フェイスラインの凹凸と顔の大きさ感をヒアルロン酸3ccで整える考え方
フェイスラインは、こめかみから頬骨、エラまでの曲線が崩れると硬い印象や顔の大きさ感として見えやすくなります。ヒアルロン酸3ccで輪郭を整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年4月15日
- 公開日
- 2022年4月15日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、フェイスラインのヒアルロン酸治療を『足りない場所に足す』だけではなく、顔全体の曲線を整える治療として考えています。
こめかみ、頬骨、エラの凹凸が強いと、硬い印象や顔の大きさ感として見えやすくなりますが、へこんだ場所に支えを戻すことで見え方がやわらぐことがあります。
診察では、正面だけでなく、斜め・横顔でどこが張って見えるか、どこが影になるかを見ながら、自然な輪郭で止めることを重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
フェイスラインの見え方には、骨格、脂肪区画、皮膚のたるみ、部位ごとのボリューム低下が関わります。
ヒアルロン酸フィラーは、顎の形成だけでなく、こめかみから下顔面までの輪郭の移行を整える目的でも使われます。
そのため、どこか一か所だけを変えるより、曲線として見たときに自然につながるかを確認しながら設計することが重要です。
顔の大きさ感は、凹凸の見え方で強まることがあります
元記事でも、凹凸が多いとゴツゴツした印象や顔の大きさ感につながる点が示されています。
実際には、張っている場所だけでなく、その隣の凹みが影を作ることで、より大きく硬く見えていることがあります。
なだらかな曲線へつなぐと、印象がやわらぎます
輪郭治療では、目立つ一点だけを変えるより、こめかみから頬骨、下顔面へどうつながるかが重要です。
今回のように3ccでも、必要な場所へ少量ずつ配分して曲線を整えると、やわらかく女性的な印象に近づくことがあります。
正面だけでなく斜め・横顔で確認します
フェイスラインは、鏡の正面像だけでなく、斜めや横顔での連続性が自然さを左右します。
当院では、輪郭のどこが主役の変化なのかを共有しながら、顔全体の印象が整う範囲で調整しています。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
輪郭治療は、こめかみ、頬骨、顎、エラ周囲のどこまで整えるかで必要量が変わります。総額はフェイスライン全体の設計範囲で個別に変わります。
リスク・副作用・注意点
- 内出血、一時的な腫れや痛み、硬さが出ることがあります。
- 輪郭治療でも血流障害や遅発性反応など重い合併症に注意が必要です。
- 一部位だけを強く変えると輪郭のつながりが不自然になることがあります。
フェイスラインは、正面だけでなく斜め・横顔での見え方も重要です。当院では、輪郭全体が自然に見える範囲で段階的に調整します。
References
根拠文献・専門情報
-
Facial Contouring by Using Dermal Fillers and Botulinum Toxin A: A Practical Approach.
輪郭形成におけるフィラーの役割と設計の実際をまとめたレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
-
The Application and Efficacy of Hyaluronic Acid Fillers for Chin Augmentation.
顎形成におけるヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を整理したレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. フェイスラインのヒアルロン酸は顎だけ整えれば十分ですか?
一律ではありません。こめかみ、頬骨、下顔面のつながりで輪郭が見えるため、複数部位を少量ずつ整えた方が自然に見えることがあります。
Q. ヒアルロン酸で顔の大きさ感がやわらぐことはありますか?
あります。張って見える部位とへこんで見える部位の差が小さくなると、輪郭がなめらかになり、顔の大きさ感がやわらいで見えることがあります。
Q. フェイスラインのヒアルロン酸で注意することはありますか?
内出血や腫れ、硬さなどがみられることがあり、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。輪郭全体のつながりを見ながら調整することが大切です。
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