ジュベルックとは|ニキビ跡・瘢痕・目周り・首への注入の考え方
ジュベルックはPDLLAとヒアルロン酸を含む注入製剤です。ニキビ跡、瘢痕、目周り、首のしわへ用いる際の注入層、マックームとの違い、しこりなどの注意点を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2023年3月30日
- 公開日
- 2023年3月30日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。






Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、ジュベルックを局所なら万能、マックームを全顔用という単純な区分では説明しません。
瘢痕の型、注入層、必要量、機器併用の有無で製剤と方法を選びます。
目周りや首は皮膚が薄く、しこりや凹凸を避けるため少量ずつ調整します。
General Medical Information
一般的な医学情報
ジュベルックはPDLLA粒子と非架橋ヒアルロン酸を含み、コラーゲン産生を促す目的で用いられます。
萎縮性瘢痕ではサブシジョンや機器治療と組み合わせる場合があります。
PDLLA製剤では注入層と希釈・分散が安全性に関わり、結節リスクがあります。
PDLLA製剤として時間をかけて反応します
直後の膨らみを完成効果としません。
数週間から経過を評価します。
瘢痕型と部位で注入方法を変えます
局所手打ちと機器導入を分けます。
全員に同じ量を使いません。
薄い部位ではしこり・凹凸に注意します
目周りと首は少量ずつ調整します。
異常な腫れや硬結は診察します。
費用の目安
- ジュベルック 1cc ¥33,000 / 3cc ¥55,000
- トライフィルプロ シワ瘢痕治療 1箇所(ジュベルック込み) ¥18,000
注入方法、範囲、量で費用が変わります。
リスク・副作用・注意点
- 赤み、腫れ、内出血、痛み、左右差が生じることがあります。
- 浅すぎる注入や過量では凹凸、白い膨らみ、しこり、結節が生じることがあります。
- 感染、アレルギー、遅発性炎症反応などに注意が必要です。
ダウンタイムは局所治療か全顔治療か、併用薬剤の有無で変わります。実際の注意点は診察時の説明をご確認ください。
References
根拠文献・専門情報
-
Acne Scarring Management: Systematic Review and Evaluation of the Evidence.
萎縮性ニキビ跡に対する複数治療の組み合わせを整理した系統的レビューです。
-
Subcision in acne scarring: A review of clinical trials.
サブシジョンの有効性と安全性を、臨床試験を中心にまとめたレビューです。
-
Needle-Free Jet Injection of Poly-(Lactic Acid) for Atrophic Acne Scars.
ポリ乳酸系製剤を用いた瘢痕治療と、真皮内分布を意識したデリバリーの考え方を報告した論文です。
-
A Comprehensive Review of Non-Energy-Based Treatments for Acne Scarring.
サブシジョン、注入治療、ケミカルリコンストラクションなど、非エネルギー系治療を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. ジュベルックとマックームは何が違いますか?
粒子や調製、使い方が異なり、部位だけで単純に分けません。
Q. 1回で効果が出ますか?
反応には時間がかかり、回数と結果には個人差があります。
Q. しこりはできますか?
生じる可能性があり、注入層・量・分散が重要です。
ご予約・ご相談はこちら
症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。