ルビーフラクショナルはなぜ回数を重ねるのか
ルビーフラクショナルでは、1回で強く反応させるより、肌状態を見ながら複数回で治療量を積み上げる考え方をとることがあります。当院で重視している判断軸と、一般的な医学情報、参考文献を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年4月26日
- 公開日
- 2026年4月26日
- 更新日
- 2026年7月6日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、ルビーフラクショナルを『一度で強く取る』治療としてではなく、肌状態を見ながら段階的に積み上げる治療として考えることがあります。
特に色ムラや戻りやすさが気になるケースでは、毎回の反応を見て出力や間隔を調整し、外用や紫外線対策も含めて設計しています。
レーザー後の肌管理まで含めて継続できることが、結果の安定につながると考えています。
General Medical Information
一般的な医学情報
フラクショナルレーザーは、面全体を均一に削るのではなく、微細な照射を分散して行うことで治療量を積み上げる考え方で使われます。
色素性病変や肝斑のように刺激で不安定になりやすい病態では、複数回に分けて反応を見ながら進める設計が検討されることがあります。
一方で、レーザー照射後は炎症後色素沈着や再燃の管理が重要で、アフターケアや紫外線対策が結果に影響します。
一回で強く反応させすぎない理由
色素を狙う治療では、反応を強くしすぎるほど良いわけではなく、炎症後色素沈着や治療後の不安定さにも注意が必要です。
そのため、ルビーフラクショナルでは、毎回の反応を見ながら治療量を積み上げる考え方が合うケースがあります。
回数を重ねる中で調整すること
回数を重ねる目的は、同じことを機械的に繰り返すことではなく、肌状態に応じて出力、間隔、外用管理を細かく調整することにあります。
反応の出方や色素沈着の残り方を見ながら進めることで、無理のない治療設計につながります。
レーザー後の外用と紫外線対策も治療の一部です
照射後の肌は刺激に弱くなるため、保湿、摩擦予防、紫外線対策を含めて管理することが大切です。
シミ治療はレーザーだけで完結するものではなく、その後の肌環境をどう整えるかまで含めて考えることが結果の安定につながります。
費用の目安
- 全顔(看護師施術)1回 ¥16,500 / 1クール目5回 ¥66,000 / 2クール目以降5回 ¥55,000 / 医師施術 1回 ¥27,500
公式料金表を2026-07-06に取得して整理しています。回数、施術者、適応によって費用は変わることがあります。
リスク・副作用・注意点
- 照射後1週間以内に、照射部位にかさぶたができることがあります。
- 炎症後色素沈着が生じることがあり、元の肌状態に戻るまで3カ月以上かかることがあります。
紫外線対策、保湿、摩擦予防などのアフターケアが大切です。実際の注意点は診察時の説明もご確認ください。
References
根拠文献・専門情報
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Efficacy of 694-nm Q-switched ruby fractional laser treatment of melasma in female Korean patients.
694nm Qスイッチルビーフラクショナルレーザーの反応を報告した論文です。
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Laser eradication of pigmented lesions: a review.
色素性病変に対するレーザー治療の考え方を整理したレビューです。
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Update on Melasma Treatments.
肝斑や色素性病変の治療で、手技と維持療法をどう組み合わせるかを整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. ルビーフラクショナルは1回で終わる治療ですか?
病変の性質や肌状態によって異なりますが、反応を見ながら複数回で積み上げる考え方をとることがあります。
Q. 回数を重ねるのは弱い治療を繰り返しているだけですか?
そうではありません。毎回の肌状態を見ながら出力や外用管理を調整し、無理なく治療量を積み上げるために回数設計を行うことがあります。
Q. 照射後に気をつけることはありますか?
保湿、紫外線対策、摩擦予防が大切です。照射後は色素沈着が出ることもあるため、アフターケアを含めて治療として考える必要があります。
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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。