使用します。TCA CROSSとサブシジョン後の製剤併用も承認範囲外の使用を含みます。未承認・適応外治療による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度等の対象外となる場合があります。

同日に一律に重ねず、炎症と前の治療反応が回復した後、次の段階へ進みます。

Doctor Review

執筆・監修

執筆医・監修医: 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)

References

参考にした一次情報・ガイドライン

  1. Reynolds RV, Yeung H, Cheng CE, et al. J Am Acad Dermatol. 2024;90(5):1006.e1-1006.e30. doi:10.1016/j.jaad.2023.12.017. PMID:38300170.

    Guidelines of care for the management of acne vulgaris

    研究デザイン: 系統的レビューとGRADEを用いて推奨を作成した米国皮膚科学会ガイドライン。 / 対象: 9歳以上の尋常性痤瘡を対象とし、18のエビデンスに基づく推奨と5つのgood practice statementを提示。 / 結果: BPO、外用レチノイド薬、外用抗菌薬、ドキシサイクリンを強く推奨し、重症、心理的負担・瘢痕化、標準治療不応ではイソトレチノインを強く推奨した。抗菌薬の使用制限と複数機序の外用併用をgood practiceとした。 / 限界: 米国のガイドラインで、日本の承認、保険診療、当院の化粧品・栄養補助食品にはそのまま適用できない。POTENZA等の機器を順位付けする推奨ではない。PubMed抄録・書誌を2026年8月9日に再確認し、ガイドライン全文は今回取得できなかった。 / 利益相反: PubMed抄録には著者ごとの利益相反詳細がなく、今回確認できた範囲は書誌・抄録まで。

  2. Dréno B, Bissonnette R, Gagné-Henley A, et al. Am J Clin Dermatol. 2018;19(2):275-286. doi:10.1007/s40257-018-0352-y. PMID:29549588.

    Prevention and Reduction of Atrophic Acne Scars with Adapalene 0.3%/Benzoyl Peroxide 2.5% Gel in Subjects with Moderate or Severe Facial Acne

    研究デザイン: 顔面左右にアダパレン0.3%・BPO2.5%ゲルまたは基剤を毎日24週塗布した、多施設無作為化・評価者盲検・半顔比較試験。 / 対象: 中等症〜重症の顔面ニキビ、炎症性皮疹25個以上、萎縮性瘢痕10個以上がある67人。全身治療を要する人は除外。 / 結果: 24週後、瘢痕数は治療側で15.5%減少、基剤側で14.4%増加し、炎症性皮疹は86.7%対57.9%減少した。治療関連有害事象は20.9%対9.0%で、主に皮膚刺激だった。 / 限界: アダパレン0.3%・BPO2.5%という特定の処方薬の試験で、レチノール化粧品、サプリメント、排膿、機器治療の効果を示さない。Galderma R&Dがスポンサーで、複数著者に同社との関係がある。PubMed抄録、ClinicalTrials.gov NCT02735421、公開原著PDFを2026年8月9日に確認した。 / 利益相反: Galderma R&D/Nestlé Skin Healthが試験とオープンアクセスを資金提供。著者にGaldermaの研究支援・顧問・雇用等の関係が開示されている。

  3. Boonpethkaew S, Ratanapokasatit Y, Chirasuthat S, Wattanakrai P. Arch Dermatol Res. 2025;317(1):635. doi:10.1007/s00403-025-04146-6. PMID:40140055; PMCID:PMC11947063.

    Efficacy and safety of the 589/1319 nm solid-state dual-wavelength laser combined with topical benzoyl peroxide for inflammatory acne vulgaris

    研究デザイン: 全顔に2.5%BPOを塗布し、無作為に選んだ半顔へ589nm・1319nmレーザーを2週ごとに4回追加した半顔比較試験。最終照射後3か月追跡。 / 対象: 左右の顔面に炎症性丘疹または膿疱がある18人。 / 結果: 3か月後の炎症性皮疹数は併用側で46%減少、BPO単独側で29%減少。重い有害事象はなく、レーザーの疼痛は10点中3.4±2.3だった。 / 限界: 18人の小規模研究で、BPOを両側に使用した補助治療の結果である。国内未承認機器ADVATx単独の効果、3〜4週または5回という当院図解の条件、瘢痕予防を直接証明しない。PMC全文・PubMed書誌を2026年8月9日に確認した。 / 利益相反: 装置はタイの販売代理店Laser Aesthetics Co., Ltd.から貸与。研究費はMahidol大学医学部皮膚科部門が提供し、著者はその他の利益相反なしと申告。

  4. Bhargava S, Cunha PR, Lee J, Kroumpouzos G. Am J Clin Dermatol. 2018;19(4):459-477. doi:10.1007/s40257-018-0358-5. PMID:29744784.

    Acne Scarring Management: Systematic Review and Evaluation of the Evidence

    研究デザイン: MEDLINEとEMBASEを検索し、萎縮性ニキビ跡治療のエビデンスを評価した系統的レビュー。 / 対象: レーザー、RF、ニードリング、サブシジョンなどを扱った89研究。 / 結果: レーザーとRFには複数の比較・観察研究があり、補助手技は瘢痕型・重症度・数に応じて選択され、併用治療は単独治療より良好な結果を示す傾向があった。 / 限界: 高品質研究が少なく、設定、皮膚型、瘢痕分類、併用方法、評価尺度が不均一。POTENZA、トライフィルプロ、TCA CROSS、手動サブシジョンの直接比較ではない。PubMed抄録・書誌を2026年8月9日に再確認し、原著全文は取得できなかった。 / 利益相反: PubMedレコードに利益相反欄はなく、個別開示の詳細は今回確認できなかった。

  5. Cho SI, Chung BY, Choi MG, et al. Dermatol Surg. 2012;38(7 Pt 1):1017-1024. doi:10.1111/j.1524-4725.2012.02402.x. PMID:22487513.

    Evaluation of the clinical efficacy of fractional radiofrequency microneedle treatment in acne scars and large facial pores

    研究デザイン: RFマイクロニードリング後の瘢痕グレード、毛穴評価、皮膚表面粗さ、真皮密度、皮脂量などを追った介入研究。 / 対象: ニキビ跡と毛穴がある30人。 / 結果: ニキビ跡のグレードと毛穴の医師評価は70%を超える参加者で改善し、皮膚表面粗さと真皮密度も改善した。経皮水分蒸散量と皮脂量には変化がなかった。 / 限界: 対照群がなく、研究機器・設定・導入薬剤は本記事のPOTENZA薬剤導入と同一ではない。瘢痕型別の結果やマックーム上乗せ効果を示していない。PubMed抄録・書誌を2026年8月9日に再確認し、原著全文は取得できなかった。 / 利益相反: PubMedレコードに利益相反欄はなく、資金提供・機器提供の詳細は今回確認できなかった。

よくあるご質問

Q. ニキビとニキビ跡が両方あるとき、何から始めますか?

新しい丘疹・膿疱が続く場合は、外用・内服・必要な排膿で炎症を減らす段階から始めます。炎症が減った後、赤み・色素沈着、最後に瘢痕型ごとの凹み治療へ進みます。

Q. ビタミンA外用、抗菌薬、イソトレチノインはどう使い分けますか?

ビタミンAを含む外用は毛穴の詰まりと再発予防、抗菌薬は炎症性ニキビが多い時期の短期治療、イソトレチノインは重症・難治性で瘢痕化が進む場合に検討します。処方外用レチノイドとレチノール配合スキンケアは別製品です。

Q. ADVATxとPOTENZAはどの段階で使いますか?

赤み・皮脂が主で針治療の回復期間を取りにくい時期はADVATx、炎症が減って毛穴や浅い凹凸を面状に治療する段階はPOTENZAを候補にします。図解の目安はADVATxが3〜4週間に1回、POTENZA後の赤みは3〜7日です。

Q. POTENZA、トライフィルプロ、TCA CROSS、サブシジョンはどう選びますか?

POTENZAは広い浅い凹凸、トライフィルプロは浅く硬いボックスカー型など局所の凹み、TCA CROSSは狭く深いアイスピック型・小型ボックスカー型、手動サブシジョンは大きなボックスカー型・ローリング型の皮下癒着へ配分します。

Q. 主な費用と承認状況を教えてください。

税込料金は、イソトレチノイン20mg・30日分22,000円、ADVATx全顔1回30,000円・5回139,000円、POTENZA赤み・ニキビ・毛穴治療全顔1回55,000円・3回156,750円、瘢痕治療・薬剤導入全顔1回66,000円・3回188,100円、トライフィルプロ瘢痕治療1か所18,000円、TCA CROSS20か所22,000円、サブシジョン2×2cm 33,000円です。イソトレチノインのニキビ治療、ADVATx、POTENZA、トライフィルプロ、マックーム、ジュベルックは国内未承認または承認範囲外の使用を含みます。

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