施術紹介ニキビポテンツァ

ニキビ跡で治療をカスタマイズするときの考え方

ニキビ跡では、赤み、色素沈着、凹凸の割合と瘢痕の型で向く治療が変わります。ポテンツァ、トライフィルプロ、サブシジョン、TCAクロスをどう組み合わせるかについて、当院で重視している見方と一般的な医学情報、参考文献を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2025年7月28日
公開日
2025年7月28日
更新日
2026年7月8日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. まず赤み・色素沈着・凹凸を分けて考えます
  4. 凹凸は瘢痕の型と深さで組み合わせを変えます
  5. カスタマイズ治療では順番とダウンタイム設計が大切です
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、ニキビ跡の相談で『どの機械が一番効くか』よりも先に、赤み、色素沈着、凹凸のどれが主役か、凹凸ならどの瘢痕型が中心かを確認しています。

顔全体の質感や浅い凹凸にはポテンツァを考えやすい一方、硬いボックスカー型やローリング型では、トライフィルプロ、サブシジョン、局所注入、TCAクロスを組み合わせた方が整理しやすいことがあります。

カスタマイズ治療では、強い治療を一度に重ねることより、ダウンタイムや生活予定も含めて、どの順番なら無理なく続けられるかを重視しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

ニキビ跡は、炎症後紅斑や色素沈着のような色調変化と、萎縮性瘢痕のような凹凸に大きく分けて考えます。

萎縮性瘢痕は、アイスピック型、ボックスカー型、ローリング型に分類されることが多く、瘢痕の型と深さに応じてRFマイクロニードリング、サブシジョン、化学的再建、局所注入などを組み合わせる考え方が一般的です。

そのため、同じ『ニキビ跡治療』でも、顔全体に行う治療と局所の強い瘢痕に行う治療を分けて考えることが重要です。

まず赤み・色素沈着・凹凸を分けて考えます

ニキビ跡といっても、赤み、色素沈着、凹凸はそれぞれ見方も治療も異なります。

赤みや色むらが中心の時期と、構造的な凹みが中心の時期では、同じ施術を繰り返すより、何を優先して整えるかを整理した方が改善につながりやすくなります。

凹凸は瘢痕の型と深さで組み合わせを変えます

浅い凹凸や肌全体の再構築を見たいときはポテンツァが候補になりますが、硬いボックスカー型やローリング型では、トライフィルプロやサブシジョンのように局所の癒着へ対応する治療を組み合わせた方が考えやすいことがあります。

アイスピック型のような細く深い凹みでは、TCAクロスのような局所処置が候補になることがあります。

カスタマイズ治療では順番とダウンタイム設計が大切です

複数の瘢痕型が混在する場合は、どの治療を全部行うかよりも、どこから始めると無理が少ないかを考えることが大切です。

診療では、生活予定やダウンタイムの許容度、活動性のニキビの有無も確認しながら、段階的に組み立てています。

費用の目安

  • ポテンツァ 瘢痕治療・薬剤導入 全顔 1回 ¥66,000 / 3回 ¥188,100
  • トライフィルプロ・薬剤導入 全顔(〜300Shotsジュベルック込) 1回 ¥99,000
  • トライフィルプロ・シワ瘢痕治療 1箇所(ジュベルック込み) ¥18,000
  • サブシジョン 2×2cm ¥33,000
  • TCAクロス 20箇所まで ¥22,000

必要な治療の組み合わせは、瘢痕の型、範囲、薬剤追加の有無で変わります。実際の提案内容は診察時にご確認ください。

リスク・副作用・注意点

  • ポテンツァでは、痛み、点状出血、赤み、腫れ、乾燥、角質の脱落がみられることがあります。
  • トライフィルプロやサブシジョンでは、赤み、腫れ、内出血、圧痛、色素沈着、感染などが起こることがあります。
  • TCAクロスでは、一時的な赤み、かさぶた、色素沈着が出ることがあり、経過は瘢痕の型や深さで異なります。

複数治療を組み合わせる場合は、施術間隔や前後のスキンケア調整も大切です。診察時の説明をご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. Am J Clin Dermatol. 2018

    Acne Scarring Management: Systematic Review and Evaluation of the Evidence.

    萎縮性にきび瘢痕に対するレーザー、RF、サブシジョンなどの位置づけを整理した系統的レビューです。

  2. J Cosmet Dermatol. 2020

    Subcision: Indications, adverse reactions, and pearls.

    サブシジョンの適応、注意点、有害事象を整理したレビューです。

  3. Dermatol Surg. 2021

    Radiofrequency Microneedling: A Comprehensive and Critical Review.

    RFマイクロニードリングの適応や併用の考え方をまとめたレビューです。

  4. PubMed PMID: 39781098

    Fractional Radiofrequency Microneedling as a Monotherapy in Acne Scarring.

    顔面の萎縮性にきび瘢痕に対するフラクショナルRFマイクロニードリングの有効性と安全性をまとめた系統的レビューです。

よくあるご質問

Q. ニキビ跡の治療は一つの機械で全部同じように行いますか?

一律ではありません。赤み、色素沈着、凹凸のどれが主役か、凹凸なら瘢痕の型が何かで、向く治療の組み合わせが変わります。

Q. トライフィルプロとサブシジョンはどう使い分けますか?

浅く硬い瘢痕や面で整えたい部位ではトライフィルプロが候補になり、より深い癒着やローリング型ではサブシジョンを考えることがあります。実際には広さや硬さを診察で確認して決めます。

Q. ダウンタイムが心配でも相談できますか?

できます。カスタマイズ治療では、どの治療をどの順番で行うかで反応が変わるため、予定や許容度に合わせて組み立てることが大切です。

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