下顎の支えが落ちたたるみでHIFU後にヒアルロン酸を組み合わせる考え方
口元やフェイスラインのもたつきは、皮膚だけでなく下顎骨の支持低下が重なると強く見えます。HIFU後にヒアルロン酸5ccを組み合わせた症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年10月23日
- 公開日
- 2022年10月23日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、口元とフェイスラインのもたつきを見るとき、皮膚や脂肪のたるみだけでなく、下顎の支えが落ちていないかも確認しています。
下顎骨の支持低下が強いと、HIFUで引き締めても輪郭がすっきり見えにくく、ヒアルロン酸で支えを補った方が整理しやすいことがあります。
今回のように先にHIFUを行い、その後で不足した支えをヒアルロン酸で補うと、もたつきの主因を分けて考えやすくなります。
General Medical Information
一般的な医学情報
フェイスラインのもたつきには、皮膚のゆるみ、脂肪の下垂、下顎支持の低下が重なって関わることがあります。
HIFUは引き締めに、ヒアルロン酸は失われた輪郭支持の補正に使い分けられます。
そのため、先にたるみを整理してから、残った支え不足を補う方が自然なラインになりやすいケースがあります。
ブルドッグのようなもたつきは、下顎の支えも関係します
元記事でも、皮膚や脂肪のたるみだけでなく、下顎骨の変化が関係すると述べられています。
フェイスラインのもたつきは、支えが落ちて影が強く見えるときに、引き締めだけでは整理しきれないことがあります。
HIFUで整理した後に、ヒアルロン酸で支えを補います
先にHIFUで皮膚や脂肪のもたつきを整理すると、その後にどこへ支えを足すべきかが見えやすくなります。
当院では、引き締めと支持補正を分けて考えることで、輪郭の主役となる変化を自然に出しやすくしています。
5ccでも、下顎とフェイスラインで役割を分けて使います
同じ本数でも、下顎、顎先、フェイスラインのどこにどれだけ配分するかで結果は大きく変わります。
支えが落ちた場所へ役割を分けて配分することで、重たく見えすぎない輪郭へ整えやすくなります。
費用の目安
- ハイフリニア 顎下 ¥33,000 / 頬 ¥33,000
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
下顎とフェイスラインの複合治療では、先に行うHIFUの照射範囲と、後から補うヒアルロン酸の本数で費用が変わります。
リスク・副作用・注意点
- HIFUではヒリつき、熱感、赤み、腫れが出ることがあります。
- ヒアルロン酸では痛み、腫れ、内出血、左右差、血流障害などに注意が必要です。
- 下顎の支えが主因か、皮下脂肪のもたつきが主因かで治療順序が変わることがあります。
引き締めと支持補正を同日に強く行い過ぎないよう、当院では役割を分けて設計することがあります。
References
根拠文献・専門情報
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
顔面老化を深部構造から整理し、注入治療の優先順位を考えるためのレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。
-
Customized Treatment Using Microfocused Ultrasound with Visualization for Optimized Patient Outcomes: A Review of Skin-tightening Energy Technologies and a Pan-Asian Adaptation of the Expert Panel's Gold Standard Consensus.
HIFUを含むスキンタイトニング治療の適応と選び方を整理したレビューです。
-
Microfocused Ultrasound for Skin Tightening.
HIFUによる引き締め治療の適応と限界を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. フェイスラインのたるみはHIFUだけで十分ですか?
主因によります。皮膚や脂肪のたるみが主体なら候補ですが、下顎の支持低下が強い場合はヒアルロン酸を組み合わせた方が自然なことがあります。
Q. 下顎の支えが落ちるとどんな見え方になりますか?
口元やフェイスラインがもたついて見えたり、輪郭がぼやけて見えたりすることがあります。影の主因を分けて考えることが大切です。
Q. HIFUとヒアルロン酸を同じ部位で組み合わせるときの注意点はありますか?
赤みや腫れ、内出血などの一般的な注意点に加えて、順番や強さを誤ると不自然に見えることがあります。役割を分けて治療することが重要です。
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