瘢痕症例瘢痕トライフィルプロ

鼻根の限局した瘢痕をトライフィルプロ瘢痕モード1回で治療した症例

鼻根の限局した瘢痕は、顔全体の肌質治療より、凹みを一つずつ評価する局所治療が向く場合があります。トライフィルプロ瘢痕モードとジュベルックを1回使用した症例を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2025年5月3日
公開日
2025年5月3日
更新日
2026年7月10日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 限局した瘢痕は、凹みの底と周囲の段差を見ます
  4. 元記事は1回後の症例です
  5. 追加治療は、再構築を待ってから判断します
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、鼻根の限局瘢痕を顔全体の肌質問題として扱わず、凹みの底の癒着と皮膚の薄さを確認します。

元記事の症例では、トライフィルプロ瘢痕モードとジュベルックを1回使用し、局所の影と凹みの変化を評価しています。

1回での変化が見えても完成を保証せず、赤みや硬さが落ち着いてから追加の必要性を判断します。

General Medical Information

一般的な医学情報

萎縮性ニキビ跡では、癒着を切り離すサブシジョン、表面を再構築するエネルギーデバイス、コラーゲン産生を促す注入治療などを組み合わせる考え方が一般的です。

トライフィルプロのようなマイクロサブシジョンと薬剤導入を組み合わせる発想は、局所の凹みや硬い瘢痕を見たい場面で応用されていますが、装置名そのものよりも、どの層へどう届けるかが重要です。

そのため、額や頬のニキビ跡では、瘢痕の型、深さ、活動性ニキビの有無を確認しながら、局所治療か全顔治療かを選択します。

限局した瘢痕は、凹みの底と周囲の段差を見ます

鼻根は皮膚が薄く、わずかな凹みでも光の影が強く見える部位です。

凹みの範囲と癒着を確認し、局所を狙います。

元記事は1回後の症例です

トライフィルプロ瘢痕モードとジュベルックを1回使用した経過です。

すべての瘢痕が1回で同じように変化するわけではありません。

追加治療は、再構築を待ってから判断します

処置後は内出血や腫れが落ち着き、組織が再構築されるまで時間が必要です。

早期写真だけで追加せず、凹みの残り方を見直します。

費用の目安

  • トライフィルプロ・薬剤導入 全顔(〜300Shotsジュベルック込) 1回 ¥99,000
  • トライフィルプロ・シワ瘢痕治療 1箇所(ジュベルック込み) ¥18,000
  • サブシジョン 2×2cm ¥33,000 / 5×5cm ¥66,000
  • 薬剤(ジュベルック) 1cc ¥33,000 / 3cc ¥55,000

局所の瘢痕だけを狙うか、全顔の薬剤導入まで含めるかで費用は変わります。実際の範囲と回数は診察でご案内します。

リスク・副作用・注意点

  • 施術を受けられない場合として、妊娠中、強い炎症や感染症がある場合、使用薬剤への過敏症がある場合などがあります。
  • 副作用として、赤み、腫れ、内出血、色素沈着、かさぶた、熱感、針の跡、点状出血、皮下気腫などがみられることがあります。
  • 施術当日の飲酒、激しい運動、サウナ、入浴は避け、施術後は乾燥と日焼けに注意が必要です。

ダウンタイムは局所治療か全顔治療か、併用薬剤の有無で変わります。実際の注意点は診察時の説明をご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. Am J Clin Dermatol. 2018

    Acne Scarring Management: Systematic Review and Evaluation of the Evidence.

    萎縮性ニキビ跡に対する複数治療の組み合わせを整理した系統的レビューです。

  2. Dermatol Ther. 2022

    Subcision in acne scarring: A review of clinical trials.

    サブシジョンの有効性と安全性を、臨床試験を中心にまとめたレビューです。

  3. Dermatol Ther (Heidelb). 2023

    Needle-Free Jet Injection of Poly-(Lactic Acid) for Atrophic Acne Scars.

    ポリ乳酸系製剤を用いた瘢痕治療と、真皮内分布を意識したデリバリーの考え方を報告した論文です。

  4. J Clin Aesthet Dermatol. 2022

    A Comprehensive Review of Non-Energy-Based Treatments for Acne Scarring.

    サブシジョン、注入治療、ケミカルリコンストラクションなど、非エネルギー系治療を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. 鼻根の瘢痕は1回で治りますか?

保証できません。元記事は1回後の症例ですが、深さや癒着により複数回必要になることがあります。

Q. ジュベルックを一緒に使う理由は何ですか?

局所の再構築を補助する目的で併用することがあります。適応は瘢痕の状態で判断します。

Q. 鼻根は他の部位と同じように治療しますか?

皮膚が薄く血管もあるため一律ではありません。範囲と深さを慎重に設定します。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。