光老化がシミ・しわ・たるみに与える影響
シミ、くすみ、しわ、たるみは年齢だけでなく、紫外線による光老化の影響が大きく関わります。光老化で何が起きるのか、予防と改善をどう考えるかを整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年3月8日
- 公開日
- 2026年3月8日
- 更新日
- 2026年7月8日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。













Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、シミやしわを別々に切り分ける前に、紫外線の影響で色素、赤み、質感、ハリ低下がどの程度重なっているかを一緒に確認しています。
ご相談では『年齢のせいだと思っていた』という声が多いのですが、実際には日々の紫外線による変化が大きく関わっていることが少なくありません。
診察では、日焼け止めや遮光、ビタミンA系のスキンケアの継続ができるかも含めて、施術の順番を決めています。
General Medical Information
一般的な医学情報
光老化は、慢性的な紫外線曝露によって起こる皮膚老化で、表皮の色素変化だけでなく、真皮のコラーゲンや弾性線維の変性にも関わります。
そのため、シミやくすみだけでなく、しわ、たるみ、赤み、乾燥、毛穴の目立ちなどが同時に進むことがあります。
予防では遮光と日焼け止めが基本になり、改善では外用療法や導入療法、色素や赤みをみる機器治療などを、主症状に応じて組み合わせて考えます。
紫外線は色味だけでなく真皮のハリにも影響します
日焼けをすると色が変わるイメージが強いですが、紫外線の影響は表皮だけにとどまりません。
真皮のコラーゲンや弾性線維にも変化が起こるため、時間が経つとしわやたるみの見え方にもつながっていきます。
シミ・しわ・たるみが同時に目立つのは不自然ではありません
光老化では表皮と真皮の両方に変化が起こるため、色素だけが独立して進むとは限りません。
そのため、シミ治療をしても質感や赤みが残ることがあり、どの症状が主役かを見分けて順番を考えることが大切です。
予防と改善はスキンケアと施術を分けて考えます
日焼け止め、遮光、ビタミンA系の外用は、光老化の土台対策として重要です。
そのうえで、色素、赤み、質感のどれが強いかに応じて、機器治療や導入治療を追加していく考え方が整理しやすくなります。
費用の目安
- ルビーフラクショナルトーニング 全顔 1回 ¥16,500 / 1クール目5回 ¥66,000
- アドバテックス 589nm + 1319nm 全顔 + フェイスライン 1回 ¥30,000 / 5回 ¥139,000
- メソナJ 1回 ¥18,000
光老化では色素、赤み、質感、乾燥、ハリ低下のどれを主に整えたいかで選択肢が変わります。スキンケアと施術の組み合わせも含めて診察でご案内します。
リスク・副作用・注意点
- 色素を狙う治療では、かさぶた、赤み、炎症後色素沈着がみられることがあります。
- アドバテックスでは、一時的な赤み、ほてり、乾燥などが出ることがあります。
- 導入治療では刺激感や一時的な赤みが出ることがあり、使用する成分で注意点が変わります。
光老化の治療は一つの方法で完結するとは限りません。反応の強い時期は保湿や紫外線対策を徹底し、治療の順番も含めて診察時の説明をご確認ください。
References
根拠文献・専門情報
-
Mechanisms of photoaging and chronological skin aging.
光老化と加齢変化の機序を整理した総説です。
-
Solar UV irradiation and dermal photoaging.
紫外線が真皮のコラーゲンや弾性線維に与える影響をまとめたレビューです。
-
Topical retinoids in the management of photodamaged skin.
光老化に対するビタミンA外用の役割を整理したレビューです。
-
Skin aging from mechanisms to interventions: focusing on dermal extracellular matrix.
真皮細胞外マトリックスと炎症からみた肌老化のレビューです。
よくあるご質問
Q. 日焼け止めだけで十分ですか?
日焼け止めは基本ですが、塗り直しや遮光、刺激を減らすスキンケアまで含めて考えることが大切です。すでに出ている変化に対しては、必要に応じて施術を組み合わせます。
Q. ビタミンA系のスキンケアは役立ちますか?
光老化の改善を考えるうえで候補になることがあります。ただし刺激が出やすい方もいるため、肌状態に合わせて使い方を調整することが大切です。
Q. どの治療を先に受けるべきですか?
色素が主役なのか、赤みや炎症が主役なのか、質感やハリ低下が主役なのかで順番は変わります。診察で主症状を整理してから選ぶ方が無理がありません。
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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。