おでこの丸みをヒアルロン酸1.5ccで整える考え方
おでこの丸みは、膨らませること自体より、凹みの出方や光の当たり方に合わせて自然に整えることが大切です。ヒアルロン酸1.5ccで丸みを整えた二症例をもとに、当院の見方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年3月26日
- 公開日
- 2022年3月26日
- 更新日
- 2026年7月9日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。


Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、おでこのヒアルロン酸治療で『とにかく高くする』ことより、凹みが気になる場所を自然な丸みへつなぐことを重視しています。
今回のように軽い凹みであっても、正面では気にならなくても斜めや横から見ると影が出ることがあり、少量でも印象が変わることがあります。
診察では、希望する丸みの強さと、入れすぎによる重たさを避けたいかどうかを確認しながら設計しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
おでこのヒアルロン酸治療では、骨格や皮下組織の厚み、凹みの位置に応じて必要量や注入層の考え方が変わります。
少量であっても、凹みが集中している場所へ適切に支えを置くと、丸みや光の当たり方が変わり、自然な印象につながることがあります。
一方で、均一に量を足しすぎると重たい見え方になることがあるため、必要な場所を絞って設計する考え方が重要です。
二症例を並べると、同じ前額でも必要量の考え方が変わることが分かります
元記事では、おでこに自然な丸みを持たせた二例が示されています。どちらも前額を整える症例ですが、凹みの位置や影の出方が異なるため、同じ治療名でも設計の中身は変わります。
そのため、前額ヒアルロン酸では『おでこだからこの量』と決めるより、どの位置の凹みが印象に影響しているかを先に整理することが大切です。
1.5ccでも、自然な丸みにつながることがあります
今回の症例では、ボリューマ1.5ccで自然な丸みを整えています。大きな変化を出すというより、気になっていた凹みが目立ちにくくなるよう支えを置くイメージです。
少量でも、影が抜けるだけで印象がやわらぐことがあり、『膨らませすぎたくない』という希望に合うことがあります。
前額では、丸みを足すことと重たさを出さないことを両立させます
おでこの治療では、丸みを足したい一方で、入れすぎると重たく見えたり不自然な光り方になることがあります。
診察では、正面だけでなく横顔のつながりも見ながら、どこまでで止めると自然かを確認し、必要に応じて段階的に調整することがあります。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- 前額施術料 ¥22,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
今回の症例ではボリューマ1.5ccを使用しています。必要量は凹みの範囲や希望する丸みで変わるため、実際の提案内容は診察時にご確認ください。
リスク・副作用・注意点
- 内出血、一時的な腫れや痛み、頭痛がみられることがあります。
- アレルギー、遅発性反応、遅発性結節に注意が必要です。
- まれに血流障害による皮膚障害や視力視野障害など、重い合併症に注意が必要です。
前額は血管走行に注意が必要な部位です。自然な丸みと安全性の両方を見ながら、必要量を診察で調整します。
References
根拠文献・専門情報
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
顔面老化を深部構造から整理し、上顔面を含む注入治療の優先順位を考えるためのレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位だけでなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. おでこのヒアルロン酸は少量でも意味がありますか?
はい。凹みが強く見える場所へ適切に支えを置くと、少量でも光の当たり方や丸みの見え方が変わることがあります。
Q. おでこは入れすぎが心配です
心配される方は多いです。当院では、正面の変化だけでなく横顔や光り方も確認しながら、自然な丸みで止める設計を重視しています。
Q. 前額ヒアルロン酸の注意点はありますか?
内出血や腫れ、頭痛などがみられることがあり、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。前額は安全性を優先して設計することが大切です。
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