ヒアルロン酸症例たるみヒアルロン酸

頬コケ・顎・こめかみをヒアルロン酸で整える考え方

頬コケ、顎、こめかみの凹みは別々の悩みに見えても、輪郭全体の重心としてつながっています。ヒアルロン酸5ccで複数部位を整えた症例をもとに、当院の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2025年9月28日
公開日
2025年9月28日
更新日
2026年7月9日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 頬コケ・顎・こめかみは、まとめて見た方が整いやすいことがあります
  4. 注入後の方が小顔に見えることがあります
  5. 総量より、各部位に何を担わせるかを考えます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、頬コケ、顎、こめかみを別々の悩みとしてではなく、顔全体の重心を左右する輪郭のつながりとして見ています。

頬コケだけを埋める、顎だけを前に出すといった局所治療でも変化は出ますが、複数部位の支えが弱いときは、どこを補うと全体がまとまるかを診察で決めています。

今回のような症例では、正面の左右差だけでなく、横顔で口元が持ち上がって見えるか、フェイスラインの流れが整うかも確認しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

ヒアルロン酸フィラーは、局所の凹みを補うだけでなく、顔面支持の不足を補正し、輪郭の見え方を調整する目的でも使われます。

頬コケ、中顔面の支持、顎先の前後差、こめかみの凹みは互いに影響し合うため、複数部位をまとめて設計した方が自然なことがあります。

一方で、同じ総量でも部位配分によって印象が大きく変わるため、量そのものより、どの部位へどの役割を持たせるかを考えることが重要です。

頬コケ・顎・こめかみは、まとめて見た方が整いやすいことがあります

元記事では、頬のコケ、こめかみの凹み、顎を5ccで整えたことで全体のバランスが整ったことが示されています。

複数部位の支えが弱いときは、1か所だけ補うより、輪郭のつながりをまとめて整えた方が自然なことがあります。

注入後の方が小顔に見えることがあります

元記事でも、注入後の方が小顔に見える変化が触れられています。これは量を増やしたからではなく、凹凸がなだらかになり、輪郭の重心が整った結果として起こることがあります。

頬コケやこめかみの凹みが強いと、影で骨ばった印象が出やすく、顎先とのつながりも不揃いに見えるため、支えを補うことで柔らかい印象につながることがあります。

総量より、各部位に何を担わせるかを考えます

5ccという数字だけでは治療内容は決まりません。頬コケの補正を主役にするのか、顎先の前後差を整えるのか、こめかみの影をやわらげるのかで、同じ量でも設計は変わります。

診察では、正面、斜め、横顔でどのラインを整えたいかを共有しながら、各部位の役割を分けて量配分を提案しています。

費用の目安

  • ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
  • カテラン針使用料 ¥11,000
  • 前額施術料 ¥22,000

元記事ではボリューマ5ccを使用しています。必要本数は頬コケ、顎、こめかみの凹み方や目指す輪郭で変わるため、総量は診察でご案内します。

リスク・副作用・注意点

  • 内出血、一時的な腫れや痛みがみられることがあります。
  • アレルギー、遅発性反応、遅発性結節に注意が必要です。
  • まれに血管閉塞による皮膚壊死や視力視野障害など、重い合併症に注意が必要です。

複数部位に注入する症例では、各部位の役割を分けて設計し、安全性と自然な重心を優先して調整します。

References

根拠文献・専門情報

  1. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2021

    Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.

    一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。

  2. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2021

    Hyaluronic Acid Fillers for Midface Augmentation.

    中顔面の支持やボリューム補正でヒアルロン酸をどう使うかをまとめたレビューです。

  3. Aesthetic Plast Surg. 2023

    The Application and Efficacy of Hyaluronic Acid Fillers for Chin Augmentation.

    顎形成におけるヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. 頬コケ、顎、こめかみは一緒に治療した方がよいですか?

必ずしも全員ではありませんが、複数部位の支えが同時に弱いときは、まとめて設計した方が自然なことがあります。診察でどこを主役にするかを決めます。

Q. ヒアルロン酸を入れたのに小顔に見えることはありますか?

あります。凹凸がなだらかになり、輪郭の重心が整うと、量を足しても全体が小さく見えることがあります。

Q. 複数部位のヒアルロン酸で注意することはありますか?

内出血や腫れ、痛みが出ることがあり、まれに血流障害など重い合併症にも注意が必要です。部位ごとの役割を分けて安全性を優先することが大切です。

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症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。