ヒアルロン酸症例中顔面ヒアルロン酸

中顔面・口周り・あごへヒアルロン酸3ccを配分した症例

中顔面の長さと口周りの凹凸を主訴に、頬・口周囲・あごへヒアルロン酸3ccを配分した症例です。骨格と支持の見方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2023年8月30日
公開日
2023年8月30日
更新日
2026年7月10日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 線ではなく全顔の支持を見ます
  4. 3ccを部位ごとに少量ずつ配分します
  5. 血管走行を意識して安全性を優先します
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

元記事は中顔面、口周り、頬、あごへ合計3ccを配分した一症例です。

線やくぼみを一律に埋めず、骨格、脂肪、支持組織と顔全体の重心を診察しました。

写真上の変化は一症例であり、同じ量や結果を保証しません。

General Medical Information

一般的な医学情報

中顔面の影は骨格、靱帯、脂肪の位置、皮膚の変化が重なって見えます。

ヒアルロン酸は支持とボリュームを補う一方、過量では重さや不自然な凹凸につながります。

注入では内出血や腫れに加え、まれに血流障害や視機能へ影響する重篤な合併症があります。

線ではなく全顔の支持を見ます

左右差と骨格を確認します。

注入しない部位も含めて設計します。

3ccを部位ごとに少量ずつ配分します

一か所へ集中させません。

途中で表情と輪郭を確認します。

血管走行を意識して安全性を優先します

痛みや皮膚色の異常は直ちに確認します。

必要以上の追加注入を避けます。

費用の目安

  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
  • 3本使用時の目安 ¥231,000
  • カテラン針使用料 ¥11,000

ゴルゴラインを整えるときは、中顔面を主役にするか、あご先を少し補って全体バランスを見るかで配分が変わります。

リスク・副作用・注意点

  • 腫れ、内出血、痛み、左右差が出ることがあります。
  • 中顔面や鼻横では血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
  • 線だけに注目して浅く埋めると凹凸が残ることがあるため、支え方を含めた設計が重要です。

当院では、ゴルゴラインを単独の線として扱わず、中顔面からあご先までの重心変化の中で配分を考えています。

References

根拠文献・専門情報

  1. Semin Cutan Med Surg. 2016

    Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.

    目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。

  2. Aesthet Surg J. 2023

    Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.

    涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。

  3. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2021

    Hyaluronic Acid Fillers for Midface Augmentation.

    中顔面の支持やボリューム補正でヒアルロン酸をどう使うかをまとめたレビューです。

  4. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2021

    Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.

    一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. 3cc必要ですか?

必要量は骨格と治療範囲で異なり、同じ量を全員に勧めません。

Q. ゴルゴラインだけへ注入しますか?

線だけでなく中顔面の支持や全顔バランスを確認します。

Q. 重大なリスクはありますか?

まれに血流障害などがあり、異常な痛みや皮膚色変化は直ちに診察が必要です。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。