おでこ・頬をヒアルロン酸5ccで整えて、若い頃の輪郭バランスを考える
おでこや頬は、年齢とともに骨格の支えやボリュームが変化し、やつれ感や影として見えることがあります。若い頃の写真を参考に、おでこと頬へヒアルロン酸5ccを使った症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年10月24日
- 公開日
- 2022年10月24日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、おでこと頬のヒアルロン酸を『くぼんだ場所を埋める処置』としてだけでなく、顔全体の重心を整える治療として考えています。
今回のように若い頃の写真を拝見できる場合は、どこに自然な丸みがあったか、どの部位が年齢とともにやせて見えているかを確認しやすくなります。
診察では、正面だけでなく斜めや横顔も見ながら、おでこと頬が別々に浮かないよう、つながりのある輪郭へ整えることを重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
上顔面や中顔面では、骨格支持の低下、皮下組織の変化、脂肪の位置変化が重なると、くぼみややつれ感が目立ちやすくなります。
ヒアルロン酸フィラーは、単一部位の凹みを補うだけでなく、顔全体の輪郭バランスや光の反射を整える目的でも用いられます。
そのため、おでこや頬の治療では『どれだけ足すか』より『どの部位の連続性を戻すか』を考えることが大切です。
若い頃の写真は、どこを戻すと自然かを考える手がかりになります
元記事でも、若い頃の写真を参考にしながら施術を行ったことが示されています。
実際の診療でも、以前の輪郭を知ることで、どこに本来の丸みがあり、どこが加齢で痩せて見えているかを整理しやすくなります。
おでこと頬は、別々よりつながりで見た方が自然です
おでこだけ、頬だけを強く整えると、部位ごとの変化が浮いて見えることがあります。
今回のような上顔面と中顔面の複合症例では、額の丸みと頬の支えを一緒に見た方が、顔全体の印象が自然につながりやすくなります。
5ccでも、足す量より顔全体の重心が重要です
ヒアルロン酸5ccという本数だけを見ると多く感じても、複数部位へ分散して輪郭全体を整えると、不自然なふくらみを避けやすくなります。
当院では、年齢を単純に巻き戻すのではなく、今の顔立ちで無理なく見えるバランスを探りながら配分しています。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- 前額施術料 ¥22,000
おでこと頬を同時に整える治療では、どこを主役に補うかで必要本数が変わります。総額は上顔面と中顔面の設計範囲で個別に変わります。
リスク・副作用・注意点
- 内出血、一時的な腫れや痛み、しこり感、触れたときの違和感が出ることがあります。
- 額や頬では凹凸が残ることがあり、まれに血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
- 若い頃の印象を意識しても、入れすぎると重たく見えるため、顔全体の重心を見ながら調整することが大切です。
当院では、若い頃の写真をそのまま再現するのではなく、今の骨格と皮膚状態で自然に見える範囲へ整えることを重視しています。
References
根拠文献・専門情報
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
顔面老化を深部構造から整理し、注入治療の優先順位を考えるためのレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
-
Hyaluronic Acid Fillers for Midface Augmentation.
中顔面の支持やボリューム補正でヒアルロン酸をどう使うかをまとめたレビューです。
よくあるご質問
Q. 若い頃の写真があると治療方針は決めやすいですか?
参考になることがあります。もともとの輪郭や丸みの位置が分かると、どこを自然に補うとよいかを考えやすくなるためです。
Q. おでこと頬は一緒に整えた方がよいですか?
一律ではありませんが、両方にやつれ感や影がある場合は、つながりで見た方が自然なことがあります。診察ではどちらが主な原因かを分けて判断します。
Q. おでこと頬のヒアルロン酸で注意することはありますか?
内出血や腫れ、凹凸感のほか、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。複数部位を同時に整えるときほど、入れすぎず重心を見ながら調整することが大切です。
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