赤み・皮脂治療症例赤みアドバテックス

赤みと皮脂へアドバテックスを行った症例|治療経過の見方

赤みと皮脂が重なる肌では、血管反応、炎症、皮脂分泌を別々に評価します。589nmと1319nmを用いたアドバテックスの症例から、1回ごとの反応と治療を重ねる際の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2025年6月4日
公開日
2025年6月4日
更新日
2026年7月10日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 症例では赤みと皮脂を分けて評価しました
  4. 589nmと1319nmは役割を分けて使います
  5. 治療回数と間隔は肌反応に合わせます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、赤みと皮脂を同じ症状として扱わず、血管反応、活動性の炎症、皮脂量、乾燥の有無を分けて確認しています。

この症例ではアドバテックスを用い、赤みと皮脂の経過を別々の項目として評価しました。

皮脂の変化は一定の期間で一律に弱まるとは限らないため、経過と肌反応を見ながら次回の時期を決めています。

General Medical Information

一般的な医学情報

589nmはヘモグロビンに反応しやすく、赤みや毛細血管反応を伴う状態で使われることがあります。1319nmは真皮や皮脂関連の変化を見たいときの選択肢になります。

ニキビ後の赤みでは、赤みそのものだけでなく、活動性の炎症、皮脂、バリア機能の乱れが残っていないかを合わせて考えることが重要です。

研究では、炎症性ニキビやニキビ後紅斑に対する有効性が報告されていますが、回数や適応は症状の重なりと併用治療で変わります。

症例では赤みと皮脂を分けて評価しました

赤みの範囲、炎症性ニキビの有無、皮脂の出方を診察ごとに確認します。

見た目の変化だけでなく、乾燥や刺激感が増えていないかも次の照射条件に反映します。

589nmと1319nmは役割を分けて使います

589nmは血管成分が関与する赤み、1319nmは皮脂や真皮の変化を見たい場面で候補になります。

2波長を常に同じ設定で使うのではなく、主な症状に合わせて調整します。

治療回数と間隔は肌反応に合わせます

赤みや皮脂の変化には個人差があり、1回で完結するとは限りません。

酒さ、皮膚炎、活動性ニキビが重なる場合は、外用や内服を先に整えることがあります。

費用の目安

  • アドバテックス(589+1319nm)全顔(スポット照射込み)1回 ¥30,000 / 5回 ¥139,000
  • 顎下(オプション)1回 ¥6,000

照射範囲、回数、併用施術で総額は変わります。現行料金は公式料金表をご確認ください。

リスク・副作用・注意点

  • 照射中の熱感や刺激感、一時的な赤み、ほてり、乾燥が生じることがあります。
  • 症状や照射内容により、腫れ、色素変化、炎症の悪化などが生じる可能性があります。
  • 赤みや皮脂の変化には個人差があり、一定期間や効果を保証するものではありません。

皮脂の変化が一定期間続く、ダウンタイムがない、という保証はせず、診察ごとに反応を確認します。

References

根拠文献・専門情報

  1. Arch Dermatol Res. 2025

    Efficacy and safety of the 589/1319 nm solid-state dual-wavelength laser combined with topical benzoyl peroxide for inflammatory acne vulgaris: a split-face randomized controlled trial.

    589/1319nmデュアル波長レーザーを炎症性ニキビに併用した無作為化比較試験です。

  2. J Cosmet Dermatol. 2026

    Efficacy and Safety of a Dual-Wavelength 589/1319 nm Laser for the Treatment of Acne Erythema: A Split-Face Randomized Controlled Trial.

    ニキビ後の赤みに対する589/1319nmデュアル波長レーザーの有効性と安全性を評価したランダム化比較試験です。

  3. J Cosmet Dermatol. 2022

    Treatment protocols and efficacy of light and laser treatments in post-acne erythema.

    ニキビ後紅斑に対する光・レーザー治療の考え方を整理したレビューです。

  4. J Cosmet Dermatol. 2019

    Treatment of acne scarring with a novel dual-wavelength laser.

    デュアル波長レーザーをにきび瘢痕治療へ応用した報告です。

よくあるご質問

Q. 赤みと皮脂を同時に治療できますか?

候補になりますが、原因は異なるため、波長、範囲、設定を分けて考えます。

Q. 治療間隔は決まっていますか?

一律ではありません。赤み、乾燥、皮脂の戻り方を確認して調整します。

Q. ダウンタイムはありませんか?

赤み、ほてり、刺激感、乾燥などが出ることがあります。反応には個人差があります。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。