ルビートーニング5回後に1年半メンテナンスを続けたシミ治療症例
濃淡の異なるシミが混在する肌へ、ルビートーニング5回と外用を行い、その後も1〜2か月ごとのメンテナンスを1年半継続した症例です。初期治療と維持治療の目的を分けて整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2024年8月24日
- 公開日
- 2024年8月24日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。


Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、レーザートーニングを、5回での変化を見る治療と、その後の肌メンテナンスを続ける治療に分けて考えています。
元記事のように、5回時点でシミへの反応が十分に見えていても、その後は1から2か月ごとに間隔をあけながら、加齢に伴う色ムラや質感変化を穏やかに整える目的で継続することがあります。
また、ZOスキンや高濃度ビタミンA、ハイドロキノンを併用する場合も、刺激を足しすぎないよう肌状態を見ながら進めることを重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
ルビーフラクショナルトーニングは、全顔の色ムラやくすみを少しずつ整えながら、肌質変化もあわせて見たいときに候補になる治療です。
初期は2から3週間ごとに反応を見ながら回数を重ね、その後は1から2か月ごとのメンテナンスへ移る設計が使われることがあります。
肝斑が混在する場合や外用刺激が強い場合は、反応を見ながら慎重に出力や間隔を調整することが重要です。
初期5回は、混在する色素の反応を確認する期間です
元記事では5回と外用併用でシミが目立ちにくくなったことを確認しています。
濃さや大きさが異なる病変は反応も一様ではないため、残った色素を再評価します。
その後の1年半は、初期治療とは目的が異なります
1〜2か月ごとの維持治療は、同じ効果を繰り返すのではなく、新しい色素や色ムラ、肌の反応を確認する期間です。
必要がなければ間隔を延ばす、または休止する判断もあります。
肝斑が混在する場合は、照射と外用を慎重に調整します
肝斑は刺激で悪化することがあるため、強い照射を一律に重ねることは避けます。
赤みや乾燥があるときは、外用と照射間隔を見直します。
費用の目安
- 全顔(看護師施術)1回 ¥16,500 / 1クール目5回 ¥66,000 / 2クール目以降5回 ¥55,000 / 医師施術 1回 ¥27,500
初期クールとメンテナンス継続では回数設計が変わることがあります。外用併用や肌状態で提案内容は変わるため、診察時にご確認ください。
リスク・副作用・注意点
- 照射後に数時間から当日中の赤み、乾燥がみられることがあります。
- 1週間以内に薄いかさぶたができることがあります。
- 炎症後色素沈着が生じることがあり、元の肌状態に戻るまで3カ月以上かかることがあります。
紫外線対策、保湿、摩擦予防、外用刺激の調整が大切です。肝斑が混在する場合は診察で慎重に適応を確認します。
References
根拠文献・専門情報
-
Efficacy of 694-nm Q-switched ruby fractional laser treatment of melasma in female Korean patients.
694nm Qスイッチルビーフラクショナルレーザーの反応を報告した論文です。
-
Laser eradication of pigmented lesions: a review.
色素性病変に対するレーザー治療の考え方を整理したレビューです。
-
Update on Melasma Treatments.
肝斑や色素性病変の治療で、手技と維持療法をどう組み合わせるかを整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 5回で改善した後も続ける必要がありますか?
必須ではありません。新しい色素や色ムラ、肌状態を見て、維持治療の必要性と間隔を個別に決めます。
Q. メンテナンスは何か月ごとですか?
元記事では1〜2か月ごとですが、紫外線量、肌の反応、外用内容によって間隔は変わります。
Q. 肝斑があっても同じ治療を続けられますか?
可能な場合もありますが、刺激で悪化しないよう出力、間隔、外用を慎重に調整します。
ご予約・ご相談はこちら
症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。