トーニング症例

レーザートーニング12回経過から見る継続治療の考え方

レーザートーニングでは、5回前後で色素改善が見えやすくなることがあっても、その後のメンテナンス継続で肌全体の変化をどう維持するかが次の論点になります。約1年半で12回継続した症例をもとに、当院の考え方を整理します。

Medical Information

この記事について

医師監修
形成外科専門医 乜 也(にえ いえ)
監修日
2024年12月26日
公開日
2024年12月26日
更新日
2026年7月9日

診療時の考え方や一般的な注意点を整理した記事です。 実際の適応や治療内容は、診察時に肌状態や経過を確認したうえでご案内します。

Contents

目次

  1. 当院・医師の見解
  2. 一般的な医学情報
  3. 5回での変化と、その後のメンテナンス継続を分けて考えます
  4. 継続治療は、色素だけでなく質感変化も見ながら設計します
  5. 外用併用と肝斑の混在は、刺激を見ながら慎重に考えます
  6. 費用の目安
  7. リスク・副作用・注意点
  8. 関連記事
  9. 関連施術・関連症状のご案内
  10. 根拠文献・専門情報
  11. よくあるご質問

Our Information

当院・医師の見解

当院では、レーザートーニングを、5回での変化を見る治療と、その後の肌メンテナンスを続ける治療に分けて考えています。

元記事のように、5回時点でシミへの反応が十分に見えていても、その後は1から2か月ごとに間隔をあけながら、加齢に伴う色ムラや質感変化を穏やかに整える目的で継続することがあります。

また、ZOスキンや高濃度ビタミンA、ハイドロキノンを併用する場合も、刺激を足しすぎないよう肌状態を見ながら進めることを重視しています。

General Medical Information

一般的な医学情報

ルビーフラクショナルトーニングは、全顔の色ムラやくすみを少しずつ整えながら、肌質変化もあわせて見たいときに候補になる治療です。

初期は2から3週間ごとに反応を見ながら回数を重ね、その後は1から2か月ごとのメンテナンスへ移る設計が使われることがあります。

肝斑が混在する場合や外用刺激が強い場合は、反応を見ながら慎重に出力や間隔を調整することが重要です。

5回での変化と、その後のメンテナンス継続を分けて考えます

元記事では、5回の治療とゼオスキン併用でシミへの効果がしっかり出ていた一方で、その後も1から2か月に1回のペースで治療を続け、約1年半で合計12回まで積み上げています。

このように、初期改善を確認したあとに、肌全体の色ムラや加齢変化を穏やかに保つ目的でメンテナンスへ移ることがあります。

継続治療は、色素だけでなく質感変化も見ながら設計します

元記事でも、ルビートーニングの特徴としてリジュビネーション効果が挙げられており、ふっくら感やハリの変化まで含めて経過を見ています。

そのため、トーニング継続では『シミが薄くなったから終わり』ではなく、くすみ、赤み、質感の揺らぎをどう維持するかも設計の一部になります。

外用併用と肝斑の混在は、刺激を見ながら慎重に考えます

高濃度ビタミンAやハイドロキノンを併用することで相乗効果を狙うことがありますが、刺激が強すぎると赤みや乾燥が出やすくなることがあります。

肝斑が混在する場合は特に、照射の反応と外用の刺激を見ながら、出力、間隔、ホームケアを調整して進めることが大切です。

費用の目安

  • 全顔(看護師施術)1回 ¥16,500 / 1クール目5回 ¥66,000 / 2クール目以降5回 ¥55,000 / 医師施術 1回 ¥27,500

初期クールとメンテナンス継続では回数設計が変わることがあります。外用併用や肌状態で提案内容は変わるため、診察時にご確認ください。

リスク・副作用・注意点

  • 照射後に数時間から当日中の赤み、乾燥がみられることがあります。
  • 1週間以内に薄いかさぶたができることがあります。
  • 炎症後色素沈着が生じることがあり、元の肌状態に戻るまで3カ月以上かかることがあります。

紫外線対策、保湿、摩擦予防、外用刺激の調整が大切です。肝斑が混在する場合は診察で慎重に適応を確認します。

References

根拠文献・専門情報

  1. Dermatol Surg. 2011

    Efficacy of 694-nm Q-switched ruby fractional laser treatment of melasma in female Korean patients.

    694nm Qスイッチルビーフラクショナルレーザーの反応を報告した論文です。

  2. Dermatol Surg. 2011

    Laser eradication of pigmented lesions: a review.

    色素性病変に対するレーザー治療の考え方を整理したレビューです。

  3. J Clin Aesthet Dermatol. 2024

    Update on Melasma Treatments.

    肝斑や色素性病変の治療で、手技と維持療法をどう組み合わせるかを整理したレビューです。

よくあるご質問

Q. 5回で改善しても、12回まで続ける意味はありますか?

あります。初期のシミ改善とは別に、その後は色ムラや肌質変化を穏やかに保つ目的でメンテナンスを続けることがあります。必要な回数や間隔は肌状態で変わります。

Q. 肝斑が混在していてもレーザートーニングを受けられますか?

受けられることはありますが、反応を見ながら慎重に進めます。肝斑の勢い、赤み、外用刺激の強さによって、出力や間隔を調整することが大切です。

Q. ZOスキンやビタミンA外用は併用した方がよいですか?

併用することがあります。ただし刺激を足しすぎると続けにくくなるため、赤みや乾燥の出方を見ながら組み合わせを調整します。

ご予約・ご相談はこちら

症状の見え方や適応には個人差があります。実際の治療方針は診察で状態を確認したうえでご案内します。