目を囲むクマを上まぶた・下まぶたに分けて診断する考え方
目を囲む暗い溝は、上眼瞼のくぼみ・皮膚余剰と、下眼瞼の脂肪突出・涙溝が重なって見えることがあります。paired記事として診察の分け方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2024年1月17日
- 公開日
- 2024年1月17日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では「目を囲むクマ」を一つの病名として扱いません。
上眼瞼のくぼみと皮膚余剰、下眼瞼の膨らみと凹みを別々に診察します。
このpaired記事では症例結果ではなく、上下眼瞼の治療選択を整理しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
目周りの暗い印象には上眼瞼のくぼみ、皮膚余剰、下眼瞼の脂肪突出、涙溝、色調が関係します。
上眼瞼形成と下眼瞼脱脂は異なる組織を治療します。
術後1か月でも瘢痕成熟前で、数か月の経過観察が必要です。
上まぶたは皮膚・脂肪・開瞼を見ます
くぼみと皮膚のかぶさりを分けます。
眉の代償も確認します。
下まぶたは膨らみ・凹み・色調を見ます
脱脂だけで改善しない要素を確認します。
頬の支持も評価します。
上下で必要な治療だけを選びます
同時手術が必須ではありません。
注入や経過観察が向く場合もあります。
費用の目安
- 下眼瞼脱脂は術式、麻酔、追加治療の有無で費用が異なります
現行費用と適応は公式料金表および診察時にご確認ください。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、左右差、傷あと、乾燥、閉じにくさが生じることがあります。
- 下眼瞼脱脂では凹み、取り残し、結膜浮腫、まれに複視や視力への影響に注意が必要です。
- 上下同時手術では腫れの範囲が広くなり、経過に個人差があります。
傷が見えない、1週間で治る、他術式より必ず軽いとは保証できません。
References
根拠文献・専門情報
-
Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.
目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。
-
Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.
涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。
-
Efficacy and Safety of Hyaluronic Acid Filler for Correction of the Infraorbital Hollows.
涙袋下の凹みに対するヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を報告した研究です。
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
眼窩周囲を含む顔面老化の深部構造変化を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 目を囲むクマは一つの手術で治りますか?
原因が複数あるため、一つの手術で全て改善するとは限りません。
Q. 上まぶたのくぼみには脂肪注入が必要ですか?
必須ではなく、皮膚余剰や開瞼機能を先に評価します。
Q. 下眼瞼脱脂で色クマも改善しますか?
色調は別の原因で、残ることがあります。
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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。