おでこをヒアルロン酸1ccで再注入するとき、凹凸と丸みを見直す考え方
おでこのヒアルロン酸は、前回注入から時間がたつと、凹凸や丸みのバランスを再評価したくなることがあります。前回注入から1年数か月後に1ccで再注入した症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2023年3月14日
- 公開日
- 2023年3月14日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。




Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、おでこの再注入を『足りなくなった分を戻す処置』としてだけでなく、その時点の凹凸と丸みを見直す治療として考えています。
元記事のように前回注入から1年数か月たった症例では、前回より注入しやすくなったり、必要量が少なくなったりすることがあります。
診察では、前回の土台がどこまで残っているか、今の立体感の主役がどこかを確認してから再設計しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
ヒアルロン酸は部位や製剤によって残り方に差があり、再注入時には前回の残存と新しい凹凸を分けて評価する必要があります。
おでこの見え方には、骨格、前頭筋の動き、皮下組織の厚み、前回注入による土台の残り方が関わります。
そのため、再注入では初回と同じ量や同じ場所を前提にせず、その時点で自然な丸みへ戻しやすい場所を見直すことが大切です。
再注入では、減った量より今の凹凸を見直します
元記事でも、前回注入から時間がたち、凹凸が気になってきたため再注入したことが示されています。
再注入では単純に量が減ったから足すのではなく、今どの部分の凹凸や影が主役かを見直した方が自然なことがあります。
前回の土台が残っていると、必要量が少なくなることがあります
元記事でも、前回に比べて注入しやすく、必要量も減ったと述べられています。
前額では前回の土台が残っていることがあり、その上で足りない部分だけを補うと、初回より少ない量で整うことがあります。
再注入でも、立体感は少しずつ戻すことが大切です
凹凸が気になるからといって一度に強く足すと、不自然な丸みや重たさが出ることがあります。
当院では、前回の経過を踏まえつつ、今の額で無理なく見える立体感を少しずつ戻すことを重視しています。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- 前額施術料 ¥22,000
再注入では、前回注入の残り方と新たに気になる凹凸で必要量が変わります。初回より少ない量で整うこともあります。
リスク・副作用・注意点
- 内出血、一時的な腫れや痛み、頭痛、違和感がみられることがあります。
- 若干の凹凸が残ることがあります。
- 前額では、まれに血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
当院では、再注入でも前回の形をなぞるだけでなく、その時点で気になる凹凸と立体感を見直して調整しています。
References
根拠文献・専門情報
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Long-term MRI Follow-up of Hyaluronic Acid Dermal Filler.
MRIでヒアルロン酸の残存を長期評価した報告で、部位ごとの残り方の違いを示した論文です。
-
Understanding the functional anatomy of the frontalis and glabellar complex for optimal aesthetic botulinum toxin type A therapy.
前頭筋と眉間周囲の機能解剖を踏まえたボツリヌストキシン治療の考え方を整理した論文です。
-
Review of Periorbital and Upper Face: Pertinent Anatomy, Aging, Injection Techniques, Prevention, and Management of Complications of Facial Fillers.
上顔面フィラー治療の解剖、加齢変化、合併症予防を整理したレビューです。
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
顔面老化を深部構造から整理し、注入治療の優先順位を考えるためのレビューです。
よくあるご質問
Q. おでこのヒアルロン酸は再注入するとき毎回同じ量ですか?
一律ではありません。前回の残り方や新たに気になる凹凸で必要量が変わり、初回より少ない量で整うこともあります。
Q. 再注入では初回と同じ場所に入れますか?
必ずしも同じとは限りません。その時点でどの凹凸や影が主役かを見直し、必要な場所を再評価して調整します。
Q. おでこの再注入で注意することはありますか?
内出血や腫れ、頭痛、凹凸感のほか、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。前回の土台を踏まえつつ、少しずつ調整することが大切です。
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