ZO SKIN HEALTH製品を目的別に選ぶ|美容液・レチノール・保湿
ZO SKIN HEALTHは、価格ではなく、皮脂・毛穴、色調・抗酸化、高濃度レチノール、保湿・バリア、目元・ボディの目的で選びます。2026年4月1日に価格が改定された12製品を、主要成分、朝晩の使い方、濃度を上げる順序と新価格で整理します。
Medical Information
この記事について
- 執筆医・監修医
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年8月9日
- 公開日
- 2026年3月5日
- 実質更新日
- 2026年8月9日

Contents
目次
2026年4月1日に12製品の価格が改定されました
原材料費・諸経費の高騰と為替変動により、2026年4月1日から新価格が適用されました。クラリファイング セラムは16,500円から17,820円、シーセラムは16,280円から17,600円、ブライタライブ®は22,000円から23,540円へ改定されています。
レチノール製品は、スキンブライセラム0.25が14,300円から14,960円、0.5が16,060円から17,600円、1.0が18,480円から19,800円、ARナイトリペアが25,300円から27,500円です。RCクリームは18,480円から19,800円になりました。
保湿・目元・ボディ製品は、ハイドロミストが11,000円から12,100円、ハイドラファームが20,460円から22,000円、Gファクターアイセラムが20,460円から22,000円、ボディエマルジョンが15,840円から17,600円へ改定されています。
皮脂・毛穴、色調、抗酸化は3つの美容液から選びます
皮脂、テカリ、毛穴詰まり、赤みが気になる場合はクラリファイング セラムを選びます。水溶性サリチル酸と植物由来成分を含む水性美容液で、公式使用法は朝晩、清潔な肌への塗布です。乾燥や刺激が出る場合は、使用回数を減らして保湿を加えます。
色むらと抗酸化ケアにはシーセラムを使います。アスコルビン酸、アスコルビン酸テトラヘキシルデシル、スクワラン、ビタミンE、ユビキノンを含み、清潔な乾いた肌へ朝晩使用できます。RCクリームを併用する場合はRCクリームの後に重ね、朝は最後に日焼け止めを使用します。
色むらをマイルドに整えながら保湿も取り入れたい場合はブライタライブ®を選びます。オリゴペプチド-68、ノナペプチド-1、ジグルコシル没食子酸などを含む美容液で、朝晩のケアに組み込めます。シーセラムと役割が重なる場合は、抗酸化と色調のどちらを優先するかで一方を選びます。
レチノールは目的と使用歴で0.25・0.5・1.0を選びます
スキンブライセラムは、色むらと肌表面のなめらかさを整えるレチノール美容液です。0.25は初めて使う方や刺激が出やすい方、0.5は使用経験がある方、1.0は高濃度レチノールを継続できる上級者という濃度順で選びます。
ARナイトリペアはレチノール1%を配合した夜用のエイジングケア製品で、色むら、キメ、ハリを一緒に整えたい方に使います。スキンブライセラム1.0と同じ1%表示でも目的と処方が異なるため、一度に二つを重ねず、色調を優先するか、キメ・ハリを優先するかで一製品を選びます。
初めて使うときや長く中断していたときは、0.25または週2〜3回の夜使用から始めます。赤み、乾燥、皮むけ、ほてり、ヒリつきが落ち着く頻度を作ってから、使用回数または濃度のどちらか一方を上げます。
ビタミンA外用を継続して評価する際の参考として、医薬品トレチノインでは0.025〜0.1%の外用後に、しわ、色むら、黄ぐすみ、日光黒子の改善が1か月以降にみられ、24か月まで追跡されたとの報告がありました(参考文献1)。
濃度表示だけで製品を選ばない理由として、市販レチノール製品は基剤との差が出ない場合があり、差があっても細かなシワへの軽度改善だったとの報告がありました(参考文献2)。
保湿・バリア、目元、ボディは部位とレチノールの重なりで選びます
RCクリームは、スクワラン、シア脂、セラミドNGなどを含むリッチな美容クリームです。乾燥・敏感肌の保湿とバリアサポートに朝晩使います。ハイドロミストは3種の分子量のヒアルロン酸を含むミストで、朝晩に加え、日中に乾燥を感じるタイミングでも使えます。
目元の明るさとハリを一緒に扱うハイドラファームには、レチノール、ジパルミチン酸コジク、カフェインなどが含まれます。Gファクターアイセラムはレチノールを含まず、ペプチドとアセチルヒアルロン酸Naを含むため、目元の保湿と質感を優先するときに選びます。どちらも朝晩、清潔な乾いた目周りへ使用します。
ボディエマルジョンは、レチノール、パパイン、保湿成分を含むボディ用化粧品です。二の腕や脚のざらつき、乾燥、色むらを整える目的で朝晩使用します。顔用の高濃度レチノール、ハイドラファーム、ボディエマルジョンを同時に開始せず、部位ごとに反応を確認します。
朝は抗酸化と遮光、夜は一つのレチノールを軸にします
朝は洗浄後の乾いた肌へ、クラリファイング セラムまたはブライタライブ®など、皮脂・色調の目的に合う美容液を選びます。乾燥時はRCクリームを重ね、シーセラムを選ぶ日はRCクリームの後に塗布し、最後にSPF30以上の日焼け止めを使用します。ハイドロミストは乾燥時に追加します。
夜は洗浄後、クラリファイング セラムまたはブライタライブ®など目的別の美容液を使います。スキンブライセラムを選ぶ日はその後に塗り、乾燥に応じてRCクリームを重ねます。ARナイトリペアを選ぶ日は目的別美容液とRCクリームの後に重ねます。目元製品とボディエマルジョンは、顔のレチノールと開始日をずらして反応を確認します。
2〜4週間ごとに、使用できた回数、赤み、皮むけ、毛穴詰まり、色調、乾燥を記録します。目的を満たしている製品はそのまま続け、刺激が落ち着いても変化が乏しい項目だけ、頻度または濃度を一段階見直します。
Clinical View
診療で確認するポイント
- 当院では、皮脂・毛穴、色むら、ざらつき・小じわ、乾燥、目元のうち、最初に変えたい一項目を決め、現在使っている酸・レチノールと赤み・皮むけを一覧にします。
- 朝はクラリファイング セラム、シーセラム、ブライタライブ®から目的に合う一品を選び、保湿と日焼け止めを組みます。夜はスキンブライセラムかARナイトリペアを一つだけ加えます。
- 高濃度レチノールは週2〜3回から始め、目元・ボディのレチノール製品とは開始日をずらし、2〜4週間の使用回数と皮膚反応を見て濃度を調整します。
Comparison
治療選択の比較
| 治療・対応 | 向く状態 | 向かない/慎重な状態 | 回数の目安 | ダウンタイム | 費用(税込) | 承認状況 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| クラリファイング セラム | 皮脂、テカリ、毛穴詰まり、赤みを朝晩のケアで整えたい状態 | 乾燥、皮むけ、湿疹が強い状態、サリチル酸で刺激が出たことがある状態 | 朝晩。乾燥時は頻度を減らして再評価 | 乾燥、赤み、ヒリつき、皮むけ、接触皮膚炎 | 17,820円 | 要確認 |
| シーセラム/ブライタライブ® | 色むらと抗酸化、またはマイルドなブライトニングと保湿を優先する状態 | 香料やビタミンC製品で刺激が続く状態、同じ目的の美容液を重ねすぎている状態 | 朝晩。朝は最後に日焼け止め | 刺激感、赤み、乾燥、接触皮膚炎 | シーセラム17,600円/ブライタライブ®23,540円 | 要確認 |
| スキンブライセラム/ARナイトリペア | 色むら、ざらつき、キメ、小じわ、ハリへ高濃度レチノールを段階的に使いたい状態 | 妊娠中・授乳中、強い皮膚炎、レチノール反応が続く状態 | 0.25または週2〜3回の夜使用から開始し、反応に応じて調整 | 赤み、乾燥、皮むけ、ほてり、ヒリつき、光感受性の増加 | 14,960〜27,500円 | 要確認 |
| RCクリーム/ハイドロミスト | 乾燥、バリア低下、レチノール使用時の保湿を補いたい状態 | 配合成分で接触皮膚炎がある状態、ミストだけで強い皮膚炎を治そうとする状態 | RCクリームは朝晩、ハイドロミストは朝晩と日中の乾燥時 | 刺激感、赤み、かゆみ、接触皮膚炎 | RCクリーム19,800円/ハイドロミスト12,100円 | 要確認 |
| ハイドラファーム/Gファクターアイセラム/ボディエマルジョン | 目元の明るさ・ハリ・保湿、または体のざらつき・乾燥・色むらを部位別に整えたい状態 | 目周りや体に湿疹・びらんがある状態、顔の高濃度レチノールと同時開始したい状態 | 朝晩。顔用レチノールとは開始日をずらす | 乾燥、赤み、皮むけ、刺激感、接触皮膚炎 | ハイドラファーム22,000円/Gファクターアイセラム22,000円/ボディエマルジョン17,600円 | 要確認 |
費用の目安
- クラリファイング セラム:17,820円
- シーセラム:17,600円
- ブライタライブ®:23,540円
- スキンブライセラム0.25:14,960円
- スキンブライセラム0.5:17,600円
- スキンブライセラム1.0:19,800円
- ARナイトリペア:27,500円
- RCクリーム:19,800円
- ハイドロミスト:12,100円
- ハイドラファーム:22,000円
- Gファクターアイセラム:22,000円
- ボディエマルジョン:17,600円
すべて税込です。2026年4月1日適用の院内価格改定告知に基づきます。製品は1本ずつ購入でき、セット購入を前提としません。
リスク・副作用・注意点
- クラリファイング セラム、シーセラム、ブライタライブ®などの美容液では、乾燥、赤み、ヒリつき、かゆみ、接触皮膚炎が生じることがあります。
- レチノール配合製品では、赤み、カサつき、乾燥、皮むけ、ほてり、ヒリつき、日光への感受性増加が生じることがあります。妊娠中・授乳中は使用しないでください。
- スキンブライセラム、ARナイトリペア、ハイドラファーム、ボディエマルジョンなど、レチノールを含む複数製品を同時に開始すると刺激源を特定しにくくなります。発疹や炎症が続く場合は使用を中止してください。
- 国内承認・適応: 掲載した12製品はいずれも日本では化粧品です。医薬品・医薬部外品として承認された効能を示す製品ではありません。スキンブライセラムとARナイトリペアなどに含まれるレチノールは化粧品の整肌成分で、処方医薬品のトレチノインとは区別します。
ピーリングまたはマイクロダーマブレーション後は、公式案内に従い7日間経過してからレチノール製品を再開します。朝はSPF30以上の日焼け止めを使用します。
Doctor Review
執筆・監修
執筆医・監修医: 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
References
参考にした一次情報・ガイドライン
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Topical tretinoin for treating photoaging: A systematic review of randomized controlled trials
研究デザイン: 光老化へ外用トレチノインを用いた無作為化比較試験7件の系統的レビュー。 / 対象: 計739人で113人が脱落。4研究は女性のみ、ほかも女性が多数を占め、治療期間は3〜24か月。 / 結果: 0.025〜0.1%の外用と5%ピーリングを含む研究で、しわ、まだらな色素沈着、黄ぐすみ、日光黒子の改善が1か月以降に報告され、最長24か月まで追跡されたとの報告がありました。 / 限界: 製剤、濃度、評価項目、治療期間が異なり、近年の試験が少なく、濃度間の優劣は確定していない。医薬品トレチノインの研究で、化粧品レチノールやZO各製品、0.25・0.5・1.0%の製品間比較ではない。インドネシア共和国の公的研究費による支援を受け、著者は利益相反なしと申告。原著全文を2026年8月8日に再確認した。
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Evidence for the Efficacy of Over-the-counter Vitamin A Cosmetic Products in the Improvement of Facial Skin Aging: A Systematic Review
研究デザイン: 市販レチノール・レチナール製品をvehicleと比較した無作為化二重盲検試験9件を批判的に評価した系統的レビュー。 / 対象: 市販のレチノールまたはレチナール配合製品を顔の光老化へ用いた9試験。製品濃度、処方、治療期間、評価項目は研究ごとに異なる。 / 結果: 4試験はvehicleとの差がなく、残る5試験は細かなシワへの軽度改善を示したが、主要評価項目や解析方法に大きな問題があったとの報告がありました。 / 限界: 製品濃度・処方が異なり、検出力不足、主要評価項目未設定、解析の問題が多い。8試験は製品メーカーの支援を受け、レビュー著者自身は研究費なし・利益相反なしと申告。ZO各製品を直接検証した研究ではない。原著全文を2026年8月8日に再確認した。
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医療機器の承認審査に関する情報
販売名、承認番号、承認範囲を確認する公的情報です。
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医療広告ガイドライン
自由診療の費用、主なリスク・副作用、未承認機器等の表示を確認する公的資料です。
よくあるご質問
Q. 皮脂・毛穴には、どの製品を選びますか?
クラリファイング セラムを朝晩の候補にします。水溶性サリチル酸を含むため、テカリ、毛穴詰まり、赤みを記録し、乾燥や刺激が出る場合は回数を減らしてRCクリームなどの保湿を加えます。
Q. シーセラムとブライタライブ®はどう使い分けますか?
抗酸化ケアとビタミンCを重視する場合はシーセラム、マイルドな使用感で色調と保湿を一緒に整える場合はブライタライブ®を選びます。どちらも使う前に優先目的を決め、役割が重なるときは一方から始めます。
Q. スキンブライセラム0.25・0.5・1.0とARナイトリペアはどう選びますか?
レチノールを初めて使う方や刺激が出やすい方は0.25、使用経験がある方は0.5、高濃度を継続できる方は1.0を候補にします。ARナイトリペアはレチノール1%の夜用製品で、色調よりキメ・ハリを優先するときに選びます。
Q. レチノールで赤みや皮むけが出たら、どうしますか?
強い赤み、ほてり、ヒリつき、皮むけがある間は休止し、低刺激の洗浄、RCクリームなどの保湿、日焼け止めを続けます。落ち着いた後は0.25または週2回程度から再開します。発疹や炎症が続く場合は使用を中止してください。
Q. 掲載されているZO製品は医薬品ですか?
掲載した12製品はいずれも日本では化粧品です。スキンブライセラムやARナイトリペアのレチノールは化粧品の整肌成分で、処方医薬品のトレチノインとは区別します。妊娠中・授乳中はレチノール製品を使用しないでください。
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