医師解説毛穴アドバテックス

毛穴の見え方とタイプ別の治療選択

毛穴は一つの原因ではなく、皮脂、弾力低下、瘢痕、色の要素が重なって見えることがあります。当院で重視している見立てと、一般的な医学情報、参考文献を整理します。

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この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2026年3月15日
公開日
2026年3月15日
更新日
2026年7月8日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 毛穴の見え方は一つではありません
  4. 皮脂・たるみ・瘢痕・黒ずみで候補になる治療は変わります
  5. 順番とホームケアまで含めて整えることが大切です
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、毛穴を一つの病態として扱わず、皮脂が主体なのか、たるみやハリ低下が主体なのか、にきび跡の凹凸が混ざっているのか、色で目立っているのかを分けて確認しています。

同じ『毛穴治療』でも、アドバテックス、ポテンツァ、トライフィルプロ、ルビーフラクショナルのどれを先に使うかは、原因の重なりとダウンタイムの許容度で変わります。

診療では、治療機器だけでなく、皮脂や角質のコントロール、紫外線対策、摩擦の見直しまで含めて、結果を維持しやすい形を重視しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

臨床レビューでは、顔の毛穴が目立つ背景として、高い皮脂分泌、毛穴周囲の弾力低下、毛包容積の増大が主な要因として整理されています。

実際には、にきび後の瘢痕や炎症後の色調変化が重なって、毛穴そのものの大きさ以上に目立って見えることもあります。

そのため一般的にも、毛穴の『見え方』を複数の要素に分けて評価し、ホームケア、光・レーザー、RF、局所治療などを適応に応じて組み合わせる考え方がとられています。

毛穴の見え方は一つではありません

同じように見える毛穴でも、皮脂の多さ、加齢による弾力低下、にきび後の凹凸、黒ずみや色素沈着など、背景にある要因はさまざまです。

そのため、毛穴の写真だけを見て同じ機械を当てるのではなく、何が一番目立ちにくくしたい要因かを分けて考える必要があります。

皮脂・たるみ・瘢痕・黒ずみで候補になる治療は変わります

皮脂型毛穴では皮脂や赤みを見たいアドバテックス、たるみ型毛穴ではハリ低下や質感を見たいポテンツァ、瘢痕混在型では局所の凹凸も考えるトライフィルプロ、黒ずみが目立つ場合はルビーフラクショナルが候補になります。

ただし、実際には複数の型が混ざることが多いため、一つの機械で全て解決しようとせず、優先順位をつけて治療を組み合わせる考え方が大切です。

順番とホームケアまで含めて整えることが大切です

毛穴治療では、照射や注入だけでなく、皮脂や角質を乱しにくい洗顔、保湿、紫外線対策、摩擦の見直しが土台になります。

診療では、ダウンタイム、治療期間、ご予算も確認しながら、どこから始めると続けやすいかを一緒に整理していきます。

費用の目安

  • アドバテックス 589nm + 1319nm 全顔 1回 ¥30,000 / 5回 ¥139,000
  • ポテンツァ 赤ら顔・にきび・毛穴治療 全顔 1回 ¥55,000 / 3回 ¥156,750
  • トライフィルプロ・薬剤導入 全顔(〜300Shotsジュベルック込) 1回 ¥99,000
  • ルビーフラクショナル 全顔(看護師施術)1回 ¥16,500 / 1クール目5回 ¥66,000

毛穴は複数の要因が重なることが多く、どの治療を先に行うか、局所治療を加えるかで費用は変わります。

リスク・副作用・注意点

  • アドバテックスでは、一時的な赤み、ほてり、乾燥などが出ることがあります。
  • ポテンツァでは、痛み、点状出血、赤み、腫れ、ざらつき、角質の脱落がみられることがあります。
  • トライフィルプロでは、赤み、腫れ、内出血、色素沈着、かさぶた、熱感、皮下気腫などがみられることがあります。
  • ルビーフラクショナルでは、かさぶたや炎症後色素沈着が起こることがあり、紫外線対策と保湿が重要です。

実際のダウンタイムは、どの型の毛穴をどの順番で治療するかによって変わるため、診察時の説明をご確認ください。

References

根拠文献・専門情報

  1. Skin Res Technol. 2016

    Facial Pores: Definition, Causes, and Treatment Options.

    顔の毛穴が目立つ主な要因を、皮脂、弾力低下、毛包容積の増大に整理したレビューです。

  2. Dermatol Surg. 2016

    Enlarged facial pores: an update on treatments.

    毛穴治療で検討される手段と、背景因子に応じた考え方をまとめたレビューです。

  3. J Cosmet Dermatol. 2022

    The efficacy and adverse effects of treatment options for facial pores.

    顔の毛穴に対する各治療法の有効性と有害事象を比較したレビューです。

  4. Clin Dermatol. 2012

    Oily skin: an overview.

    皮脂分泌や脂性肌の背景を整理した総説で、皮脂型毛穴を考える基礎になります。

よくあるご質問

Q. 毛穴が気になるとき、1種類だけに当てはまることが多いですか?

必ずしもそうではありません。皮脂、たるみ、凹凸、色の要素が複数重なっていることが多いため、診察ではどれが中心かを整理します。

Q. 同じ毛穴なら同じ機械を使えば良いですか?

一律ではありません。皮脂や赤みが中心なのか、弾力低下や瘢痕が中心なのかで候補になる機械が変わります。

Q. ホームケアだけで改善しにくいのはなぜですか?

毛穴の見え方には皮脂や角質だけでなく、真皮の弾力低下や瘢痕のような構造変化が関わることがあるため、ホームケアだけでは限界がある場合があります。

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