メイクの陰影から考える中顔面の加齢変化とヒアルロン酸注入
イベントで行ったカウンセリングとメイクの陰影表現をもとに、こめかみ、頬、ほうれい線の見え方と、ヒアルロン酸注入の設計を整理します。
Medical Information
この記事について
- 医師監修
- 形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
- 監修日
- 2025年3月30日
- 公開日
- 2025年3月30日
- 更新日
- 2026年7月10日
診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。



Contents
目次
Our Information
当院・医師の見解
メイクのハイライトとシャドーは、光と影で骨格・ボリュームを見せる点で診察の観察に通じます。
一方、注入は組織を実際に変える医療行為で、メイクと同じ感覚で量を足しません。
短時間相談でも、希望だけでなく血流障害などのリスクを説明します。
General Medical Information
一般的な医学情報
中顔面の影は骨格、脂肪、靱帯、皮膚の変化が重なります。
ヒアルロン酸は支持を補えますが、過量では重さや不自然な輪郭につながります。
まれに血流障害や視機能障害など重篤な合併症があります。
光と影からボリューム変化を見ます
正面と側面を確認します。
メイクで変わる影と組織変化を分けます。
線ではなく支持を設計します
こめかみ、頬、あごの重心を見ます。
少量ずつ調整します。
注入は医療リスクを伴います
血管走行を意識します。
異常時は緊急対応します。
費用の目安
- ヒアルロン酸注入 1本 1cc ¥77,000
- カテラン針使用料 ¥11,000
製剤、本数、使用器具で費用が変わります。
リスク・副作用・注意点
- 腫れ、内出血、痛み、左右差が出ることがあります。
- 中顔面や鼻横では血流障害や遅発性反応など重い合併症にも注意が必要です。
- 線だけに注目して浅く埋めると凹凸が残ることがあるため、支え方を含めた設計が重要です。
当院では、ゴルゴラインを単独の線として扱わず、中顔面からあご先までの重心変化の中で配分を考えています。
References
根拠文献・専門情報
-
Infraorbital Dark Circles: A Review of the Pathogenesis, Evaluation and Treatment.
目の下のクマの原因分類、評価、治療法を整理したレビューです。
-
Infraorbital Hollow Rejuvenation: Considerations, Complications, and Treatment Options.
涙袋下の凹みやクマに対する評価、合併症、治療選択をまとめたレビューです。
-
Hyaluronic Acid Fillers for Midface Augmentation.
中顔面の支持やボリューム補正でヒアルロン酸をどう使うかをまとめたレビューです。
-
Whole-Face Approach with Hyaluronic Acid Fillers.
一部位ではなく顔全体のバランスでヒアルロン酸を設計する考え方を整理したレビューです。
よくあるご質問
Q. 全員に同じ治療が向きますか?
症状、皮膚の厚み、治療歴、希望するダウンタイムにより異なります。
Q. 一つの治療だけで十分ですか?
単独治療でよい場合と、段階的な組み合わせが必要な場合があります。
Q. 治療はどのように選びますか?
診察所見、根拠、安全性、費用を確認して選択します。
ご予約・ご相談はこちら
症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。