施術紹介クマヒアルロン酸

クマ治療でヒアルロン酸をどう位置づけるか

クマは色だけの問題に見えても、実際には眼窩脂肪のふくらみ、涙溝や頬の凹み、皮膚の小じわなどが重なって見えることがあります。ヒアルロン酸が役立つ場面と、別の治療を考えたい場面を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2022年11月9日
公開日
2022年11月9日
更新日
2026年7月9日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. クマは色だけではなく、目の下と頬の構造で見分けます
  4. 凹み主体なら、ヒアルロン酸で支えを補う考え方が向きます
  5. 注入量や追加の要否は、術後の経過を見ながら決めます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、クマを『色』だけで判断せず、眼窩脂肪のふくらみが主役なのか、涙溝や頬の凹みが主役なのか、その両方が重なっているのかを先に確認しています。

凹み主体ならヒアルロン酸で支えを補う治療が合いやすく、ふくらみ主体なら脱脂のように原因そのものへ対応する治療が必要になることがあります。

ご相談では、初回の変化だけで追加を急がず、腫れや左右差の経過を見ながら再評価して微調整を考える進め方を重視しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

目の下のクマには、構造的な影、眼窩脂肪の突出、色素沈着、血管透見など複数の要因がありますが、治療方針を大きく左右しやすいのは凹みとふくらみの構造変化です。

加齢に伴う眼窩周囲や中顔面の支持低下で涙溝が目立つことがあり、逆に眼窩脂肪の前方突出が強いと段差と影が目立ちやすくなります。

そのため、クマ治療では『色を薄くする』前に、凹みなのか、ふくらみなのか、あるいは両者の混在なのかを分けて考えることが重要です。

クマは色だけではなく、目の下と頬の構造で見分けます

目の下のクマが気になっていても、実際には涙溝の凹みや頬骨まわりのくぼみが影を作っていることがあります。

そのため、青みや茶色っぽさだけで考えるのではなく、正面で見た段差と、横から見たときのふくらみや凹みを分けて確認することが大切です。

凹み主体なら、ヒアルロン酸で支えを補う考え方が向きます

眼窩脂肪の突出よりも、涙溝や中顔面の支えの低下が主役なら、ヒアルロン酸で凹みを補った方が影がやわらぎやすいことがあります。

一方で、ふくらみが強い方に凹みだけを埋めると、かえって不自然に見えることがあるため、どこが主因かを見極めることが重要です。

注入量や追加の要否は、術後の経過を見ながら決めます

同じ『クマ治療』でも、必要量は骨格、脂肪の出方、左右差で変わるため、何ccが標準と一律には決まりません。

当院でも、まずベースを整えたうえで、腫れが落ち着いた時期に再評価し、必要な方だけ追加を検討する進め方をとることがあります。

費用の目安

  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
  • カテラン針使用料 ¥11,000 / 前額施術料 ¥22,000 / 涙袋・唇施術料 ¥11,000

クマ治療では、凹み主体かふくらみ主体かで必要な治療が変わります。必要本数や注入部位、手術の要否でも費用は変わるため、診察でご案内します。

リスク・副作用・注意点

  • ヒアルロン酸では、痛み、腫れ、内出血、左右差、遅発性反応、血流障害などに注意が必要です。
  • 脱脂のような手術を行う場合は、腫れ、内出血、凹凸、左右差などがみられることがあります。
  • 術後の見え方は数日から数週間で変わることがあるため、追加の判断時期を分けて考えることが大切です。

クマ治療では『ふくらみを減らす治療』と『凹みを補う治療』で注意点が異なります。自己判断で追加を急がず、経過確認を含めて診察で見直すことが大切です。

References

根拠文献・専門情報

  1. Semin Cutan Med Surg. 2016

    Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.

    目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。

  2. Aesthet Surg J. 2023

    Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.

    涙溝や目の下の凹みに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。

  3. Dermatol Surg. 2015

    Efficacy and Safety of Hyaluronic Acid Filler for Correction of the Infraorbital Hollows.

    涙溝の凹みに対するヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を報告した研究です。

  4. Aesthet Surg J. 2021

    The Facial Aging Process From the "Inside Out".

    眼窩周囲を含む顔面老化の深部構造変化を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. クマはヒアルロン酸だけで改善しますか?

凹み主体のクマでは候補になりますが、眼窩脂肪のふくらみが強い場合は、ヒアルロン酸だけでは整理しにくいことがあります。原因の割合で考えることが大切です。

Q. 2ccは誰にでも必要ですか?

一律ではありません。骨格、凹みの深さ、頬の支えの低下、左右差で必要量は変わるため、診察で決めます。

Q. 追加の注入はいつ判断しますか?

腫れや内出血が落ち着くまで見え方が変わることがあるため、当院では経過をみたうえで再評価し、必要な方だけ追加を考えることがあります。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。