あごをヒアルロン酸1ccで整えて、ぷっくりほっぺを目立ちにくくする考え方
頬のぷっくり感は、頬自体のボリュームだけでなく、あご先の支えが弱いことで輪郭の余白が広く見えている場合があります。ヒアルロン酸1ccであごを整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2021年11月17日
- 公開日
- 2021年11月17日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、頬がぷっくり見えるご相談でも、必ずしも頬へ直接アプローチするとは限りません。
あご先の支えが弱いと、下顔面の余白が広く見え、相対的に頬が重たく見えることがあります。
診察では、正面だけでなく横顔も見ながら、どこを少し補うと全体が自然に整うかを確認しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
あご先の前後差や下顔面の短さは、輪郭の重心や頬の見え方に影響することがあります。
ヒアルロン酸フィラーは、あご先の突出量だけでなく、フェイスラインや横顔のバランスを整える目的でも用いられます。
そのため、頬のボリューム感が気になるケースでも、あご先との比率を見直すと印象が変わることがあります。
ぷっくり見える頬は、頬そのものより輪郭の対比で強く見えることがあります
元記事でも、気になっているのは頬のふくらみですが、治療量はヒアルロン酸1ccと少量です。
こうしたケースでは、頬を減らすのではなく、あご先とのバランスを少し整えることで相対的な見え方が変わることがあります。
あご先に少し支えを足すと、下顔面の重心が変わることがあります
あご先がわずかに整うと、フェイスラインの終点がはっきりして、頬から下顔面へのつながりがすっきり見えやすくなります。
当院では、長さを強く出すというより、輪郭全体の重心を整える目的で少量注入を考えることがあります。
1ccでも、変える場所が合えば顔全体の印象は動きます
ヒアルロン酸治療は本数だけで結果が決まるわけではなく、どこへ役割を持たせるかが重要です。
今回のような少量症例でも、あご先へ適切に支えを足すことで、頬の印象まで含めてまとまりやすくなることがあります。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
あごの治療では、長さを出すのか、輪郭の余白を整えるのかで必要量や使用部位が変わります。総額は診察時のデザインで個別に決まります。
リスク・副作用・注意点
- 痛み、腫れ、内出血、左右差、触れたときの違和感が出ることがあります。
- あご周囲では血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
- あごを前に出しすぎると不自然に見えるため、輪郭全体とのバランスを見て調整することが大切です。
当院では、頬だけを見て量を足すのではなく、あご先を含む下顔面全体の重心を確認したうえで提案しています。
References
根拠文献・専門情報
-
The Application and Efficacy of Hyaluronic Acid Fillers for Chin Augmentation.
顎形成におけるヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を整理したレビューです。
-
Facial Contouring by Using Dermal Fillers and Botulinum Toxin A: A Practical Approach.
輪郭形成におけるフィラーの役割と設計の実際をまとめたレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
-
Treating Aging Changes of Facial Anatomical Layers with Hyaluronic Acid Fillers.
各層の加齢変化とヒアルロン酸フィラーの使い分けを整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 頬がぷっくり見えるときは、頬に治療をするのですか?
一律ではありません。実際には、あご先や下顔面の支え不足で相対的に頬が重く見えていることがあり、輪郭全体を見直した方が自然な場合があります。
Q. あごのヒアルロン酸で顔が細く見えることはありますか?
そう見えることがあります。あご先の支えが少し整うと、フェイスラインの終点がはっきりして、輪郭がすっきり見えやすくなるためです。
Q. あごのヒアルロン酸で注意することはありますか?
痛みや腫れ、内出血、左右差のほか、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。量を出しすぎず、輪郭全体とのバランスを見て調整することが大切です。
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