施術紹介クマ手術

クマとり手術直後の凹凸と赤みの見方

クマとり手術の直後は、赤みがあっても段差や凹凸がどう変わったかをある程度確認できます。術直後に見ているポイントと、その後の経過観察の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2022年4月1日
公開日
2022年4月1日
更新日
2026年7月9日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 術直後は赤みがあっても凹凸の変化を見ています
  4. CO2レーザーを使う経結膜切除では粘膜側から調整します
  5. 涙溝やゴルゴラインの追加治療は1か月前後で見直します
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、目の下のクマを色だけで判断せず、骨の凹みで影が強いのか、眼窩脂肪の突出でふくらみが強いのか、その両方が混在しているのかを先に確認しています。

術直後の写真では、赤みがあっても膨らみが減ったか、段差や凹凸が悪化していないかを見ますが、その場で追加治療を決めることは多くありません。

ご相談では、術後の腫れや色味の変化を見ながら、1か月前後で再評価して必要な追加を考える進め方を重視しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

目の下のクマには、構造的な影、脂肪の突出、色素沈着、血管透見など複数の要因がありますが、治療方針を大きく左右しやすいのは凹みとふくらみの構造変化です。

加齢に伴う眼窩周囲の骨格変化や靱帯の影響で涙袋の下に溝が目立つことがあり、逆に眼窩脂肪の前方突出が強いと段差と影が目立ちやすくなります。

そのため、クマ治療では色だけでなく、凹みなのか、ふくらみなのか、あるいは両者の混在なのかを見分けることが重要です。

術直後は赤みがあっても凹凸の変化を見ています

術直後は手術操作による赤みが残っていても、目の下の段差や凹凸がどう変わったかを確認しています。

この時点の印象だけで最終判断はせず、腫れが落ち着いた後の見え方も前提にしながら経過を見ていきます。

CO2レーザーを使う経結膜切除では粘膜側から調整します

当院では、局所麻酔後に粘膜側からアプローチし、CO2レーザーで切開剥離しながら脂肪を調整する考え方をとることがあります。

手術時間は1時間弱が目安で、粘膜側の創部を縫わずに経過を見ることがあるため、術直後の状態も確認しやすいのが特徴です。

涙溝やゴルゴラインの追加治療は1か月前後で見直します

術後は点眼液と内服薬を使い、1日クーリングとテーピングを行います。コンタクトや目を激しく擦る行為は1週間控えていただくことがあります。

ゴルゴラインや涙溝は術直後に消え切らないこともあるため、ヒアルロン酸などの追加治療は急がず、1か月前後で落ち着いてから必要性を判断することがあります。

費用の目安

  • クマとり手術の費用は、術式、麻酔方法、追加治療の有無で変わるため、診察でご案内しています。

涙溝や頬の凹みに対してヒアルロン酸や脂肪注入を追加するかどうかで総額は変わります。術後経過を見て必要な方だけ追加治療を検討します。

リスク・副作用・注意点

  • 腫れ、内出血、痛み、左右差、軽度の凹凸の残存などがみられることがあります。
  • 創部から少量の出血や、術後早期の赤み、違和感が数日続くことがあります。
  • 涙溝や頬の凹みが残る場合は、後日あらためて追加治療を検討することがあります。

クマとり手術では、術直後と1か月後で見え方が変わるため、早期の印象だけで追加治療を決めず、経過を見ながら判断することが大切です。

References

根拠文献・専門情報

  1. Semin Cutan Med Surg. 2016

    Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.

    目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。

  2. Aesthet Surg J. 2023

    Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.

    涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。

  3. Dermatol Surg. 2015

    Efficacy and Safety of Hyaluronic Acid Filler for Correction of the Infraorbital Hollows.

    涙袋下の凹みに対するヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を報告した研究です。

  4. Aesthet Surg J. 2021

    The Facial Aging Process From the "Inside Out".

    眼窩周囲を含む顔面老化の深部構造変化を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. クマとり手術の直後に赤みがあるのは異常ですか?

術直後は操作による赤みが出ることがあります。赤みがある中でも、膨らみや段差の変化を確認し、最終評価は腫れが落ち着いてから見直します。

Q. 術後はどのくらい生活制限がありますか?

術後は点眼液と内服薬を使い、1日クーリングとテーピングを行うことがあります。コンタクトや目を激しく擦る行為は1週間控えていただくことがあります。

Q. 涙溝やゴルゴラインも手術直後に消えますか?

膨らみは改善しても、涙溝やゴルゴラインが残ることがあります。追加の注入治療が必要かどうかは、術後経過を見ながらあらためて判断することがあります。

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