施術紹介クマ手術

クマとり手術の直後に見ている変化

クマとり手術の直後は、赤みや軽い腫れがあっても、膨らみの変化をある程度確認できることがあります。術直後に見ているポイントと、最終評価までの考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2022年1月11日
公開日
2022年1月11日
更新日
2026年7月9日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 術直後は赤みがあっても膨らみの変化を見ています
  4. CO2レーザーを使う経結膜切除は出血を抑えやすいことがあります
  5. 追加治療は急がず1か月前後で見直すことがあります
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、目の下のクマを『色』だけで判断せず、骨の凹みで影が強いのか、眼窩脂肪の突出でふくらみが強いのか、その両方が混在しているのかを先に確認しています。

凹み主体ならヒアルロン酸で支えを補う治療が合いやすく、膨らみ主体なら脱脂のように原因そのものへ対応する治療が必要になることがあります。

ご相談では、最初から複雑にしすぎず、術後の腫れや色味の変化を見ながら、1か月前後で再評価して必要な追加を考える進め方を重視しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

目の下のクマには、構造的な影、脂肪の突出、色素沈着、血管透見など複数の要因がありますが、治療方針を大きく左右しやすいのは凹みとふくらみの構造変化です。

加齢に伴う眼窩周囲の骨格変化や靱帯の影響で涙袋の下に溝が目立つことがあり、逆に眼窩脂肪の前方突出が強いと段差と影が目立ちやすくなります。

そのため、クマ治療では『色を消す』前に、凹みなのか、ふくらみなのか、あるいは両者の混在なのかを見分けることが重要です。

術直後は赤みがあっても膨らみの変化を見ています

術直後は赤みが残っていても、目の下のふくらみが減っているか、段差が強くなっていないかを確認しています。

この時点の見え方だけで最終判断はせず、腫れが落ち着いた後の変化も前提にしながら経過を見ていきます。

CO2レーザーを使う経結膜切除は出血を抑えやすいことがあります

当院では、局所麻酔後に粘膜側からアプローチし、CO2レーザーで切開剥離しながら脂肪を調整する考え方をとることがあります。

出血を抑えやすく、粘膜側の創部を縫わずに経過を見ることがあるため、術直後の状態を確認しやすいのが特徴です。

追加治療は急がず1か月前後で見直すことがあります

術後はアイシングやテーピングを数日行い、まずは腫れの引き方を見ます。直後に脂肪注入やヒアルロン酸を重ねず、落ち着いてから必要性を判断することがあります。

膨らみが改善すると追加治療が不要なことも少なくないため、最終評価に近い見直しは1か月前後で行う進め方が整理しやすいと考えています。

費用の目安

  • クマとり手術の費用は、術式、麻酔方法、追加治療の有無で変わるため、診察でご案内しています。

涙溝や頬の凹みに対してヒアルロン酸や脂肪注入を追加するかどうかで総額は変わります。術後経過を見て必要な方だけ追加治療を検討します。

リスク・副作用・注意点

  • 腫れ、内出血、痛み、左右差、軽度の凹凸の残存などがみられることがあります。
  • 創部から少量の出血や、術後早期の赤み、違和感が数日続くことがあります。
  • 涙溝や頬の凹みが残る場合は、後日あらためて追加治療を検討することがあります。

クマとり手術では、術直後と1か月後で見え方が変わるため、早期の印象だけで追加治療を決めず、経過を見ながら判断することが大切です。

References

根拠文献・専門情報

  1. Semin Cutan Med Surg. 2016

    Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.

    目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。

  2. Aesthet Surg J. 2023

    Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.

    涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。

  3. Dermatol Surg. 2015

    Efficacy and Safety of Hyaluronic Acid Filler for Correction of the Infraorbital Hollows.

    涙袋下の凹みに対するヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を報告した研究です。

  4. Aesthet Surg J. 2021

    The Facial Aging Process From the "Inside Out".

    眼窩周囲を含む顔面老化の深部構造変化を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. 目の下のクマはヒアルロン酸だけで改善しますか?

凹み主体のクマではヒアルロン酸が候補になりますが、脂肪の突出が強い場合はそれだけでは整理しにくいことがあります。原因の割合で考えることが大切です。

Q. 脱脂をすると必ず凹みますか?

必ずではありませんが、元の骨格や脂肪の量、取り方によって見え方は変わります。凹みのリスクを含めて、どの治療が主役かを診察で見極めることが重要です。

Q. 術後はいつごろ評価しますか?

腫れや色味の変化が落ち着くまでに時間がかかることがあるため、当院では1か月前後で最終評価に近い見直しを行うことがあります。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。