ヒアルロン酸注入とは|部位・量・全顔バランスの考え方
ヒアルロン酸注入は、くぼみや支持の低下を部位ごとに補う治療です。症例数や人気ではなく、解剖、必要量、全顔バランス、安全性から治療を考えます。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2025年8月21日
- 公開日
- 2025年8月21日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。







Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、人気や症例数を治療選択の理由にせず、骨格、脂肪、支持組織、表情を診察します。
線だけを埋めるのではなく、どの部位で支えを補うかを全顔で考えます。
必要量は症例ごとに異なり、過量注入を避けて段階的に調整します。
General Medical Information
一般的な医学情報
ヒアルロン酸製剤は硬さや凝集性が異なり、注入部位と目的に合わせて選択します。
腫れ、内出血、痛み、左右差、凹凸、遅発性炎症反応が生じる可能性があります。
まれに血流障害や視機能障害など重篤な合併症があり、異常な痛みや皮膚色変化は緊急評価が必要です。
注入前に骨格と支持を見ます
正面・側面・表情を確認します。
注入しない選択肢も含めます。
部位に合う製剤と量を選びます
一種類を全顔へ一律に使いません。
少量ずつ左右差を確認します。
血管走行と異常時対応を重視します
異常な痛みや色調変化を確認します。
視覚異常は緊急対応が必要です。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
製剤、本数、使用器具で費用が変わります。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、痛み、左右差が出ることがあります。
- 中顔面や鼻横では血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
- 線だけに注目して浅く埋めると凹凸が残ることがあるため、支え方を含めた設計が重要です。
当院では、ゴルゴラインを単独の線として扱わず、中顔面からあご先までの重心変化の中で配分を考えています。
References
根拠文献・専門情報
-
Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.
目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。
-
Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.
涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。
-
Hyaluronic Acid Fillers for Midface Augmentation.
中顔面の支持やボリューム補正でヒアルロン酸をどう使うかをまとめたレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 何本必要ですか?
治療部位と骨格で異なり、診察後に提案します。
Q. 効果は永久ですか?
永続ではなく、製剤・部位・代謝で持続期間が異なります。
Q. 重大なリスクはありますか?
まれに血流障害や視機能障害があり、異常時は緊急対応が必要です。
ご予約・ご相談はこちら
症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。