HIFU・デンシティ・ポテンツァの違いと選び方
たるみ治療では、どの深さを主に整えたいのか、脂肪量や肌の弾力低下がどのくらいあるのかで向く機器が変わります。HIFU、デンシティ、ポテンツァの違いを、当院の見方と一般的な医学情報、参考文献から整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2024年4月4日
- 公開日
- 2024年4月4日
- 更新日
- 2026年7月8日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。


Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、たるみ治療を『どの機械が一番強いか』で選ばず、たるみの主体が深い層なのか、肌の弾力低下なのか、脂肪量まで含めて整理しています。
HIFU、デンシティ、ポテンツァはそれぞれ狙いやすい層や得意な変化が異なるため、同じ『たるみ』でも向く機器は一律ではありません。
ご相談では、引き上げを優先したいのか、脂肪を減らしすぎずに引き締めたいのか、施術後の維持を考えたいのかを確認しながら選択肢を説明しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
HIFUは深い層へ集束超音波を届けて支持組織を引き締める考え方が中心で、深さを分けて治療できる点が特徴です。
一方、モノポーラRFやバイポーラRFを用いる治療は、真皮や線維性の支持構造へ熱を広く届け、コラーゲン新生や引き締めを狙う方法として整理されています。
そのため、たるみ治療では単に強さを比べるのではなく、深い層の引き上げが必要か、表層から中層のハリや維持が主目的かで選択肢を分けて考えることが重要です。
たるみは深さと脂肪量で選び方が変わります
同じ『たるみ』でも、深い層の支持低下が中心なのか、表層のハリ低下が中心なのか、脂肪量が多いのか少ないのかで向く機器は変わります。
そのため、機械を比較するときは、どの層へどう熱を届ける治療かを分けて考えると整理しやすくなります。
HIFUは深い層の引き上げを考えたいときの候補です
HIFUは、深い支持組織を狙って引き締めたい場合に候補になりやすく、フェイスラインや全体的な下垂感を見たいときに使われることがあります。
一方で、脂肪が少ない方や表層のハリ低下が主な場合は、別の機器の方がバランスを取りやすいことがあります。
デンシティとポテンツァはハリ感や維持の設計で考えます
デンシティやポテンツァダイヤモンドは、表層から中間層の引き締めやハリ感、治療後の維持を考えたいときに組み込みやすい選択肢です。
元の投稿にあるように、HIFUやデンシティの後にポテンツァダイヤモンドで定期的に維持する考え方もありますが、どの順番が合うかは肌状態と目的で変わります。
費用の目安
- ウルトラセル(医療HIFU) オーダーメイドハイフ 全顔+首コース 医師施術 ¥128,000
- デンシティ 目周り ¥33,000 / 全顔(250ショット) ¥99,000
- ポテンツァ ダイヤモンドチップ ほうれい線・フェイスライン 1回 ¥38,000 / 全顔 1回 ¥48,400
どの層を主に整えたいか、照射範囲、回数、組み合わせによって費用は変わります。診察では脂肪量や肌の弾力低下も含めてご案内します。
リスク・副作用・注意点
- HIFUでは、ヒリつき、熱感、赤み、腫れが出ることがあり、通常2から3日ほどで軽減することがあります。
- デンシティでは、部位により痛みや熱感を伴うことがあり、赤みは3日程度、腫れは2日程度で落ち着くことがあります。
- ポテンツァでは、痛み、出血斑、赤み、腫れが出ることがあり、角質が数日後に自然に脱落することがあります。
熱エネルギーを用いる治療では、乾燥、熱感、まれな熱傷リスクなどにも注意が必要です。治療後の保湿や紫外線対策、経過観察の説明もご確認ください。
References
根拠文献・専門情報
-
Microfocused Ultrasound for Skin Tightening.
マイクロフォーカス超音波による皮膚引き締めの基本を整理したレビューです。
-
Customized Treatment Using Microfocused Ultrasound with Visualization for Optimized Patient Outcomes: A Review of Skin-tightening Energy Technologies and a Pan-Asian Adaptation of the Expert Panel's Gold Standard Consensus.
HIFUを含むスキンタイトニング機器の整理と選び方をまとめたレビューです。
-
Minimally Invasive Approach to Skin Tightening of the Face and Body: Systematic Review of Monopolar and Bipolar Radiofrequency Devices.
顔面および体の皮膚引き締めに用いるRF機器のエビデンスをまとめた系統的レビューです。
-
Facial tightening with an advanced 4-MHz monopolar radiofrequency device.
顔面のたるみと質感に対するモノポーラRF治療の有効性と安全性を報告した研究です。
よくあるご質問
Q. たるみ治療はどれか1台を選べば十分ですか?
一律ではありません。深い層の下垂を見たいのか、ハリ感や引き締めを見たいのかで向く機器が変わるため、診察では目的を分けて考えます。
Q. 脂肪が少ない顔でも相談できますか?
できます。脂肪量が少ない方では、強い引き上げよりも表層から中間層のハリ感を整える方がバランスを取りやすい場合があり、機器の選び方が変わります。
Q. ポテンツァダイヤモンドは維持治療として使うことがありますか?
あります。元の投稿のように、HIFUやデンシティの後に定期的な維持として考えることがありますが、間隔や回数は肌状態と目的で調整します。
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