医師解説ルビーフラクショナル

ルビーフラクショナルトーニングの特徴と治療間隔の考え方

ルビーフラクショナルトーニングは、顔全体の色ムラやくすみを少しずつ整えながら、肌の質感もあわせて見たいときに候補になる治療です。特徴と治療間隔の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2024年12月6日
公開日
2024年12月6日
更新日
2026年7月9日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 全顔の色ムラと質感を一緒に見たいときに候補になります
  4. 2〜3週間ごとのコース設計が使われる理由
  5. 外用やスキンケアの併用も治療設計の一部です
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、ルビーフラクショナルトーニングを、顔全体の色ムラやくすみを少しずつ整えたいときの選択肢として考えています。

一時的な赤みが出ても長引きにくい反応を確認しながら、夏冬を問わず継続しやすい設計にすることを重視しています。

また、外用やスキンケアを併用する場合も、刺激を足しすぎないよう肌の耐用性を見ながら組み合わせています。

General Medical Information

一般的な医学情報

フラクショナルレーザーは、面全体を均一に削るのではなく、微細な照射を分散して行うことで治療量を積み上げる考え方で使われます。

694nmのルビーレーザーはメラニンに反応しやすく、全顔の薄い色ムラやくすみ、質感変化を少しずつ整えたい場面で使われることがあります。

複数回で反応を見ながら進める設計や、外用療法を併用する考え方は、色素治療を安定して続けるうえで重要です。

全顔の色ムラと質感を一緒に見たいときに候補になります

ルビーフラクショナルトーニングは、境界のはっきりしたシミだけでなく、顔全体のくすみや細かな色ムラを少しずつ整えたい場面で考えやすい治療です。

色素変化と同時に、毛穴や小じわの見え方が気になる肌では、肌全体の反応を見ながら進める設計が合うことがあります。

2〜3週間ごとのコース設計が使われる理由

毎回の反応を見ながら色素変化を積み上げるため、初期は2〜3週間ごとに複数回重ねる設計が使われることがあります。

回数を重ねる目的は、同じ照射を繰り返すことではなく、肌の反応や乾燥、色素沈着の出方に応じて調整することにあります。

外用やスキンケアの併用も治療設計の一部です

色素治療では、レーザー後の保湿、遮光、摩擦予防に加えて、刺激を見ながら外用を組み合わせることがあります。

外用の併用は一律ではなく、赤みや乾燥が出やすい肌ではペースや濃度を調整しながら続けやすい形に整えることが大切です。

費用の目安

  • 全顔(看護師施術)1回 ¥16,500 / 1クール目5回 ¥66,000 / 2クール目以降5回 ¥55,000 / 医師施術 1回 ¥27,500

公式料金表を2026-07-06に取得して整理しています。回数、施術者、適応によって費用は変わることがあります。

リスク・副作用・注意点

  • 照射後1週間以内に、照射部位にかさぶたができることがあります。
  • 炎症後色素沈着が生じることがあり、元の肌状態に戻るまで3カ月以上かかることがあります。

紫外線対策、保湿、摩擦予防などのアフターケアが大切です。実際の注意点は診察時の説明もご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. Dermatol Surg. 2011

    Efficacy of 694-nm Q-switched ruby fractional laser treatment of melasma in female Korean patients.

    694nm Qスイッチルビーフラクショナルレーザーの反応を報告した論文です。

  2. Dermatol Surg. 2011

    Laser eradication of pigmented lesions: a review.

    色素性病変に対するレーザー治療の考え方を整理したレビューです。

  3. J Clin Aesthet Dermatol. 2024

    Update on Melasma Treatments.

    肝斑や色素性病変の治療で、手技と維持療法をどう組み合わせるかを整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. ルビーフラクショナルトーニングは夏でも受けられますか?

可能なことはありますが、紫外線対策とアフターケアが前提です。肌状態や予定に応じて時期や間隔を調整します。

Q. 何回くらい続けることが多いですか?

病変や肌状態によりますが、初期は複数回で反応を見ながら積み上げる設計が使われることがあります。実際の回数は診察でご案内します。

Q. 外用やスキンケアは併用した方がよいですか?

併用することがあります。ただし刺激を足しすぎると続けにくくなるため、赤みや乾燥の出方を見ながら組み合わせを調整します。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。