ニキビ肌・敏感肌でクレンザーをどう選ぶか
ゼオスキンの200mLクレンザー3種類を、乾燥・敏感、混合、脂性・ニキビ肌で選び分けます。朝晩の洗い方と摩擦の減らし方、外用薬と保湿を重ねる順序まで説明します。
Medical Information
この記事について
- 執筆医・監修医
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年8月9日
- 公開日
- 2026年2月10日
- 実質更新日
- 2026年8月9日


Contents
目次
クレンジングと洗顔を1ステップにする3種類
ゼオスキンのクレンザーは、ハイドレーティングクレンザー、ジェントルクレンザー、エクスフォリエーティングクレンザーの3種類です。いずれも200mLで、通常のクレンジングと洗顔を1ステップにまとめられます。
当院での価格は各6,820円(税込)です。肌質だけでなく、洗顔直後のつっぱり、Tゾーンの皮脂、頬の乾燥、面皰、外用薬による赤みを分けて選びます。
乾燥・混合・脂性ニキビ肌で処方を選び分けます
ハイドレーティングクレンザーは普通から乾燥肌向けのクリームタイプです。グリセリン、ヒアルロン酸Na、アラントインなどを含み、肌荒れや敏感さ、冬場の乾燥、肝斑治療中に洗顔後のつっぱりが出やすいときに使います。
ジェントルクレンザーは全肌質向けのジェルタイプです。額や鼻はべたつく一方で頬は乾く混合肌や、汚れと余分な皮脂を落としながら水分を保ちたいときの基準にします。オウシュウヨモギ、チャ葉、オオムギなどの植物エキスを配合しています。
エクスフォリエーティングクレンザーは脂性・ニキビ肌向けのジェルタイプです。ホホバエステルの柔らかい粒子に、サリチル酸、酢酸トコフェロール、ナイアシン、ナイアシンアミドを配合し、皮脂、ざらつき、毛穴詰まりが目立つ肌へ使います。レチノイドなどで赤みや皮むけがある時期は、粒子をこすらず、ハイドレーティングまたはジェントルへ戻します。
泡立ちではなく洗顔後の反応で選ぶ理由として、刺激の申告は1週後に5%と20%、3週後に5%と10%で、評価全体には有意差がなかったとの報告がありました(参考文献1)。
朝晩は濡れた手で、こすらず一度で洗います
朝と夜に顔と手を濡らし、少量を顔と首へやさしく広げてから十分にすすぎます。泡立てても泡立てなくても洗浄力は同じため、泡の量を増やすより、指先で強くこすらないことを優先します。
朝は夜間の皮脂と前夜のスキンケアを落とし、夜は日焼け止め、メイク、皮脂を落とします。通常の使用では1本で約2か月が目安です。落ちにくいポイントメイクを摩擦で落とそうとせず、その部分だけ専用リムーバーを先に使います。
治療中は洗顔料と外用薬の役割を分けます
アダパレン、過酸化ベンゾイル、アゼライン酸などを使うときは、洗顔後の水分を押さえてから処方どおりに外用し、その後に保湿します。朝は最後に日焼け止めを重ねます。外用薬で乾燥やヒリつきが出た日は、エクスフォリエーティングの粒子や角質ケアを重ねません。
面皰や赤いニキビが続くときは、クレンザーを強くするのではなく、洗顔後の治療用外用を調整します。洗顔は皮脂や汚れを落とす工程、外用薬は毛包の詰まりや炎症を治療する工程として分けます。
洗顔とニキビ治療を分ける理由として、アゼライン酸20%では総皮疹数が60.6%減少し、基剤群は19.9%の減少だったとの報告がありました(参考文献2)。
3製品はいずれも化粧品です
ハイドレーティングクレンザーはココイルイセチオン酸Na、ココイルメチルタウリンNaなど、ジェントルクレンザーはラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタインなどを主な洗浄成分としています。エクスフォリエーティングクレンザーは洗浄成分にホホバエステルとサリチル酸を組み合わせています。
3製品はいずれも化粧品で、ニキビ治療薬ではありません。製造時期によって成分表示が更新されることがあるため、現在使っている容器の全成分表示を基準にします。
Clinical View
診療で確認するポイント
- 額・鼻の皮脂、頬・口周りの乾燥、面皰、洗顔後のつっぱりと赤みを部位ごとに分けます。
- 現在のクレンザー、朝夜の洗顔回数、アダパレン・過酸化ベンゾイル・酸美容液の使用日を一列に並べ、同じ日に重なる刺激を減らします。
- 乾燥優位ならハイドレーティング、混合肌ならジェントル、皮脂とざらつきが優位ならエクスフォリエーティングを起点にします。
- 洗顔後は処方外用、保湿、朝の日焼け止めの順を固定し、面皰や赤い皮疹の変化は洗顔料ではなくニキビ治療の評価へ反映します。
Comparison
治療選択の比較
| 治療・対応 | 向く状態 | 向かない/慎重な状態 | 回数の目安 | ダウンタイム | 費用(税込) | 承認状況 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ハイドレーティングクレンザー 200mL | 普通から乾燥肌、敏感さ、治療中のつっぱり、冬場の乾燥 | 皮脂・ざらつきを積極的に落としたい脂性肌 | 朝晩。顔と手を濡らし、少量を広げてすすぐ | 刺激、赤み、かゆみ、つっぱり、接触皮膚炎 | 6,820円 | 普通から乾燥肌向けの化粧品 |
| ジェントルクレンザー 200mL | 全肌質、額・鼻の皮脂と頬の乾燥が重なる混合肌 | 洗顔後も強い乾燥やヒリつきが続く状態 | 朝晩。顔と手を濡らし、少量を広げてすすぐ | 刺激、赤み、かゆみ、つっぱり、接触皮膚炎 | 6,820円 | 全肌質向けの化粧品 |
| エクスフォリエーティングクレンザー 200mL | 脂性・ニキビ肌、皮脂、毛穴詰まり、ざらつき | レチノイド使用中の強い乾燥・皮むけ、びらん、施術直後 | 朝晩。粒子でこすらず、顔と手を濡らして使う | 刺激、赤み、乾燥、ヒリつき、皮むけ、接触皮膚炎 | 6,820円 | 脂性・ニキビ肌向けの化粧品 |
費用の目安
- ゼオスキン ハイドレーティングクレンザー 200mL:6,820円
- ゼオスキン ジェントルクレンザー 200mL:6,820円
- ゼオスキン エクスフォリエーティングクレンザー 200mL:6,820円
税込。3製品とも朝晩に使用でき、通常の使用では1本約2か月が目安です。使用量で期間は変わります。
リスク・副作用・注意点
- 3製品共通:赤み、乾燥、つっぱり、ヒリつき、かゆみ、成分による接触皮膚炎。痛みや腫れ、ただれが出た場合は使用を中止します。
- エクスフォリエーティングクレンザー:粒子とサリチル酸による刺激、乾燥、皮むけ。レチノイド、過酸化ベンゾイル、酸美容液で刺激が出ている日は重ねません。
- 目周り、傷、びらんへは使用せず、レーザー・ピーリングなどの施術後は案内された洗顔再開時期を守ります。
- 国内承認・適応: ハイドレーティングクレンザー、ジェントルクレンザー、エクスフォリエーティングクレンザーはいずれも化粧品です。医薬品としてニキビを治療する承認を受けた製品ではなく、医療機器の承認番号も対象外です。
泡の量ではなく、洗顔後のつっぱり、赤み、かゆみと外用薬の刺激を基準に製品と頻度を調整します。
Doctor Review
執筆・監修
執筆医・監修医: 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
References
参考にした一次情報・ガイドライン
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Hydrophobically modified polymers can minimize skin irritation potential caused by surfactant-based cleansers
研究デザイン: 前向き無作為化二重盲検比較試験。疎水化ポリマーを含む泡状洗顔料と市販の非泡状洗顔料を3週間比較 / 対象: 軽症から中等症のアトピー性皮膚炎、湿疹、ニキビまたは酒さがある18~65歳の女性40人。各群20人 / 結果: 刺激を申告した割合は1週後に5%対20%、3週後に5%対10%。医師評価と本人評価を含む全評価項目では群間の有意差なし / 限界: 女性40人、3週間、複数疾患を一緒に扱った特定2製品の比較です。ゼオスキン3製品や長期使用を直接評価していません。4著者中3人はJohnson & Johnson Consumer Companiesの従業員で、試験製品は同社のNeutrogena製品です。独立した資金提供欄はローカル保存全文で確認できませんでした。PMC原著全文を2026年8月8日に確認しました。 / 利益相反: 4著者中3人はJohnson & Johnson Consumer Companiesの従業員で、試験製品は同社のNeutrogena製品です。ローカル保存全文では独立した資金提供欄を確認できませんでした。
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Efficacy of Topical Treatments in the Management of Mild-to-Moderate Acne Vulgaris: A Systematic Review
研究デザイン: 外用抗菌薬、レチノイド、ナイアシンアミド、アゼライン酸、クラスコテロンを扱う6レビューと4無作為化比較試験、計10文献のシステマティックレビュー。本文の数値は引用されたアゼライン酸20%の二重盲検無作為化試験による / 対象: 引用試験は軽症から中等症のニキビがある15~40歳の60人を2群に分け、45日間追跡 / 結果: アゼライン酸20%群の総皮疹数は60.6%、acne severity indexは65.2%減少し、基剤群はそれぞれ19.9%、21.3%減少 / 限界: レビューに含まれる方法と対象は不均一で、引用試験は少人数・短期間です。洗顔料やゼオスキン製品の効果、洗顔料との併用順序を直接比較していません。レビュー著者は競合利益なしと申告し、文章校正にGrammarly Generative AIを使用したと記載しています。引用試験の資金提供は本レビュー本文から確認できません。PMC全文を2026年8月8日に確認しました。 / 利益相反: レビュー著者は競合利益なしと申告し、文章校正にGrammarly Generative AIを使用したと記載しています。引用試験の資金提供は本レビュー本文から確認できません。
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医療機器の承認審査に関する情報
販売名、承認番号、承認範囲を確認する公的情報です。
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医療広告ガイドライン
自由診療の費用、主なリスク・副作用、未承認機器等の表示を確認する公的資料です。
よくあるご質問
Q. 乾燥肌・混合肌・脂性肌ではどれを選びますか?
乾燥やつっぱりが優位ならハイドレーティング、Tゾーンの皮脂と頬の乾燥が混在するならジェントル、皮脂・ざらつき・毛穴詰まりが優位ならエクスフォリエーティングを起点にします。外用薬で赤みや皮むけが出た日は、より穏やかな製品へ戻します。
Q. 泡立てないと洗浄力は下がりますか?
泡立てても泡立てなくても洗浄力は同じです。顔と手を濡らし、少量をやさしく広げて十分にすすぎます。泡を増やすことより、指先でこすらないことを優先します。
Q. 朝と夜の両方に使えますか?
3製品とも朝晩に使えます。通常の使用では1本約2か月が目安です。洗顔直後につっぱりや赤みが続く場合は、回数を増やさず、製品と外用薬の組み合わせを見直します。
Q. ニキビの外用薬と保湿剤はどの順で使いますか?
洗顔後の水分を押さえ、処方どおりにニキビ外用薬を塗り、その後に保湿します。朝は最後に日焼け止めを重ねます。刺激を減らす目的で保湿を先にする処方もあるため、その場合は処方時の順序を優先します。
Q. 3製品の価格と区分は同じですか?
いずれも200mL、6,820円(税込)の化粧品です。ニキビ治療薬ではありません。製造時期によって成分表示が更新されることがあるため、現在使っている容器の全成分表示を基準にします。
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