エラ・表情筋ボトックスと頬ヒアルロン酸を組み合わせる考え方
ヒアルロン酸は頬の支えを補い、ボトックスは筋肉の動きや張りを調整する治療です。ボリューマ3ccと、エラ・口角・額・眉間へのボトックスを組み合わせた症例を、治療の役割に分けて整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2025年10月2日
- 公開日
- 2025年10月2日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。


Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
当院では、顔全体の印象を整える際に、凹みや支持不足と筋肉の張り・表情の癖を分けて診察します。
元記事では頬へボリューマ3ccを配分し、エラ、口角、額、眉間にはボトックスを使用しています。
一つの治療で全体を変えようとせず、頬の曲面、下顔面の張り、表情の動きへ役割を分けています。
General Medical Information
一般的な医学情報
ヒアルロン酸フィラーは、頬などの支持や輪郭を補う目的で用いられます。
ボツリヌストキシンは筋肉の収縮を一時的に弱め、咬筋の張りや表情じわ、口元の動きの調整に用いられます。
複合治療では、それぞれの効果が現れる時期と持続が異なるため、部位ごとに経過を評価します。
頬ヒアルロン酸は、顔の支えと曲面を整えます
元記事ではボリューマ3ccを頬へ配分しています。
局所を大きくするのではなく、頬から輪郭へ自然につながる支えを作ります。
エラ・口角・額・眉間は、筋肉の役割がそれぞれ異なります
咬筋の張り、口角を下げる動き、額・眉間の表情じわは同じ筋肉によるものではありません。
部位ごとに必要性と効きすぎのリスクを確認します。
複合治療では、足す治療と動きを弱める治療のバランスが重要です
頬を支えても下顔面の張りが強ければ輪郭がまとまりにくいことがあります。
反対に筋肉だけを弱めると、支え不足が目立つ場合があります。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- 3本使用時の目安 ¥231,000
- ボトックス・ビスタ 表情ジワ 1部位 ¥33,000 / 2部位 ¥55,000 / 3部位 ¥75,000 / 4部位 ¥88,000
- ボトックス・ビスタ エラ・首 ¥55,000
元記事ではヒアルロン酸3ccと、エラ・口角・額・眉間のボトックスを組み合わせています。総額は対象部位と使用量で変わります。
リスク・副作用・注意点
- ヒアルロン酸では、腫れ、内出血、左右差、凹凸、まれな血流障害などに注意が必要です。
- ボトックスでは、赤み、内出血、表情の違和感、眉やまぶたの重さ、口元の左右差、咬む疲れなどが生じることがあります。
- 複数部位を同時に調整するときは、支えと筋肉の変化が過剰にならないよう経過確認が必要です。
頬へ量を足す治療と筋肉の動きを弱める治療を混同せず、各部位の目的を分けて調整します。
References
根拠文献・専門情報
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
-
Botulinium toxin applications in the lower face and neck: A review.
下顔面と首に対するボツリヌストキシン治療を整理したレビューです。
-
Efficacy of botulinum toxin in masseter muscle hypertrophy for lower face contouring.
咬筋肥大に対するボツリヌストキシン治療を整理したレビューです。
-
A Review on the Combined Use of Soft Tissue Filler, Suspension Threads, and Botulinum Toxin for Facial Rejuvenation.
フィラーとボツリヌストキシンを組み合わせる顔面治療を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. ヒアルロン酸とボトックスは同じ日に受けられますか?
適応があれば同日に行うことがあります。部位と目的を分け、経過の見方も説明します。
Q. エラボトックスで頬こけが目立つことはありますか?
咬筋のボリュームが減ることで、もともとの頬こけや皮膚のゆるみが目立つ場合があります。
Q. 額と眉間、口角は同じ量を使いますか?
同じではありません。筋肉の強さと表情への影響を見て部位ごとに調整します。
ご予約・ご相談はこちら
症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。