二重切開で腫れぼったさを改善するとき、眼窩脂肪とROOF切除をどう考えるか
腫れぼったく見えるまぶたでは、皮膚の厚み、眼窩脂肪、ROOF、二重幅の設計が重なって見えていることがあります。眼窩脂肪とROOF切除の考え方、一般的な医学情報、参考文献を整理します。
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この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2023年1月21日
- 公開日
- 2023年1月21日
- 更新日
- 2026年7月9日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
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当院・医師の見解
当院では、腫れぼったいまぶたのご相談で、脂肪が多いという一言でまとめず、皮膚の厚み、眼窩脂肪、ROOF、二重幅の希望を分けて評価しています。
眼窩脂肪もROOFも全員に切除が必要なわけではなく、どの層がボリューム感に影響しているかで手術設計は変わります。
そのため、自然な幅で整えたいのか、はっきりした変化を求めるのかも含めて、取りすぎない設計を意識しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
上眼瞼の腫れぼったさは、皮膚余剰、眼輪筋の厚み、眼窩脂肪、ROOF、眉位置など複数の要因で見え方が変わります。
眼窩脂肪は眼窩隔膜の深い層にあり、ROOFは眉下から外側にかけての皮下脂肪として別の層に位置づけられます。
そのため、切除量や切除部位を誤るとくぼみ感や左右差につながることがあり、層ごとの評価と控えめな設計が重要とされています。
腫れぼったさは、脂肪だけが原因とは限りません
まぶたの厚みは、皮膚、眼輪筋、脂肪、二重幅の見え方が重なって決まります。
そのため、単に脂肪を取ればよいとは限らず、どの層が重たく見せているのかを診察で分けることが大切です。
眼窩脂肪とROOFは別の層として考えます
眼窩脂肪はまぶたの深い層にあり、ROOFは眉下から外側にかけての皮下脂肪として扱います。
見た目の厚みが強くても、どちらも切除が必要とは限らず、必要量は症例ごとに変わります。
自然な狭めの幅を保つには、取りすぎない設計が大切です
幅を広げすぎたり脂肪を取りすぎたりすると、くぼみ感や不自然さが目立つことがあります。
自然な幅を希望される場合は、厚みを減らしながらも、まぶたの立体感を残すバランスが重要です。
費用の目安
- 切開法(両目) ¥275,000
- ROOF切除(オプション) ¥110,000
必要な切除範囲や併用処置で費用は変わります。診察時にご確認ください。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、左右差、傷あとが出ることがあります。
- 脂肪の取りすぎや取り残しで、くぼみ感や厚みの残り方が気になることがあります。
- 乾燥感、閉じにくさ、二重ラインの左右差が生じることがあります。
厚みの原因が複数重なるため、過切除を避ける設計を診察で確認します。
References
根拠文献・専門情報
-
Asian Upper Blepharoplasty: A Comprehensive Approach.
アジア人の上眼瞼形成で、厚み、脂肪、左右差、ライン設計をどう考えるかを整理したレビューです。
-
Upper Lid Blepharoplasty.
上眼瞼形成の基本解剖と、皮膚・脂肪・眼瞼下垂を含めた評価を整理したレビューです。
-
Upper Eyelid Blepharoplasty: Evaluation, Treatment, and Complication Minimization.
術前評価と、過切除や左右差を避けるための考え方をまとめたレビューです。
-
The Causes and Management of Asymmetrical Double Eyelids.
二重の左右差や不自然さが起こる背景を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 腫れぼったいまぶたでは、必ず脂肪を取りますか?
必ずではありません。皮膚の厚みや眼輪筋、二重幅の見え方が主な要因のこともあり、必要な処置は症例ごとに変わります。
Q. 眼窩脂肪とROOFは同じですか?
同じではありません。位置する層が異なるため、どちらが厚みに関与しているかを分けて考える必要があります。
Q. 自然な狭い二重幅も相談できますか?
できます。幅の希望だけでなく、まぶたの厚みや重さとのバランスを見ながら設計を考えます。
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