フェイスラインの凸凹をヒアルロン酸3ccでなめらかに整える考え方
フェイスラインは、こめかみ、頬骨、エラの凸凹が強いと硬い印象や顔の大きさとして見えやすくなります。ヒアルロン酸3ccで輪郭をなめらかに整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2021年12月28日
- 公開日
- 2021年12月28日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、フェイスラインのヒアルロン酸を『足りない場所に足す』だけではなく、輪郭全体の曲線を整える治療として考えています。
今回のように、こめかみから頬骨、エラまでの凸凹がやわらぐと、硬い印象や顔の大きさとして見えていた要素が軽減することがあります。
診察では、正面だけでなく斜め・横顔でどこが張って見えるか、どこがへこんで見えるかを確認して、自然な曲線で止める設計を重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
フェイスラインの見え方には、骨格、脂肪区画、皮膚のたるみ、部位ごとのボリューム低下が関わります。
ヒアルロン酸フィラーは、顎や頬骨のような一点の形成だけでなく、輪郭のつながりを整える目的でも使われます。
そのため、どこか一か所を強く変えるより、複数部位へ少量ずつ配分して曲線として見たときに自然かを確認することが大切です。
フェイスラインは、点ではなく曲線で見ます
元記事でも、一部のパーツではなく全体の印象を変える点が強調されています。輪郭治療では、どこか一か所だけを整えても、他の部位とのつながりで不自然に見えることがあります。
そのため、こめかみから頬骨、エラまでを一本の曲線として見て、どこで凹凸が強く見えているかを整理することが重要です。
こめかみ、頬骨、エラの凸凹を分けて考えます
輪郭の硬さは、張り出しの強い部位だけでなく、その手前や隣の凹みが影を作っていることで目立つことがあります。
今回のような症例では、単に張った部分を抑えるのではなく、へこんだ部分に支えを戻して滑らかな移行を作る考え方が重要です。
3ccでも、顔全体の印象は変えられます
輪郭治療では、本数の多さより、どの部位にどんな役割を持たせるかが結果を左右します。
当院では、必要な場所へ少量ずつ配分し、やわらかく女性的に見せたいのか、硬さを減らしたいのかといった目標に合わせて設計しています。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
フェイスライン治療は、こめかみ、頬骨、顎、エラ周囲のどこを主役にするかで必要量が変わります。総額は支えたい部位数で個別に変わります。
リスク・副作用・注意点
- 内出血、一時的な腫れや痛み、硬さが出ることがあります。
- 輪郭治療でも血流障害や遅発性反応などの重い合併症に注意が必要です。
- 一部位だけを強く変えると輪郭のつながりが不自然になることがあるため、全体バランスの確認が重要です。
当院では、フェイスラインを点で変えるのではなく、こめかみからエラまでの曲線として見ながら必要量を配分しています。
References
根拠文献・専門情報
-
Facial Contouring by Using Dermal Fillers and Botulinum Toxin A: A Practical Approach.
輪郭形成におけるフィラーの役割と設計の実際をまとめたレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
-
The Application and Efficacy of Hyaluronic Acid Fillers for Chin Augmentation.
顎形成におけるヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を整理したレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. フェイスラインのヒアルロン酸は一か所だけ整えれば十分ですか?
一律ではありません。こめかみ、頬骨、顎、エラ周囲のつながりで輪郭が見えるため、複数部位を少量ずつ整えた方が自然に見えることがあります。
Q. ヒアルロン酸で輪郭の印象をやわらげることはできますか?
できます。へこんだ部分に支えを戻し、張って見える部位との移行をなめらかにすると、輪郭の硬さがやわらいで見えることがあります。
Q. フェイスラインのヒアルロン酸で注意することはありますか?
内出血や腫れ、硬さなどがみられることがあり、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。全体バランスを見ながら段階的に調整することが大切です。
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