フェイスラインがぼやけるとき、HIFUよりヒアルロン酸が向くことがある理由
フェイスラインのもやつきは、脂肪や皮膚のたるみだけでなく、下顎の支えの低下で目立つことがあります。HIFUでは補いにくく、ヒアルロン酸が向きやすい変化を、当院で重視している見方と一般的な医学情報、参考文献から整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年10月4日
- 公開日
- 2022年10月4日
- 更新日
- 2026年7月8日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。


Contents
目次
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当院・医師の見解
当院では、フェイスラインがぼやけて見えるとき、脂肪だけでなく下顎の支えが落ちていないかを先に確認しています。
顎先や下顎角の支持低下が主体であれば、HIFUで引き締めても輪郭がはっきり出にくく、ヒアルロン酸の方が役割を持つことがあります。
逆に、脂肪のもたつきや二重顎の要素が主体であれば、熱治療や減らす治療を先に考えた方が整理しやすいことがあります。
General Medical Information
一般的な医学情報
顔の加齢変化では、皮膚のゆるみだけでなく、骨格支持や深い層のボリューム低下が輪郭の曖昧さとして見えることがあります。
HIFUは深い支持層を引き締める治療として使われますが、失われたボリュームを補う治療ではありません。
そのため、フェイスラインのぼやけの主因が支持低下であれば、ヒアルロン酸で輪郭の支えを補う方が自然な変化につながることがあります。
フェイスラインのぼやけは『たるみ』だけで起こるとは限りません
フェイスラインがもやっと見えると、皮膚や脂肪のたるみだけを原因と考えやすいですが、実際には下顎の支えの低下が影を強めていることがあります。
この場合は、表面を引き締めるだけでは輪郭が戻りにくく、どこで支えが落ちているかを見たうえで治療を選ぶことが大切です。
HIFUが向く変化と、ヒアルロン酸が向く変化を分けて考えます
脂肪のもたつきや二重顎の要素が主体なら、HIFUのような引き締め治療が候補になります。
一方で、骨格支持の低下や輪郭の痩せが主体なら、ヒアルロン酸で支えを補う方が輪郭をはっきり出しやすいことがあります。
顎先まで足すかどうかは顔立ちのバランスで決めます
フェイスラインをはっきり見せたいからといって、全員に同じ量や同じ部位を足すわけではありません。
顎先まで強く出すと不自然になる顔立ちでは、輪郭の支えだけを整える方が自然に見えるため、診察では横顔と正面の印象を合わせて設計しています。
費用の目安
- ハイフリニア 顎下 ¥33,000 / 頬 ¥33,000 / 目周り ¥27,000
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
フェイスライン治療では、照射範囲や必要本数、他治療の併用で費用が変わります。どちらを先に行うかも診察時にご案内します。
リスク・副作用・注意点
- HIFUでは、ヒリつき、熱感、赤み、腫れが出ることがあります。
- ヒアルロン酸では、痛み、腫れ、内出血、左右差、血流障害などに注意が必要です。
- 同じフェイスライン治療でも、支えの低下が主体か、もたつきが主体かで注意点の比重が変わります。
熱で引き締める治療と、支持を補う治療ではダウンタイムと合併症の種類が異なります。診察ではその違いも含めて説明しています。
References
根拠文献・専門情報
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
顔面老化を深部構造から整理し、輪郭の変化をどう読むかをまとめたレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの役割を整理したレビューです。
-
Customized Treatment Using Microfocused Ultrasound with Visualization for Optimized Patient Outcomes: A Review of Skin-tightening Energy Technologies and a Pan-Asian Adaptation of the Expert Panel's Gold Standard Consensus.
HIFUを含むスキンタイトニング治療の適応と選び方を整理したレビューです。
-
Microfocused Ultrasound for Skin Tightening.
HIFUによる引き締め治療の適応と限界を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. フェイスラインのぼやけはHIFUだけで改善しますか?
主因によります。脂肪のもたつきが主体なら候補になりますが、下顎の支えの低下が主体ならヒアルロン酸の方が整理しやすいことがあります。
Q. ヒアルロン酸はフェイスラインにも使いますか?
使うことがあります。特に下顎の支えが落ちて輪郭が曖昧に見える場合は、支えを補う目的で検討します。
Q. 顎先まで必ずしっかり出した方がよいですか?
一律ではありません。顔立ちとのバランスを見ながら、出しすぎずに輪郭だけ整えた方が自然なことがあります。
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