クマとり手術の1週間後に確認するポイント
クマとり手術の1週間後は、腫れや赤みが落ち着き始め、凹みや左右差を一度整理しやすい時期です。1週間後の見方と最終評価までの考え方を整理します。
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この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2022年1月23日
- 公開日
- 2022年1月23日
- 更新日
- 2026年7月9日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、目の下のクマを『色』だけで判断せず、骨の凹みで影が強いのか、眼窩脂肪の突出でふくらみが強いのか、その両方が混在しているのかを先に確認しています。
凹み主体ならヒアルロン酸で支えを補う治療が合いやすく、膨らみ主体なら脱脂のように原因そのものへ対応する治療が必要になることがあります。
ご相談では、最初から複雑にしすぎず、術後の腫れや色味の変化を見ながら、1か月前後で再評価して必要な追加を考える進め方を重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
目の下のクマには、構造的な影、脂肪の突出、色素沈着、血管透見など複数の要因がありますが、治療方針を大きく左右しやすいのは凹みとふくらみの構造変化です。
加齢に伴う眼窩周囲の骨格変化や靱帯の影響で涙袋の下に溝が目立つことがあり、逆に眼窩脂肪の前方突出が強いと段差と影が目立ちやすくなります。
そのため、クマ治療では『色を消す』前に、凹みなのか、ふくらみなのか、あるいは両者の混在なのかを見分けることが重要です。
1週間後は赤みや腫れの引き方を確認します
1週間後は、赤みや腫れが強く残っていないか、痛みや違和感が日常生活で問題になっていないかを確認します。
この時期に大きなトラブルがなければ、その後は凹みや色味の落ち着き方を見ながら最終評価へ進みやすくなります。
脂肪注入やヒアルロン酸をすぐ足さない方がよいことがあります
1週間後に凹みがまったくないかを判断するのは早く、膨らみが取れたことで影の見え方が一時的に変わることもあります。
そのため、追加の脂肪注入やヒアルロン酸はすぐ決めず、経過を見て必要な方だけ検討する進め方が整理しやすいと考えています。
CO2レーザーによる経結膜切除は早期経過を追いやすいことがあります
粘膜側からアプローチする経結膜切除では、表面の傷が目立ちにくく、1週間前後で早期経過を確認しやすいことがあります。
そのうえで、最終的に涙溝や頬の凹みまで追加治療が必要かどうかは、1か月前後で再評価して決めることがあります。
費用の目安
- クマとり手術の費用は、術式、麻酔方法、追加治療の有無で変わるため、診察でご案内しています。
涙溝や頬の凹みに対してヒアルロン酸や脂肪注入を追加するかどうかで総額は変わります。術後経過を見て必要な方だけ追加治療を検討します。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、痛み、左右差、軽度の凹凸の残存などがみられることがあります。
- 創部から少量の出血や、術後早期の赤み、違和感が数日続くことがあります。
- 涙溝や頬の凹みが残る場合は、後日あらためて追加治療を検討することがあります。
クマとり手術では、術直後と1か月後で見え方が変わるため、早期の印象だけで追加治療を決めず、経過を見ながら判断することが大切です。
References
根拠文献・専門情報
-
Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.
目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。
-
Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.
涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。
-
Efficacy and Safety of Hyaluronic Acid Filler for Correction of the Infraorbital Hollows.
涙袋下の凹みに対するヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を報告した研究です。
-
The Facial Aging Process From the "Inside Out".
眼窩周囲を含む顔面老化の深部構造変化を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 目の下のクマはヒアルロン酸だけで改善しますか?
凹み主体のクマではヒアルロン酸が候補になりますが、脂肪の突出が強い場合はそれだけでは整理しにくいことがあります。原因の割合で考えることが大切です。
Q. 脱脂をすると必ず凹みますか?
必ずではありませんが、元の骨格や脂肪の量、取り方によって見え方は変わります。凹みのリスクを含めて、どの治療が主役かを診察で見極めることが重要です。
Q. 術後はいつごろ評価しますか?
腫れや色味の変化が落ち着くまでに時間がかかることがあるため、当院では1か月前後で最終評価に近い見直しを行うことがあります。
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