アドバテックス治療で海外の臨床経験をどう診療へ取り入れるか
アドバテックスを用いる海外医師との情報交換から、機器導入だけでなく、診断、波長、設定、対象患者を整理する重要性をまとめます。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2026年6月11日
- 公開日
- 2026年6月11日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
海外でアドバテックス治療に携わる医師と、赤み、ニキビ、肝斑、肌質に対する症例選択と設定について意見交換しました。
当院では海外の経験をそのまま適用せず、日本人の肌、既往治療、炎症、色素沈着リスクを診察して調整します。
機器導入そのものではなく、診断と照射後評価を更新し続けることを重視しています。
General Medical Information
一般的な医学情報
589nmは血管・赤み、1319nmは皮脂や真皮反応を見たい場面で検討されます。
同じ症状名でも原因が異なるため、波長と設定を一律に決めることはできません。
国際的な情報交換は参考になりますが、個々の患者への適応は診察と国内の安全情報を優先します。
海外の症例経験から適応と設定を学びます
症例数や照射方法の違いを共有し、当院の診療と比較します。
個別の経験談を治療効果の証明とは扱いません。
日本人の肌と既往治療に合わせて調整します
肝斑や炎症後色素沈着のリスク、外用歴を確認します。
海外と同じ設定をそのまま使用するものではありません。
照射後評価を次の設定へ反映します
赤み、乾燥、炎症、皮脂を別項目で評価します。
反応が強い場合は間隔や設定を見直します。
費用の目安
- 589nm + 1319nm / 全顔 + フェイスライン 1回 30,000円 / 5回 139,000円
- 顎下オプション 1回 6,000円
- 全顔照射と同時のスポット照射込み
病変部のみをみるスポット照射は、単独では 1cm × 1cmまで 6,600円からです。必要な組み合わせは診察でご案内します。
リスク・副作用・注意点
- 一時的な赤み、ほてり、乾燥、軽い腫れが出ることがあります。
- 症状や照射内容により経過は異なるため、反応を見ながら設定や間隔を調整します。
肌状態によっては別治療を先に提案することがあります。実際の注意点は診察時の説明もご確認ください。
References
根拠文献・専門情報
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Efficacy and Safety of a Dual-Wavelength 589/1319 nm Laser for the Treatment of Acne Erythema: A Split-Face Randomized Controlled Trial.
にきび後の赤みに対する589/1319nmデュアル波長レーザーの有効性と安全性を評価したランダム化比較試験です。
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Treatment protocols and efficacy of light and laser treatments in post-acne erythema.
にきび後紅斑に対する光・レーザー治療の考え方を整理したレビューです。
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Treatment of acne scarring with a novel dual-wavelength laser.
デュアル波長レーザーをにきび瘢痕治療へ応用した報告です。
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LASER-tissue interactions.
波長ごとに反応しやすい標的や組織応答が異なることを整理した総説です。
よくあるご質問
Q. 海外と同じ設定で照射しますか?
いいえ。肌状態、既往治療、色素変化リスクに合わせて調整します。
Q. 情報交換だけで効果の根拠になりますか?
なりません。臨床経験は参考にしつつ、文献、安全情報、診察を組み合わせます。
Q. 赤み・ニキビ・肝斑を同じ方法で治療しますか?
原因が異なるため、波長、設定、併用治療を分けて考えます。
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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。