ヒアルロン酸症例たるみヒアルロン酸

おでこの凹みをヒアルロン酸1ccで自然に整える考え方

おでこの凹みや額中央の影は、量を増やすことより、どこに自然な丸みを作るかで見え方が変わります。前頭筋の動きも見ながらヒアルロン酸1ccで整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2021年11月11日
公開日
2021年11月11日
更新日
2026年7月10日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. おでこの丸みは、凹みと筋肉の動きを分けて考えます
  4. 入れすぎを避けるには、額中央だけでなく眉上の影も見ます
  5. ボトックスを先に考えることがある理由
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、おでこのヒアルロン酸治療を『とにかく高くする治療』ではなく、凹みの強い場所を自然な丸みへつなぐ治療として考えています。

前頭筋の動きが強い方では、ヒアルロン酸だけで丸みを作ろうとすると不自然に見えやすいことがあるため、必要に応じてボトックスを先に考えることがあります。

診察では、正面だけでなく斜めや横顔からも見て、額中央、眉上、こめかみのどこを主役に整えると自然かを確認しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

おでこの見え方には、骨格の形、皮下組織の厚み、前頭筋の動き、加齢に伴う上顔面のボリューム低下が関わります。

ヒアルロン酸フィラーは、局所の凹みを補うだけでなく、光の反射や上顔面の輪郭を整える目的でも使われます。

一方で、動きの強い前頭筋の影響を無視して量だけを足すと重たい見え方になることがあるため、必要な場所を絞って設計する考え方が重要です。

おでこの丸みは、凹みと筋肉の動きを分けて考えます

元記事では、額中央の凹みだけを整える設計が示されています。前頭筋がよく動く方では、凹みだけでなく動き方も見ないと、ヒアルロン酸だけで不自然な膨らみが出やすくなります。

そのため、おでこ治療では『どれだけ入れるか』より、『どの場所をどの動きの中で整えるか』を先に決めることが大切です。

入れすぎを避けるには、額中央だけでなく眉上の影も見ます

額中央だけを高くしようとすると、眉上とのつながりが不自然になることがあります。

当院では、額中央、眉上、こめかみの影のつながりを見ながら、必要な場所へ少量ずつ支えを置くことで、自然な丸みで止める設計を重視しています。

ボトックスを先に考えることがある理由

元記事でも触れているように、前頭筋の動きが強い方では、先に筋肉の引き込みを少しゆるめた方が、ヒアルロン酸の必要量が少なく済むことがあります。

すべての方に組み合わせるわけではありませんが、動きの癖と凹みが重なっているケースでは、ボトックスを併用した方が自然に見えやすいことがあります。

費用の目安

  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
  • 前額施術料 ¥22,000
  • ボトックス・ビスタ 表情ジワ 1部位 ¥33,000 / 2部位 ¥55,000 / 3部位 ¥75,000 / 4部位 ¥88,000

おでこの治療では、前頭筋の動きが強い場合にボトックスを先に考えることがあります。必要量や組み合わせは額の凹み方と目指す丸みで変わるため、実際の提案内容は診察時にご確認ください。

リスク・副作用・注意点

  • ヒアルロン酸では、内出血、一時的な腫れや痛み、頭痛、遅発性反応、血流障害などに注意が必要です。
  • ボトックスでは、内出血、赤み、眉やまぶたの重さ、表情の違和感が出ることがあります。
  • 前額は入れすぎによる重たさや不自然さが出やすい部位のため、量と位置の調整が重要です。

おでこは血管走行と筋肉の動きの両方を見ながら設計する必要があります。当院では、安全性と自然な丸みを優先して段階的に調整します。

References

根拠文献・専門情報

  1. Aesthetic Plast Surg. 2013

    Understanding the functional anatomy of the frontalis and glabellar complex for optimal aesthetic botulinum toxin type A therapy.

    前頭筋と眉間周囲の機能解剖を踏まえたボツリヌストキシン治療の考え方を整理した論文です。

  2. Aesthet Surg J. 2021

    The Facial Aging Process From the "Inside Out".

    顔面老化を深部構造から整理し、注入治療の優先順位を考えるためのレビューです。

  3. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2021

    Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.

    各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。

  4. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2021

    Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.

    一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. おでこのヒアルロン酸は多く入れた方が丸くなりますか?

一律ではありません。量を増やすより、凹みの位置や前頭筋の動きを見ながら必要な場所へ支えを置く方が、自然な丸みに近づきやすいことがあります。

Q. おでこのヒアルロン酸でボトックスを一緒に考えることはありますか?

あります。前頭筋の動きが強い方では、先にボトックスを少し調整した方が、ヒアルロン酸の必要量が少なく済み、不自然な膨らみを避けやすいことがあります。

Q. おでこのヒアルロン酸で注意することはありますか?

内出血や腫れ、頭痛などが出ることがあり、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。前額は安全性と自然さの両方を見ながら設計することが大切です。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。