施術紹介ヒアルロン酸

フェイスライン治療でエラボトックスとヒアルロン酸を組み合わせる考え方

フェイスラインでは、エラの張りや食いしばりのような筋肉の問題と、顎ラインの支え不足が同時に関わることがあります。エラボトックスとヒアルロン酸をどう組み合わせるかを、当院の視点と一般的な医学情報、参考文献から整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2022年5月2日
公開日
2022年5月2日
更新日
2026年7月8日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. フェイスラインでは『咬筋の張り』と『顎ラインの支え』を分けて見ます
  4. 食いしばりや咬筋の張りにはエラボトックスが役立ちます
  5. 顎ラインの支えが足りないときはヒアルロン酸を組み合わせます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、フェイスラインでエラが気になる方に対して、まず咬筋の張りが主因なのか、皮膚や骨格支持の問題が重なっているのかを分けて見ています。

食いしばりや歯ぎしりの背景が強い場合は、エラボトックスで筋肉の張りを和らげることが役立ちますが、それだけで顎ラインの支え不足までは補えません。

そのため、咬筋の緊張を減らしたあとに残る輪郭の影や支え不足に対して、ヒアルロン酸を少量組み合わせた方が自然なことがあります。

General Medical Information

一般的な医学情報

咬筋肥大は、下顔面の横幅や角ばった印象に関わることがあり、ボツリヌストキシン注射で筋量と筋緊張を和らげる治療が行われます。

一方で、フェイスラインの見え方は筋肉だけでなく、下顎の支え、皮下脂肪、皮膚のゆるみでも変わります。

そのため、筋肉量を減らす治療だけでは十分でない場合に、輪郭の支えを補うヒアルロン酸を組み合わせて考えることがあります。

フェイスラインでは『咬筋の張り』と『顎ラインの支え』を分けて見ます

エラが張って見えるときは、咬筋のボリュームが主因のこともあれば、顎ラインの支え不足や皮膚のもたつきが重なっていることもあります。

同じフェイスラインの悩みでも、どこが主役かで向く治療は変わるため、筋肉と支えを分けて考えることが大切です。

食いしばりや咬筋の張りにはエラボトックスが役立ちます

固いものをよく噛む、歯ぎしりや食いしばりがある、朝にエラや首がだるいといった背景では、咬筋の緊張がフェイスライン印象に関わっていることがあります。

このような場合は、エラボトックスで筋肉の張りを和らげることで、見た目と機能面の両方で整理しやすくなることがあります。

顎ラインの支えが足りないときはヒアルロン酸を組み合わせます

咬筋の張りを和らげても、顎ラインの影や支え不足が残ることがあります。

その場合は、ヒアルロン酸で輪郭の支えを補うことで、フェイスライン全体をより自然に整えやすくなります。

費用の目安

  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
  • ボトックス・ビスタ エラ・首 ¥55,000

フェイスライン治療では、咬筋の強さと顎ライン補正の必要量で費用が変わります。食いしばり症状の有無も診察で確認します。

リスク・副作用・注意点

  • ヒアルロン酸では、痛み、腫れ、内出血、左右差、血流障害などに注意が必要です。
  • エラボトックスでは、内出血、違和感、一時的な咬む疲れや表情の変化が出ることがあります。
  • 咬筋が細くなることで、もともとの皮膚のゆるみが目立ちやすくなるケースもあります。

フェイスラインでは、筋肉量を減らすことと輪郭を支えることが別の役割になるため、経過を見ながら調整することが大切です。

References

根拠文献・専門情報

  1. PubMed PMID: 38059697

    Botulinium toxin applications in the lower face and neck: A review.

    下顔面と首でのボツリヌストキシン応用を整理したレビューです。

  2. PubMed PMID: 35176198

    Efficacy of botulinum toxin in masseter muscle hypertrophy for lower face contouring.

    咬筋肥大に対するボツリヌストキシン治療の有効性を整理したレビューです。

  3. PubMed PMID: 17674088

    Botulinum toxin A for lower facial contouring: a prospective study.

    咬筋に対するボツリヌストキシンで下顔面輪郭がどう変わるかを評価した前向き研究です。

  4. PubMed PMID: 34566355

    A Review on the Combined Use of Soft Tissue Filler, Suspension Threads, and Botulinum Toxin for Facial Rejuvenation.

    ボツリヌストキシンとフィラーを組み合わせる設計を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. エラボトックスだけでフェイスラインは整いますか?

咬筋の張りが主因なら候補になりますが、顎ラインの支え不足や皮膚のもたつきが強い場合はヒアルロン酸などを組み合わせた方が考えやすいことがあります。

Q. エラボトックスで皮膚のたるみが目立つことはありますか?

もともとの皮膚のゆるみがある場合は、筋量が減ることで輪郭のもたつきが目立つことがあります。そのため、どの変化が主因かを診察で見分けることが大切です。

Q. ヒアルロン酸はどのようなときに追加しますか?

咬筋の張りだけでは説明できない顎ラインの影や支え不足があるときに、輪郭を補う目的で追加を考えることがあります。

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