施術紹介ニキビ

ニキビ治療でスキンケア・外用・施術をどう組み合わせるか

ニキビ治療では、今ある炎症を抑える段階、再発しにくい肌へ整える段階、赤みやニキビ跡へ進む段階を分けて考えることが大切です。当院で重視している組み立て方、一般的な医学情報、参考文献を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2025年7月29日
公開日
2025年7月29日
更新日
2026年7月8日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. まずは炎症を抑える段階と、再発を減らす段階を分けます
  4. 赤みや皮脂の残り方で、施術を足す段階を考えます
  5. 凹凸やクレーターは、ニキビ跡治療として別枠で考えます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、ニキビの相談で、いきなり施術を決めるより先に、活動性の炎症が続いているのか、赤みが残っているのか、凹凸が主な悩みかを分けて確認しています。

外用やスキンケアの調整だけで動く段階と、内服や処置を足した方がよい段階、ポテンツァなどの機器を考える段階は同じではありません。

そのため、診察では『今いちばん先に整えるべき要素は何か』を見て、無理なく続けられる順番で治療を組み立てています。

General Medical Information

一般的な医学情報

ニキビは、毛包の角化異常、皮脂分泌、Cutibacterium acnes関連炎症などが関わる慢性炎症性疾患で、単一要因だけで続くわけではありません。

一般的なガイドラインでも、外用療法、必要に応じた内服療法、スキンケア指導を土台にしながら、赤みや瘢痕が残る段階では追加治療を検討する考え方が示されています。

そのため、炎症を抑える治療、再発を減らすホームケア、赤みやニキビ跡に対する施術を同列に並べず、病期ごとに組み合わせを変えることが重要です。

まずは炎症を抑える段階と、再発を減らす段階を分けます

繰り返すニキビでは、今ある炎症を抑えることと、同じ場所に再発しにくい状態へ整えることを分けて考える必要があります。

そのため、外用、内服、洗顔、保湿の見直しだけで動く時期と、追加の処置が必要な時期を一緒にしないことが大切です。

赤みや皮脂の残り方で、施術を足す段階を考えます

炎症性のニキビが落ち着いても、赤み、皮脂の多さ、ざらつきが残る場合には、機器治療や施術を組み合わせた方が整理しやすいことがあります。

ただし、施術を先行するより、刺激の強いホームケアや摩擦が残っていないかを先に調整した方がよいケースも少なくありません。

凹凸やクレーターは、ニキビ跡治療として別枠で考えます

凹凸が目立つ段階では、活動性ニキビの治療とは別に、ニキビ跡としての評価が必要です。

赤み中心なのか、色素沈着中心なのか、凹凸中心なのかで向く治療は変わるため、ポテンツァや瘢痕治療は病期を見ながら段階的に組み立てます。

費用の目安

  • ニキビ・ニキビ瘢痕治療で施術を組み合わせる場合、症状によって費用は大きく変わります。
  • 代表的な関連メニュー: ポテンツァ 瘢痕治療・薬剤導入 全顔 1回 ¥66,000 / 3回 ¥188,100
  • トライフィルプロ・薬剤導入 全顔(〜300Shotsジュベルック込) 1回 ¥99,000

外用・内服の内容や、赤み中心かニキビ跡中心かで提案内容は変わります。実際の費用は診察時にご確認ください。

リスク・副作用・注意点

  • 外用では乾燥、刺激感、赤みが出ることがあります。
  • ポテンツァなどの施術では、赤み、腫れ、点状出血、乾燥がみられることがあります。
  • 瘢痕治療を組み合わせる場合は、内出血、かさぶた、色素沈着などが起こることがあります。

実際のリスクは、今ある炎症の強さと組み合わせる治療内容で変わります。診察時の説明をご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. 日本皮膚科学会 2023

    尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023

    日本で使う外用、内服、補助療法の位置づけを整理したガイドラインです。

  2. J Am Acad Dermatol. 2024

    Guidelines of care for the management of acne vulgaris.

    ニキビ治療の外用、内服、維持療法を整理した最新のガイドラインです。

  3. Dermatol Surg. 2021

    Radiofrequency Microneedling: A Comprehensive and Critical Review.

    RFマイクロニードリングの適応、安全性、併用の考え方をまとめたレビューです。

  4. PubMed PMID: 29744784

    Acne Scarring Management: Systematic Review and Evaluation of the Evidence.

    ニキビ跡治療で、瘢痕の型に応じて治療を組み合わせる考え方を整理した系統的レビューです。

よくあるご質問

Q. ニキビ治療は最初から施術を組み合わせた方がよいですか?

一律ではありません。活動性の炎症が強い時期は、外用、内服、スキンケア調整を先に整えた方がよいことがあります。

Q. 赤みが残るときはどの段階で機械治療を考えますか?

炎症性ニキビの勢いが落ち着いたあとで、赤みや皮脂、ざらつきが残る場合に追加治療を検討することがあります。肌状態を見ながら順番を決めます。

Q. ニキビ跡の凹みは、今あるニキビの治療と同時に進めますか?

同時に考えることはありますが、凹凸やクレーターはニキビ跡として別に評価した方がよいことが多く、病期を見ながら段階を分けて進めます。

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