ゴルゴラインとほうれい線をヒアルロン酸2ccで整えて中顔面を考える
ゴルゴラインやほうれい線が気になるとき、線の部分だけでなく中顔面の平坦さが影を強くしていることがあります。ヒアルロン酸2ccで中顔面の凹凸を整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年3月26日
- 公開日
- 2022年3月26日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、ゴルゴラインやほうれい線を『線そのもの』だけで見ず、中顔面の平坦さや頬の位置まで含めて見ています。
今回のように中顔面の凹凸を整えると、顔が小さく見えたり、年齢感がやわらいで見えたりすることがあります。
診察では、目の下から頬、鼻横までの段差をつながりとして見て、どこへ支えを戻すと自然かを確認しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
ゴルゴラインやほうれい線は、皮膚表面の線だけでなく、中顔面の支持低下や頬の平坦さで強く見えることがあります。
ヒアルロン酸フィラーは、線そのものを浅くするだけでなく、中顔面の支えや頬の位置を補う目的でも用いられます。
そのため、線の下流だけを埋めるより、中顔面の凹凸ごと整えた方が自然なケースがあります。
ゴルゴラインとほうれい線は、中顔面が平坦だと強く見えやすくなります
元記事でも、中顔面の平坦さと線の見え方の関係がポイントとして示されています。
このタイプでは、線だけを埋めるより、中顔面のどこで支えが落ちているかを見ながら整えることが大切です。
中顔面の凹凸が整うと、顔全体の印象まで変わることがあります
頬から鼻横にかけての段差がなめらかになると、影が減って顔がすっきり見えやすくなります。
当院では、若々しさや小顔感は結果として出るもので、まずは段差の主役を見極めることを重視しています。
2ccでも、中顔面と線の役割を分けて考えます
同じ2ccでも、中顔面の支えを主役にするのか、鼻横や線の部分を主役にするのかで見え方は変わります。
当院では、ゴルゴライン、頬、ほうれい線のつながりを見ながら、必要な場所へ役割を分けて配分しています。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
ゴルゴラインとほうれい線を整える治療では、中顔面の支えを主役にするか、鼻横の段差を主役にするかで必要量が変わります。総額は診察時の設計で個別に決まります。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、痛み、左右差が出ることがあります。
- 中顔面や鼻横では血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
- 線だけを浅くしようとすると凹凸が残ることがあるため、中顔面の支え方を一緒に見ることが重要です。
当院では、ゴルゴラインとほうれい線を別々に埋めるのではなく、影の主役がどこかを確認してから部位配分を決めています。
References
根拠文献・専門情報
-
Hyaluronic Acid Fillers for Midface Augmentation.
中顔面の支持やボリューム補正でヒアルロン酸をどう使うかをまとめたレビューです。
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
顔面老化を深部構造から整理し、注入治療の優先順位を考えるためのレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. ゴルゴラインとほうれい線は同時に整えた方がよいですか?
そうした方が自然なことがあります。中顔面の平坦さが関わる場合は、線を別々に埋めるより、つながりとして見た方が整理しやすくなります。
Q. ほうれい線だけを埋めれば改善しますか?
一律ではありません。頬や中顔面の段差が強い場合は、その上流から支えを整えた方が自然なことがあります。
Q. 中顔面のヒアルロン酸で注意することはありますか?
腫れや内出血、左右差のほか、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。線だけに注目せず、中顔面の支え方を含めて設計することが大切です。
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